- Amazon.co.jp ・本 (566ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596912459
感想・レビュー・書評
-
購入済み
あらすじ
(BOOKデーターベースより)
大企業会長の叔父を支える富豪令嬢アナベルのもとに、いとこのルルが殺害されたという悲報が届いた。真相を解明するべく現地を訪れたアナベルは報道陣に囲まれ、心ない質問を浴びせられる。記者の一団を前に途方に暮れていたとき、どこからともなくたくましい長身の男が現れ、アナベルのウエストに腕をまわして記者たちを押しのけた。彼の名はクイン・コルテス。ルルの元恋人で、プレイボーイとして名を馳せている男、そしていとこ殺しの第一容疑者だ。この人に惹かれてはいけない―だが彼の熱い眼差しに、アナベルの心が揺れた。
ビバリー・バートンにしてもかなりサスペンスタッチの1冊でした。
ロマンス小説作家さんだって知ってなかったらかなりどきどきして読んだのだろうと思う。
なかなかいいサスペンス小説でした。
もともとロマンス小説の作家さんだし、出ている出版社もロマンス小説扱っているところだから絶対ハッピーエンドって思って読んでいたのですが間違いかしら?
このタイプの小説を読むとまぁ出てくるのよね、「幼児期に虐待された大人」。
その時期に(この小説では)母親に呪文のようにくりかえし浴びせられた言葉の呪縛から逃げられないまま大人になる。
アメリカって日本よりカウンセリングすすんでいたと思うのだけれど、一握りの裕福層の特権なのかしら。
大人は自分の稼ぎをセラピーに使う、使わない、の判断が出来るけれど、
虐待された子供のカウンセリングはどうなっているのだろうと本気で思ったり。
警官、元フットボール選手、弁護士、私立探偵。この作品は脇を固める男性陣も素敵に書かれているなとおもったら、次回のスピンオフのヒーローたちでした。
3ダースの薔薇の花より、1本の薔薇の花の方が素敵になる方法を知っているってすごいと思います。
プレゼントって値段ではなく、アイディア勝負かもしれませぬ。
Killing Her Softly by Beverly Barton詳細をみるコメント0件をすべて表示