原題:Love's Encore
ヒロイン:カミール・リーン・ジェイムソン 24歳
ヒーロー:ニコラス(ニック)・ベンソン・プレスコット 29歳or30歳
当時22歳という若きヒロインの思考回路が、この物語をややこしくさせていると思う。「世間知らずの私はもてあそばれただけだった・・・」だって。これが完全なる思い込みだとおもうよ。カミール。それか、アメリカ人でも相当のオクテだったのかな。日本人の女の子みたい。
再会があまりにも偶然すぎて、「これ、再会しなかったら、2人共それぞれの人生を切り開いていいったんだろうなぁ」と思うくらい偶然だった。むしろ、ニックのパパが、2年前の息子の荒みように疑問を抱いて、調べたらカミールの名前が挙がり、今回の改修作業にこじつけて二人を再会させてわだかまりを取ろうとした・・・って、持っていっても、ロマンス度は損なわれなかったような。はい、私は作者ではないので、これ以上なにも・・・。
しかし、最後の土砂災害で、か弱い女性の力で結構な距離突き飛ばされて無傷で災難から逃れたヒーロー・・・。長身で体格が良いはずだったよね。ハラハラした場面だったけど、ヒーローのこの助かり方が情けなかったよ~。
それにしてもカミール、あなた、自分の仕事に相当力をいれていたはずなのに、最後は仕事なんて、そっちのけだったぞ。アトランタの事務所やそこの仕事だってきっとたくさんあったはずなのに。すっかり忘れている感じで物語がおわってしまった。
キャリアウーマンのサンドラが描くヒロインなので、もう少し自分の仕事に対して、責任あるつけたしが欲しかった。
でもロマンス小説だから、めでたしめでたし、でいいのか(笑)。