悪魔公爵の子 (MIRA文庫 GH 1-4)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596914552

感想・レビュー・書評

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  • レトロでいい感じに「娯楽大作」を読んだという充実感があります。ヒーローがヒロインを追いかけ、悪魔公爵の妻、弟、姪、脇役も追いかけ、最後は公爵の網に一網打尽です。公爵の息子は25歳まだまだかないませんね。私は公爵の弟がいがいと好きですね。

  • 前作〈愛の陰影〉の主役2人の息子・侯爵がヒーロー。中産階級の娘ヒロイン。阿呆な妹のスキャンダルをふせぐためヒーローの元へ向った賢いはずのヒロイン(姉)だが 彼女も阿呆かも。だって自分のスキャンダル招いただけだもんね。さすが悪魔公爵の息子だなヒーローは でも公爵と比べるとまだまだ甘い。拉致監禁誘拐ヒーローが 逃げるヒロインをどこまでも追いかけて行く姿はなかなか愉快だったな。悪魔公爵の一族はとんでもない奴ばっかだな。

  • 評価が良さそうなので読んだけれど、ヒロインが妹を大事にしている描写がとくにないので、綺麗な妹に嫉妬してるように見えるし、侯爵とのやり取りも頭が良いという設定ならこんなことしないでしょと思うし、最後でヒロインが好きにはなれなかった。愛がなかったとしても、妹の相手と結婚するのは頂けないな

  • 1932年作品。昔は放蕩者と名を馳せた公爵の長男、侯爵ドミニク。彼もまた、有名な放蕩者で、さらに激しやすく冷淡。新たに起こした決闘騒ぎで、ついに公爵の堪忍袋も限界。フランスに飛ばされる事に。ならばと付き合っていた女性を同行させようとしたが、やってきたのは貞淑な姉だった。激怒したドミニクは脅してフランスへ連れ去ってしまう。よくある身分違いものかと思ったが、ロマンスよりも、フランスに舞台を移してからのドミニクの従姉妹とその恋人、ドミニクの母や叔父を次々巻き込み、大騒動へと発展する様が、とても面白かった。
    結局、最後にいい所を持って行ったのは、父の公爵だったかな。

  • 『愛の陰影』のレオニー&エイヴォン公爵ジャスティンとの間に生まれた息子のロマンスです。
    ジャスティン以上に短気で傲慢な息子の危険な魅力いっぱいの息子です。
    魅力溢れるアラステア一族の喧噪と、さらに凄みの増したジャスティンの存在感、ラストのメアリーの語りにはキュンとくる素敵な作品
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3602.html

  • 好き勝手し放題の悪魔公爵の子 * 美人妹を持つ中産階級の娘 韓流ドラマ並の怒涛の展開で一気読み。姉は「賢い」設定だが、自分から大トラブルに巻き込まれていくのが謎

  • 安心して楽しく読める作品。
    とにかく、悪魔公爵の一族のキャラ立ちがすごくて、面白い。
    最後は、パリからイギリスに戻ってくるシーンがあるともっといいなぁと思う。良いところで終わっているのが惜しい。

  • 『愛の陰影』の続編です。こちらも歴史小説として読んでも優れています。ロマンス小説の要素が前作よりも強いかもしれません。今に続いているロマンス小説の原型が示されています。
    服装などの描写にも注目です。女もそうですが、男も美しいことが要求された時代のお話ですから、豪華絢爛な世界に浸り切るのが一番、とはいえ、貴族達特権階級の高慢さ、悪徳などにもさらりと言及している作者の視線も見逃せません。

  • あひゃひゃひゃひゃ~。テンポ良し適度なロマンス良しトンデモアラステア一家良し、何よりもエイヴォン公健在で楽しかった!
    原書で先に読んでいたけれどGヘイヤーの英語は難しく、翻訳の方がこの本の面白さやテンポを楽しめました。うーん、好き。

  • 将軍は厳格な人だったのに、縁を切った孫娘に今更ながらに愛情を感じたということ?

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著者プロフィール

1902年、英国ウィンブルドン生まれ。1921年にThe Black Mothで作家デビュー。歴史小説やスリラー、ミステリと幅広い執筆活動を展開し、日本でも「悪魔公爵の子」(1932)や「紳士と月夜の晒し台」(35)、「グレイストーンズ屋敷殺人事件」(38)、「令嬢ヴェネシア」(58)などが訳されている。1974年死去。

「2023年 『やかましい遺産争族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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