夢迷宮への片道切符〈下〉―フェアリー・プリンセス (MIRA文庫)

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制作 : Julie Kagawa  宮崎 真紀 
  • ハーレクイン (2012年7月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596915108

夢迷宮への片道切符〈下〉―フェアリー・プリンセス (MIRA文庫)の感想・レビュー・書評

  • 割合本格的な正統派ファンタジー。
    人の夢や信仰から成り立っている存在は、人から忘れられる事で消滅していくという縛りは、神話・ファンタジーで定番の設定だが、この作品ではそれだけではなく…。似たような状況はミヒャエル・エンデの『はてしない物語』でも見られたが、それとはまたちょっと違う驚きの展開である。(しばらくファンタジーから遠ざかっていたので、もしかしたら既出な設定かもしれない。不勉強ですみません)
    語りも巧く、読者をどんどん物語の中へ引き込んでいく。冒険から帰って、一回り成長したミーガンが頼もしい。あらゆる面で猫らしいケットシーのグリマルキンが、なんだかんだ言いつつも結局、保護者的振る舞いをしてしまっているのも猫好きには楽しい。

  • 下巻です。

    上巻のレビューは、概要について思ったことを述べたので、下巻に関しては、切り口を変えて、「こうだったらもっともっと面白くなる!」みたいな所見をば。

    ネタバレになるので、未読の方はご注意を。

    あと、ぼくは基本的にこの作品を面白いと思っておりますので、ダメ出しをしたいわけじゃなく、あくまでも、「こんな風にしたらもっと面白くなるのでは!?」ということで。

    ---------------------------------
    1,基本構成について
    まず、基本構成が、良い。

    いきなり褒めてますが。

    上巻13章、下巻12章の計25章から成り立っている本書ですが、このペース配分と、それぞれの章で、それぞれに見せ場が作ってあって、非常に読み進めやすいです。

    25章で成立していると、たとえば、1章を5分でアニメ化すれば、全体で125分、1章が4分ならば、全体で100分の、劇場用長編アニメになると言うことです。

    これは、案外見落とされがちなのですが、とてもとても大事なことです。

    その時に、漫然と章を分けてしまうと、それぞれの章が持つ意味合いが薄くなり、結果、映像化の際に不必要な場面を削除したりする必要が出てくるのですが、本書は基本構成がきちんと成立しているので、削除する必要がありません。

    ちなみに、誤解のないようにいっておきますが、ぼくはこの作品は、徹頭徹尾、映像化向きの作品であると思っております。

    実際に映像化することを考えた場合、非常に構成を作りやすいです。

    2,主人公について
    主人公ミーガンは、何の変哲もないどころか、ネットおたくで地味で冴えない女の子、という設定ですが、それ自体にはなにも悪いところはありません。

    むしろ、ラノベにおける定番キャラとして考えた場合、これは妥当としかいいようがありません。

    きっと、海外にもいますよ、こう言うの。

    その彼女が、弟のために異世界へ旅立ったりするのは、王道中の王道であり、さらには、幼なじみだと思っていた妖精パックや、北の国王子アッシュから心寄せられるというのも、ロマンスとしては充分にいい、と思います。

    惜しむらくは。

    せっかく、今回のお話の肝が、アイアン王国という、コンピュータが発達したからこそ生まれた非道な妖精、という敵だったので、だからこそ、この主人公ミーガンのもつ、「ネットおたく」という特性を活かしたクライマックスが用意できていたらなあ、というのが、残念なところ。

    期待しますよ、そりゃあ。

    「半分人間だから鉄に触っても平気」というルールは間違っていないと思うんだけど、そこに、「人間として16年間生きてきたからこそ身についたスキルがあるのよ!」という方が、キャラクター付けに意味合いから考えても、良かったのではないかと。(ただし、クライマックス時点で、ラスボスを倒しうる「武器」が失われたときには、本当に、「どうやって解決するんだ!?」と、前のめりになって読むことができたので、基本構成は本当に良いのですよ、本当に)

    是非、続編では、ミーガンのこのネットおたく能力が活かされますように。(アイアン王国の行く末が非常に期待できないわけですが)

    3,シェイクスピアの世界
    シェイクスピアの世界というか、『夏の夜の夢』の妖精たちの世界、ですよね。

    この世界は好きです。

    でも、もっとおちゃらけた、間の抜けた部分があっても、良かったかな、と。

    戦争状態にあるという設定なので致し方ないですが、本家シェイクスピアは、どのような作品を描いても、必ずユーモアとウィットを忘れない劇作家だったので、その点で、ちょっと真面目すぎて、幾分退屈にも感じました。(王国厨房の女トロルとか、面白そう... 続きを読む

  • 話題なので乗っかって読んでみた。
    女の子が好きな要素がこれでもかと詰まってますね。続刊でどんな展開になるのか楽しみ。

  • ブクログさんの献本で頂きました。

    ナルニアに近いと思っていましたが、ラブストーリーの入れ方はトワイライトに近いのかな?
    若い子が好きそうですが、20代の私でもドキドキしました。
    あと、ストーリーが流れるように進んでいくので読みやすいです。

    キャラの個性が強いだけあって人の衝突も激しいし、葛藤も大きい。
    けれども、そういう部分部分がおもしろい。
    ただ、主人公の少女のコンピュータが得意だという個性が最後まで特に使われることがなかった。
    連作らしいので、次回なのかな?
    三角関係も気になる!

    今回ちょっと物足りない部分は次へお預けという楽しみなら満足できそう!

  • 【ブクログ献本企画作品】

    (ネタバレあります。ご注意!)

    読了~。

    アッシュの魅力満載の下巻だ。

    連れ去られた弟・イーサンを取り戻すために、妖精界と人間の世界を行ったり来たりする。

    ーーー

    主人公のミーガンが、ITオタクでてありながら、古代種族の血を引いている姫君であるというところに、作者のメッセージがあるような気がする。

    まだシリーズの第一作。
    一筋縄ではいかない妖精界で、ミーガンがどのような選択をするのか。

    続きが気になる。

  • この本は原書でもやはりティーン向け。
    これはすごく受けのいい本であることが分かるはずです。
    なんてことのない女子高生が
    運命を受け入れ、果てしない戦いへと
    身を投げ出さねばならないこと。
    そしてイケメンちゃん(笑)とのちょっぴり甘いロマンス。
    甘々じゃないのがいい感じです。

    これは現代に対する風刺もこめられています。
    そう、アイアン族のそれはまさに現代の象徴。
    だからフィクションとは言えども
    どこか他人事ではないんですよね。

    シリーズものなので
    これからこの3人+1がどうなるのやら!!

  • とても深い内容だった。
    話を読む中でわかってくる、人々の神話や非科学的なモノを信じる力が失われた結果による妖精界の変化、ミーガンが狙われる理由、ミーガン・妖精猫・パック・アッシュの冒険には、驚かされるものばかりだった。

    アメコメっぽい言い回しは否めないけど、それを差し引いても、すごく面白かった思う。

    最後、母親に会えるも、作中でイーサンをさらった犯人の情報を得る対価として支払ったものの重さがミーガンにわかっていないというのはすごく悲しかった。そしてアッシュと交わした契約を果たすべく、それを受け入れるところはカッコいいと思った。

    パックがダウンしてからまた出るかなと思っていたけど、ずっと出なかったのはちょっと残念だった。

    ミーガンとパックの恋模様かと思いきや、アッシュにどんどん惹かれあっていくところはとても面白いと思った。

    ファンタジー類はずっと抵抗があったけど、これを読んで、とてもその魅力に引き込まれた。

  • セクシーな敵国の王子様アッシュとやんちゃなボディーガードの妖精パックの2人の美少年に取り合いされながら、しっかり守ってもらうミーガンの冒険物語。

    "本当の名前"やら"雪の国"やら、どこかで聞いた言葉が多いの作品だけあって、それなりに読んでいて面白かったです。

    パックは助かったのか、ミーガンとアッシュはどうなるのかなど、続きが気になりはしますが、新品を買ってまで読む気はしません…

  • 自分の危険も顧みず、弟を助けようとしているミーガン。
    ここまで人のことを大切に思えるのはすごいのかも。
    今回のことで大きく人生が変わってしまったけれど、どうなっていくのだろう。
    今後が気になる話だった。

  • 映画や漫画のように、映像が浮かびやすい小説です。
    シェイクスピアがモチーフなので、読んだことない人はこれをきっかけに、古典を読むのもいいかもしれませんね。
    決闘するパックというのは、ちょっとドキドキしちゃいましたが、アッシュ王子優勢か・・・
    戦いの場面が多いのですが、若い人にはこれぐらいのアクションがいいのかも。
    続きがありそうです。

  • ブクログより献本、頂きました☆

    上巻より続いての下巻。
    読み終わったら、、、
    案外面白かった!!!
    というのが第一印象。

    しかも、この物語、まだまだ続くようですね。
    途中で何となく雰囲気を察したけれど…。
    しかし、先が気になってしまいました。

    ミーガンの冒険は、イケメン冬の王国王子アッシュとのラブを交えて進みます。
    明らかにティーンズな内容なのだけれど、
    しばしこんなことにご縁のないおばちゃんとしては
    なんだかドキドキしてしまいました。
    トキメキました。

    多分、あの『トワイライト』と似てるんじゃないかな!?(未読)
    一人のイマイチだった女子が実は・・・で、
    その彼女がモテ期を迎える…
    って言ってしまえば簡単だけれど、
    読み応えもありました。

    妖精とか、ファンタジーの世界に慣れているなら
    全然問題なく読めるかな。

    今回の上下巻で色々と伏線が撒き散らされた感じなので、
    その伏線が今後どうやって回収されるかが気になります!
    また、謎もまだ残っているので、それらがどう解決されるのか。
    ということで、きっと続きも読むと思います。

    でも、いつ出るのかな〜〜。

    【7/23読了・初読・私の本】

  • ※上下巻読了後の感想です。

    ブクログから献本として頂きました。
    レビューを見てみると、
    原作を読んだのが約1年半前…。
    3部作+1冊のシリーズ、私もまだ2巻までしか読んでませんが、
    大好きなシリーズなので、今回邦訳版が出ると聞き、
    どんな感じなのか読んでみました。
    …なので、私にとってはある意味、再読となります。

    日本語で読んでみて思ったのは、
    英語より全体的にドライ…?
    原作を読んだ時は、もっと妖精たちの殺伐とした感じが痛々しくて、
    ミーガンが可哀想でしかたなかったんですけど…。

    でも、この主人公をとにかく甘やかさず、
    ただ弟を救いたいだけなのに、
    あわよくば根こそぎ彼女の全てを奪っていこうと、
    ミーガンを追いこんでいくストーリー展開、
    現実の世界と妖精たちの世界が上手く交わっているところや、
    ただのおとぎ話ではなく、すごく現実味を帯びている設定が
    やっぱりこの作品の一番の魅力ではないでしょうか。
    もちろん、登場人物一人一人が個性的で、話し方もそれぞれ違うところも、個人的にお気に入りです。

    他の方のレビューを見てみると、
    ラストに疑問を持たれてる方が多いようですが、
    このシリーズ、まだ続いていくので、そう思うと
    あのラストはミーガンにとって、また新たな試練の始まりだし、
    「そこで終わっちゃうのー!?」という展開なので、
    邦訳版でも次巻が出ることを期待してます。

    この本を読んでから、
    「夏の夜の夢」を読んで(または観て)みると、
    また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか?
    私は、断然チーム・パックです(爆


    ○あらすじ
    6歳の誕生日に、父親が姿を消してから
    学校だけでなく、母親と義理の父、二人の間に生まれた弟との暮らしにも
    馴染めずにいる主人公Meghan。
    彼女の16歳の誕生日、弟のEthanが何者かに誘拐されてしまう。
    Meghanは彼を助けるために奇妙な“妖精”の世界へ足を踏み入れるのだが、
    そこで自分が妖精の王の娘であることを知り…
    (あらすじは参考程度でお願いします。)

  • ブロログのプレゼントで頂きました~わーい!
    なんとなく面白そうなお話だったので、手元にやって来るまでわくわく待ってたのですが、届いてびっくり、ハーレクインだったとは!

    初HQにドキマギしつつ、いい年で楽しめるのかどうか不安も覚えつつ、読み始めたのが昨夜のこと。

    ……ふつーに面白い!

    途中、主人公ミーガンのあまりの不運っぷりにかわいそうになったり(いちいち痛そうで、読んでて眉間にしわが寄ったくらい。)、
    はたまた、ナイト二人からの守られっぷりに”やっぱり主人公がおいしい展開か...!”とにやにやしたり、
    下巻の、王子の出張りっぷりにパックが不憫になったりw
    様々な伏線が回収されぬまま終わってしまったことにもやもやしたりしたけれど、
    すべてがめまぐるしく流れていく妖精界の話なんだから、気にしたってしょうがない。

    そう割り切って読めれば、素直に面白いストーリーだと思います。

    ティーン向けのお話ではありますが、小さい頃、ファンタジーの世界に魅了され、お姫様や妖精や魔法に憧れたことのある人なら、きっと楽しく読めるはず。
    プラス、素敵な妖精男子2名が絡む三角関係も楽しめるので、夢見るオトメさんにもお勧めです。(私含め・笑)

    とにかく続きが気になって気になって!

    続きは10月発売予定だそう。
    うう、きっと買っちゃうだろうなあ...。

    またひとつ、続きが楽しみな作品に出会わせてくださったブクログとハーレクインに感謝!

  • テンポよくさくさく話は進んで気持ち良いくらいですが、終盤はあっけないというか、物足らないというか、あれここで終わるの、こんな終わり方なんだ。と拍子抜け。
    ですが訳者のあとがきには「今後の展開が……」とあるので、続編が出るらしい。
    下巻に収まりきらなかった部分は、次作で明らかになっていくのでしょう。

    上下巻だけでも十分楽しめるけど、続編が出るならそれも楽しみになるようなお話でした。

  • 「え、これで終わり?!続編はないの?!」
    そんな終わり方だった。決して悪い終わり方ではなかったが、あと100ページ程ほしい。
    ミーガンのその後が気になるし、パックがどうなってしまったのかも気になる。3人の三角関係はどう展開していくのだろう。
    私は妖精を信じる。ピクシーやトロル、グレムリンも全て信じる。この本を読むまで昔大好きだった想像することを忘れていた気がする。この本を読んで思い出した。昔の私はお姫様や妖精さんが大好きで、空を飛びたいとずっと願っている女の子だった。
    今は大学で生命の仕組みや科学の謎を学んでいる。けれど、どうも真実を突き止めることに執着できず、「分からないままでいい」と思ってしまう。そんな私は実験レポートの「考察」が苦手だ。そうやって夢の世界にいたいと願う理系大学生には不適な部分も、「妖精界」の役に立っているのかもしれない。
    ああ、とんがった耳がほしい。

  • ≪内容覚書≫
    弟を探して、≪夏の王国≫から≪冬の王国≫を目指すミーガン。
    お供は、妖精パックに冬の王国王子アッシュ、そして妖精猫。
    しかし、そこに、新たな妖精が現れて…。

    妖精界の大ピンチに、ミーガンはどう立ち向かうのか。
    そして、弟を取り戻し、無事に家族の元に帰れるのか。


    ≪感想≫
    ミーガンが冬の国の王子様の「セクシーさ」にときめくのは、
    さすが海外文化だと思った。
    日本の小説だと、「セクシー」は、男子にあまり使わないので、
    なんだかこの表現に出会うたびに、モゾモゾする。

    古い妖精が、新たな機械妖精たちに負けてしまう設定は
    面白いと思った。
    説得力と夢のある設定で素敵。
    妖精を信じてあげよう、という気持ちになった。

    また、妖精たちの感情表現が薄いので、
    アッシュとパックの気持ちがわかりにくく、
    ミーガンと同じようにもどかしい思いをさせられた。
    ミーガンの恋に、ハッピーエンドはやってくるのか?

    そして、まさかの以下続刊?

    ひとまず、ミーガンの弟を取り戻す旅は終わったけれど、
    冬の王国への訪問、機械妖精との戦い、と、
    まだまだミーガンの試練は続いて行くはず。

    ハーレクインのプレゼント企画に、
    うまくはめられてしまったようだが、
    続刊が出るようなら、
    この先は、自分で購入して楽しんでいきたいと思う。

  • パックかわいいなぁ頑張れ。
    というか、シリーズものなんですね。続き気になるなあ

  • 上下巻合わせての感想。とにかく展開ががんがん進みます。なにしろファンタジー世界の住人達が基本的に理不尽で、理由とか葛藤とかそういうのは別にないのです。めまぐるしい展開、めまぐるしい感情の変化。派手で楽しくはあるのですが、何故?とか、この人は?など、いちいち疑問を差し挟んでいると読んでいて置き去りにされます。ひっかかることはいくらでもありますが、分かってしまえば単純に娯楽として楽しいです。そして女子的にはやっぱり恋愛要素…大味だけど、王道で、悔しいけれど気になる!この恋愛要素のおかげで、続編もきっと読んでしまうでしょう…。私は断然パック派です!

  • おもしろかった。
    が、これってシリーズものだったのねっ!
    一応ひと段落はついたけど全然終わらんかった~!
    がーん。
    下巻で妖精界をめぐる問題も、パックとアッシュの問題も
    ミーガンの力のことももろもろ全部まとめて解決~っと期待して
    読んでいたので、ちょっと肩すかし。
    いろいろ問題山積なままじゃ~。
    ま、まあ一応弟は助けられたので、そこはよかった、うん。
    相変わらず下巻も妖精たち、怖ろしすぎでした。
    スプラッタじゃー。
    あ、でもラストらへんにでてきたちっこいの達はかわいかったー。
    剣と矢を渡してくれたときはマジで感動した。いいやつらだ~。
    でもなんかこれからが本番って感じ。
    あとがきに本国ではファンの間でアッシュ派とパック派に
    分かれているとあったけど、でしょうね、と思う。
    でもミーガンの心は完全にアッシュに向いてるよねー。
    うう、パック不憫な。
    オレが連れて行ったのに、そいつと契約をしなくても、
    のセリフが泣けた。おおっ、パックマジだったのね、と。
    でもしかたないよ、アッシュカッコいいもん。
    しかもよく考えたらロミオとジュリエット状態??
    アッシュのかつての想い人のこともあるし、これは結構
    切ないラブストーリーに発展しそう。
    しかし、なんか急にラブラブ展開になったような・・・・。まあ恋は突然に~ってやつなのかしら。

    「必要なものはもう全部持ってるから」
    居場所がない、と思っていた少女。
    でも大切なものはなにか、知っていた少女。
    わけのわからない世界で、それでも自分を手放そうとしなかった先で、まるで最初から分かっていたかのように
    言ったその一言がとても印象的だった。
    それからグリマルキン(この名前呼びにくいなー)の
    選択する道はいくつもあるさ、とゆーセリフも。
    その時の選択が即自分の存在そのものに関わってくるような
    妖精界、もう既にその選択によってミーガンは大切な思い出を
    ひとつ失っている。
    あちらの世界に踏み込んでしまったからには、もう戻れないのだろう。
    さてお話はまだまだ続くよう。
    失った思い出の中の父親は?パックは戻ってこられるのか?
    そしてアッシュとの恋の行方は?
    自分の力の使い方も分かってきたようだし、ミーガンは
    もっと強い女の子になっていくような気がする。
    うん、中高生ぐらいなら夢中になるような物語だと思いました。



    と、こんな感じのレビューでいいのかな?
    いつも通り自分が書きたいことだけ書き散らかしたが・・・。
    とにかくブクログさんハーレクインさんありがとうございました~。

  • 途中でいろんな事柄がほったらかしになっていたけど、それが最後に ”キター” って感じでしょうか?この続きが出たらいいなぁ。いや、きっと続くに違いない。

  •  あれ、こんなときめきやワクワクをわたしはどこに置いてきちゃったのかな? と遠い目になりながら読了。上巻に引き続き平易なことばで訳された抜群の読みやすさが、妖精界への行き来を簡単にしてくれる。
     ミーガンが弟へ辿りつこうとする旅路は、まさに冒険。その冒険に、置いて行かれないように一気に読んだ。

     やがて姿を現してくるアイアン王国の在り方は、見て見ぬ振りが上手くなってしまった現代の世相を感じさせる。流されることに疑問を持たないこころが、想像力の欠如につながっているのか。
     上巻でも「きゃーっ!」とジタバタする羽目になった氷の王子の振る舞いに、今回はむずむずしてさらには後ろめたくなった(笑)。「若いって強さなんだなあ」としみじみしてしまう感情もあるので。そうやって“若さ”のせいにして逃げなければ、わたしにもひとに誇れることが増えるのかもしれないとおもいながら。

     “弟を連れて帰る”という旅の目的は、そのままミーガン自身の無事も願う読者にとっては譲れない結果である。その信念を貫き通そうとする彼女の歩みは、別の角度からみれば頑固にもなってしまうのかもしれない。けれどその一途さは、少女だからこその魅力を存分に発揮しているということ。
     何を持たないで何を持っているのかに気付き、ひと回りもふた回りも成長したことを見せつけてくれたミーガンだが、1作目である本書の幕引きは不穏。読み終えた今も、回収されていないキーワードが引力のように機能しているのが見事。

     ふとおもうのは、ミーガンは半分妖精であるということ。人間の血が流れている彼女には、描かれてきた想像力のたまものの影響はこれからもないのだろうか。まさかからだの右半身だけが透明になってしまうなんてことはないだろうし。
     彼女がこれから選ぶことによって、左右されるものはなんなのだろう。

  • やたら、アッシュが出張る下巻w
    恥ずかしながら、良く知らずによんだら、これシリーズものやん!
    上下巻で終わりじゃなかった!

    んで、やたら伏線ありすぎて、どう回収されるか気になる!
    とりあえず、妖精になるのか?主人公!
    アッシュと戻ってどうする?どうなる?
    冬の王国でいいように使われてしまうのか?
    それとも、混血児のメリットを使いまくって....?
    ていうか、仮死状態パックどうなる?
    それに、幸せな記憶とられちゃったけど、パパ(妖精じゃない方)探すの!?そもそも生きてるの!?
    アイアン王国の旧王さまは生きてるし、今の人間は現代社会をますます発展させて、地球温暖化になんやらかんやら、やらかしまくってるから、それもどんどん妖精界にも影響してくのかな?
    アイアン王国だけじゃなくて!

    とにかく、続きが気になる巻!

    これからが激アツかも!
    出たら読むな。間違いなく。
    無名作家とHQに期待。

  • 〈フェアリープリンセス〉1作目

  • 2013年1月31日読了。

  • この分量なら上下巻に分けなくても良い。これもマーケティングか?何故MIRA文庫なのか謎。

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夢迷宮への片道切符〈下〉―フェアリー・プリンセス (MIRA文庫)の作品紹介

弟を取り戻すため、幼なじみのロビーと妖精界に飛びこんだミーガン。だが途中ではぐれてしまい、ようやく見つけたとき彼は妖精王の手で鳥の姿に変えられていた!頼みの綱をなくしたミーガンに、さらに衝撃の事実が告げられる。彼女は人間の母親と妖精王との間に生まれた、2つの種族の血を引くプリンセスだというのだ―皮肉屋の猫やクールな冬の王子まで現れて、波瀾含みな怒涛の後編。

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