- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596916662
作品紹介・あらすじ
1850年、英国。ある晴れた日に馬で出かけた男爵家長女ケイトは、見目麗しい紳士と衝突し、脳震盪を起こさせてしまう。慌てて屋敷に連れ帰るが、目を覚ましたとき彼はいっさいの記憶を失っていた。持ち物からわかったのはエドワードという名前と、彼が裕福だということだけ。医師にも絶対安静と告げられしばらく屋敷で介抱することになるが、彼はなぜか地味で冴えないケイトに興味を持ったらしく、誘惑めいた視線を向けてくる。どこの誰かも知れない人に惹かれてはだめ――そう自分に言い聞かせながらもケイトの胸は甘く疼き……。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
よかった!
ちょっと前のカーライルは微妙な物もあったけど、キャラの好みだろうな~、ってわかった。
この作品はヒロイン・ケイトが好き!
あと、妹のナンシーもいいなあ。
ダメなのは、やっぱり、母親ですね。
なんであんなに振り回されっぱなしになっているかな~。
思いやりがあるのはわかるんだけど、その表し方が迷惑この上ないなあ。勘弁してほしかった... -
屋敷を切り盛りして領地の財政を立て直す生真面目なヒロイン・ケイトは、ある日怪我をさせてしまった男性を拾うという記憶喪失もの。
荒れた人生を生きて来たエドワードが自分を取り戻した時、本当に求めるものは何かについて葛藤しながらケイトへの思慕を深めてていくのだが、周囲に引っ掻き回される様がいい感じのロマ。
読み応えのある文章量だが、二転三転する展開で最後まで一気に読める。ものすごく感動!とは言わないが、エンタメロマとして楽しめる作品だった。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5157.html -
ケイトとエドワード。
設定も展開も盛りだくさん。
ちょっと卑屈になりがちだけど実際的なケイトは好ましい。
母親のオレリーが面白くいい働きをする。(引っ掻き回すとも言う)