仕組まれた縁組 (ハーレクイン文庫 386)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596933867

感想・レビュー・書評

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  • 前妻の裏切りによるトラウマ持ちの伯爵ピーターだが、後継の必要に迫られ借金の代わりのようにペネロペと結婚した。ペネロペが盲目なのを後で知らされてもさほど怒らなかったのが意外。でもそのトラウマゆえに素直に愛せず、ペネロペを酷く傷つけてしまい、彼女もまた、自分の気持ちに蓋をしてピーターとの間に壁を作ってしまう。ピーターの心の葛藤と、彼を思いやるペネロペの優しさがとても辛かった。ピーターの爵位を狙う従兄弟と元愛人の企みでやっと2人は…という定番な話だけど、主人公2人をはじめ、ペネロペの姉妹、ピーターの友人とキャラクターがとても良かった。
    さすがにラストに訪れたペネロペの幸運はチョット出来すぎな感じも…

  • 賭けの代金の代わりとして伯爵ヒーローに嫁いだ盲目のヒロイン。
    前妻の男癖の悪さに悩まされたヒーロー、愛人も似たような性悪な女性を選ぶ辺り女を見る目がない。
    そのトラウマのおかげでヒロインにも本気になりたくないと冷たい態度をとる。
    優しくなったり冷たくなったりと忙しいヒーローの相手をさせられたヒロインが可哀想だった。
    ただヒーロー視点もしっかり書かれており、反省や後悔したりする姿が憎めない。

  • 事故で視力がほぼ見えない状態のペネロペが、双子の妹の代わりに、借金の片にと妹の振りをして伯爵の元に嫁ぎます。
    視力の事を知ったなりは痛烈な言葉と態度でしたが、その後は伯爵を始め屋敷中の人達が気遣いを見せ、読んでいても安心感がありました。
    二人が最初から思いあっていたにも関わらず、その事を認め合うことがなかなかできなくてすれ違うこともありましたが、大きなヒビが入るまではいかず、命を狙う敵に一緒に挑んでいき好きな流れでした。
    どっしりとした内容ではなく、軽く読めるので時々リピしてます。

  • 私的には可もなく不可もなくといったところです。
    全体の印象は穏やかに流れる川のようで、安心して最後まで読めます。
    ラストのヒロインが横恋慕されている男に攫われるシーンはは緊迫感がありました。
    安心して読める分、少し物足りない気がしたというのが正直な感想です。

  • 目の不自由なヒロインをいかにして結婚に持ち込むか、巧みな筋立てには楽しめました。しかし、煮え切らないヒーローです。何度もヒロインを傷つける態度をとり、もうちょっと懲らしめてやりなさいと言いたくなります。後半は陰謀がからんで緊張感ある展開に3.6★

  • この作品で、この作者が大好きになってしまいました。今の所、この人の作品、外れなしです。

  • フォリオット家の双子の姉ヒロイン。伯爵ヒーロー。急遽花嫁探しをすることになったヒーローが見初めたヒロインには問題があった。ヒーローの戸惑いや騙されたって気持ちはわかるがヒロインの健気な態度や明るく前向きな性格は彼を惹き付けるものだ。二人の結婚が前向きにすすみだそうとしてたのに彼らの邪魔をする狡猾な奴らのせいで大変な目にあったが 結果彼女に大きな贈り物がまっていたから良かったわ。

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