会議室の恋人 (HQ comics オ 1-11)

著者 : 荻丸雅子 ナタリー・アンダーソン

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2012年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[フードライセンスマスター吉岡さんの感想 · 2021年7月1日]

主人公男性は大手飲料メーカーのCEO。
「レディに最高級のワインを」、「オーガニック農園とワイナリーをプロデュースするついでにもっとカジュアルなレストランチェーンももってるよ」
ワイングラス+料理、コーヒーカップ、パティーの残り物皿盛、
みかんのパッケージの缶ジュース。

[kobayakawabooksさんの感想 · 2016年9月3日]

飛行機の最終便に飛び乗り、唯一の空きのビジネスシートに座ることになったアマンダは、かつて拒絶された恋の相手・ジャレドと再会する。
かつてはお嬢様と貧しい青年だったが、彼は成功し実業家、アマンダは家が落ちぶれ小さな広告会社で働く身という逆転した立場に。
彼は以前と同じようにアマンダをお嬢様だと思い、過去の劣等感を抱いたまま誘惑してきて…。
立場逆転・ちょい復讐もの。
最後に作者によるあとがき1ページ付き。

よくあるハーレクインパターンだけど、荻丸作品にハズレなしと勝手に思ってて、やはりこれも安定してる。
とはいえ、主人公のひたむきさはお嬢様ゆえなのだろうか。
逆に復讐してしまいそうな気もするけど。

(追記)
またレンタルしてしまった。
読み返すとまた良し。
過去に拒絶され、思いを引きずり、再会して動揺しまくるヒロインと、結局気になるヒーロー。
読者はどちらの心理も読んでるからいいが、ヒロインとしては辛いだろうな。
健気なヒロインの切なさや、祖父とのつながりもよく描かれていて、じーんとなるが…、やはり読者の特権になるかな。