チッチと子

著者 :
  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 62
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620012704

感想・レビュー・書評

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  • 夫の友人からお借りしました。

    ギリギリ生活が出来、次にくる小説家、と言われ続けて10年になる耕平と、母親を事故で亡くした小学4年生の息子・カケル君の神楽坂での日常を描きながら、直木賞受賞なるか?!というドタバタを描いた作品です。

    さらりと読めて、まるでファンタジーのように主人公も周りのわき役もみんないい人ばかりで展開する、とても読み心地よい作品でした。
    現実感のないこういう小説もたまにはいいなあ、と思いながらいい子のカケル君にうるっとしました。

    また、私は作家さんを尊敬しているので、こういう受賞の裏側とかの話は興味があり、そういった意味でも楽しく読むことが出来ました♪

  • 石田衣良の多くは空気感が合わないのだが本作はおもしろかった。
    執筆業の辛さを、ほのぼのとしながらもリアルに描いている。
    一方で妻の死については都合がよすぎる。
    4日前に元気溌剌だって1分前にブルーになればどうなるかわからない。
    とにかくハッピーエンドが良かった。

  • 亡くなった妻との思い出を胸に生きる父と子の姿に感動

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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