砂のクロニクル

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著者 : 船戸与一
  • 毎日新聞社 (1991年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (586ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620104478

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砂のクロニクルの感想・レビュー・書評

  • 600ページもある大作だった。間違いなく途中で頓挫するタイプの本だと思ったけど、貪るように読んだ。文章力とか構成力とかそういう次元を超えて、こうも惹きつけさせるのは何故だろう。
    クルド人が関係する本は以前、「トルコのもう一つの顔」(小島剛一)の本である程度は把握していたけど、この本でクルド人に関わる問題を少し把握できたかもしれない。イスラム圏で起こっている現実もなんとなく理解はできないけど、現実はこうなんだと。クルドは以前から個人的にキーワードの一つと思ったけど、確信したかもしれない。

  • 内容はとても面白いのだが、文体がちょっと苦手。

  • 山本周五郎賞(1992/5回)

  • 船戸与一の一押し。
    久しぶりに文庫版で読み返してみた。
    何度読んでも面白い。

  • 1980年代の砂の国で行われる処刑はいつまでも終わらず、
    ハジと呼ばれる日本人を中心とした年代記はいつかは終わる。

  • 船戸与一の最高傑作だと思う。
    中東の複雑な民族紛争の中に弾けるバイオレンス。
    約20年前に初めて読んだ時は、本の分厚さとその内容に度肝を抜かれた思い出の一冊。

  • イラン革命後の話…でいいのかな。理解力足りないけど、おもしろいから必死で読んだ。なんか自分が全然知らない世界。武器商人とか、中東の情勢とか、少数民族の独立問題とかさ…。2人のハジが最後に出会うシーンはゾクゾクした。
    どうでもいいけど、「蝦夷地別件」然り、少数民族に銃を与える話が好きなのかしらこの方?

  • 4月20日読了。「このミステリーがすごい!」1993年度の第1位、国内総合でも22位の作品。イラン・イラクからの分離独立を目指すクルド人、イラン・イラクイスラム革命を成功させようとする革命防衛隊の闘士が翻弄される運命と、その間をたゆたう「ハジ」と呼ばれる2人の日本人の運命とは。骨太で、実に面白い物語だった。この本にあるとおり、イスラムであれ何であれ現実世界では革命・テロリズムは常に利権をめぐる人々の思惑、異なるイデオロギー、平凡な生活を望む思いによって当初の希望の輝きを失い、存在意義すら見出せなくなっていくものなのだろうか。

  • 壮大なドラマ。
    歴史に基づいた設定でイラン・イラク戦争についても学べる。
    二人のハジ(巡礼者の意)と名乗る日本人の物語。
    実際には全く関わりのない2人の運命が絡み合う。
    泣けます。

  • 中東の混乱・・民族紛争の痛いほどせつない悲しさが溢れているメッセージ性の強い作品。強烈なインパクトをうけた。

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砂のクロニクルの作品紹介

それは、現代史大逆転の、最後の賭け。二万挺の自動小銃に託された、壮大なるロマン。ロンドンからモスクワへ、そして戒厳令下のイランへ。日本人武器商人は、ひた走る。歴史の隠された真実を明かしながら。煮えたぎる情念をまき散らしながら。物語作家としての天才と、メッセージのすべてを叩き込んだ未曽有の巨編。

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