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- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620105222
感想・レビュー・書評
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埼玉県のある市で、日本脳炎と思われる患者が出現した。その数は瞬く間に急増するが、その死亡率・後遺症の高さは一般的な日本脳炎とはどこか違っていて…仕事であるために逃げることもできない「現場を駆け回る人々」と、対応の遅れやすい「お役所」の苛立たしい動きを描いた小説。子供のためにはこれでよかったのだという正しい答えや安心が得られにくい予防接種は、親としては毎回悩むだけに、他人事ではなかった。これから夏を迎えるというこの時期に読むと、恐ろしさがいっそう増す。
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私が一番最初に読んだ篠田ホラーの本です。
誰も目立った主人公がいません。民間の平凡な保健所の職員が、難病と闘う姿に我を忘れて読みました。実際におこりそうな病気で、怖いなと。実感。
わが子にも予防接種させたか、確認しました。