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- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620105376
感想・レビュー・書評
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帝国は、首都と郊外のあいだ、この世とあの世のあいだ、神と人のあいだ、日本と他国のあいだに挟まれたところにあるらしい。
著者が言うようにこの小説は郊外が舞台だ。現代ではなく昭和の郊外。
この小説を読んで懐かしく感じるのは、そのせいだろう。それと安心もする。この社会から逸脱する生き方もあるのだと教えてくれるから。がんじがらめの社会だと思うけど、視点や心持ちを少しずらすだけで違う世界があるのだ。この小説でいう帝国が。私もできるならなりたい。帝国の住人に。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
便器から狂ったように読み続けた。