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- Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620105802
感想・レビュー・書評
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デラックスガッツ
市民社会と闇社会との対峙がテーマである。しかし、肝心の犯罪組織の動きを追わず、それに対処する側(警察や新聞社)に焦点を当てている。それが本書をドキュメンタリー風に見せているのだが、さすがに下巻になると、なぜこんな長い話を読んでいるのか、所詮フィクションなのに、という気がしてくる。最後に合田が出世したのは良かったと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上下巻合わせて一体どこが一番の山場だったの?と思うほど終始、淡々としていた。多くの登場人物が無気力なオーラを全身にまとっていた為かもしれない。
全体的にやはり難しい。世の中の仕組みを全然わかっていない自分がいけないのだが、経済・警察・マスコミ・暴力団などなど世の中思いもしないところで因果な関係があるのだなと勉強になった。
まとめると、難しかったがその分勉強になったなと。思う。ストーリーも引き込まれるものがあったしね。 -
2009年2月15日読了
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いろいろなものを失い、これからも失っていくのは分かっていたが、失うという言葉は適切ではなかった。葉を落とし実を落とした落葉樹が枯れはしないように、また一つ節目を移動したというべきだった。