オルファクトグラム

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著者 : 井上夢人
  • 毎日新聞社 (2000年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (553ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620106083

オルファクトグラムの感想・レビュー・書評

  • いかにもミステリィな導入部から、犬並み?“嗅覚” の獲得という展開に不安を覚えたが、面白かった!
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/13555319.html

  • 2014年10月19日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「顔」。

  • 高校の頃に読んだのをふと思い出して本棚に登録。また読んだら星つけますが、すごく印象深くて今もその世界のイメージを思い出せる。

  • 星3,5 犬以上の嗅覚を得た人間の、感覚の表現が興味深く読めた。

  • 「匂い」が見えるという、SF的な設定を詳細に描く文章力は流石です。リアリティーがありましたし、「嗅覚」に関する薀蓄も興味深く書かれていたので楽しく読めました。
    しかし、犯人を追いつめていく過程は迫力不足でサスペンスとしてはやや物足りない印象でした。

  • ある事件をきっかけに視覚を失い、代わりに鋭い嗅覚に目覚めた男が殺人犯を追う。

  • なんかすごい嗅覚もった人の話。

    文章自体は軽快でミステリーながらも難しく考えながら読む必要なくスラスラ読める。
    鼻。

  • ぼく片桐稔は、ある日、姉の家で何者かに頭を殴られ、一か月間意識不明に陥る。目覚めたぼくは、姉があの日殺されていたと知らされ、そして、鼻から「匂い」を失ったかわりに、とてつもない嗅覚を宿すことになった。姉を殺したヤツは同じ手口で次々と人妻を手にかけていき、ぼくは――。
    斬新な発想で独自の世界を築き続けてきた著者が、満を持して放つ、新たな衝撃作。(内容紹介)

  • 面白いらしいけど
    小生には合わなかった…

  • 厚さのある本ですが読みやすいです。
    主人公の特殊能力はすごく独創的なんですが、このぶっとび具合に対して、話全体は妙に地味な感じでした。読後は爽やか。
    作者さんは岡島二人のかたわれ。

  • 描かれていた犬並みの嗅覚の世界が、具体的であり独創性があって面白かったです。ただ、内容の5割が似たような嗅覚の描写のため後半は食傷気味かも・・。

  • 不思議な小説でした。オルファクトと言う単語も初めてしりました。
    嗅覚のことだそうです。そのタイトルどおりのお話。


    ある事件をきっかけに脅威の嗅覚を見につけてしまった主人公。
    その、脅威の嗅覚を絵にするという画期的な切り口。
    ミステリーと言うよりはファンタジーに近い世界。


    たとえば、ルビー色の粒子、ベッコウのような色のねじれた短冊の形、クリーム色のボールを三つ三角につなげたような形。。などなど。。

    素敵な匂いの描写が続く。。。(そこが本当素敵なのです)
    本当に目に見えるように書かれてます。。きらきらと。。。

    非現実的な出来事をあたかも現実のように書いてます。すごすぎます。
    実は8歳で亡くなった彼の双子の兄にも起こってた変化。。
    「風がきれいだね。。。。見えるだろ?」 あの頃は見えなかった。。。

    今なら見える。。同じ世界を共有してた兄。。。その匂いの世界に一人ぼっちになってしまった主人公。。。とてもせつなく、もおだやかに書かれてます。

    そしてまたその嗅覚と引き換えに失うものも。。。。
    最後は本当に本当にせつなく、でも明るく終わります。。。。



    すごい分厚い本なのですが、止まらなかった!4、5時間で完読。
    (朝日を見ました。。。)

    絶対お勧めします。本当良かった。心から、うん良い本だと思った本でした。。

  • 発想の勝利。匂いがカラフルな球形に見えるという力を持つ人が主人公。読んでいて目の前に球が見えるような描写が素敵だった。

  • 匂いで感じ取る「色」「形」嗅覚の共感覚っていう発想がオモシロイ☆

  • 夢人氏の作品は、どうも途中まで凄い面白いのに最後の最後で失速する感が……。でも独特の設定で面白かった。

  • 相当面白かった 鼻という器官が発達するとこうなるのかと とても想像力がありかつ話に引き込む

  • SFサスペンス小説といっていいのではないだろうか。 鼻というより脳ってまだまだ不思議で未知の世界だなっと思った。

  • 「クラインの壷」もそうでしたが、なんといっても着想が面白い!

    事件に巻き込まれて、超人的な嗅覚を獲得した主人公によるミステリー小説。
    「嗅覚」と言うと、つい「匂い」を連想しますが、そうでないのがミソ。
    嗅覚の「共感覚」が備わった感じでしょうか。
    匂いを匂いとしては感じず、「形」「色」で視覚的に認識する。

    今でこそ、自分も「共感覚」と言うことを知識として知っていますが、
    本書発行当時に、この着想にたどり着いたのがすごいなと
    この感覚の描き方も面白いとおもうし。

    ただし、ラストをミステリー小説としては、手堅くまとめているんですが…

    個人的には、「他者と共有することができない嗅覚による証拠は、なんら客観的な証拠としてなりえない」と言う点をどう崩すのかを楽しみにしていたのですが…
    そこが残念なところかな。

  • とても読みやすいなぁ。
    ある意味マンガのように読めるよ。

    香りに対する表現は面白いよね。
    実際に犬とかそうやって感じてるんじゃないかなって思っちゃうかんじ。
    説得力があったね。
    ただ、少し本筋のサスペンス度合いはイマイチかなぁ。

  • 臭いが目に見えるというお話。
    匂いで事件を解決していく。

    なかなかテンポよく読めたし、繋がるのが面白かった。

  • 面白いなぁ。視点が面白い。
    現実的にどうなんだろう?と云う難癖は抜きにファンタジーとして受け入れられる。
    ファンタジーと言っても血なまぐさい陰惨なミステリでもあるのだけれど、犬より優れた臭覚を持って犯人にたどり着く…あってもよさそうな気がする。もちろん実際には例え臭いが目で見えたとしても厳しいのだろうけど…ファンタジーですから。
    最近の空気清浄機はオナラを認知して勝手に作動するというから…臭いに色形があったなら…それはもう誤魔化しようがなく…“悟られ”の次に恥ずかしいことですね。
    分厚い本ですが、苦なく読み応えありでした。

  • ●あらすじ●
    風が、ぼくの周りを舞っていた。色とりどりの、匂いが作り出す世界。
    ——ミノル、きれいだね。
    トオルの声が言った。
    ——風。見えるだろ、ミノルも。

    片桐稔、23歳。アマチュアバンド「チャーリー・ブラウン」のギタリストである。ある日、完成したCDを持って姉・千佳子のもと訪ねた稔。ところが姉は全裸でベッドにくくりつけられており、助けようした稔も背後に隠れていた犯人に頭を殴られ意識不明の重体となる。
    1か月後、目覚めた稔は姉が殺された事を知り、同時に自分の嗅覚に異変が起きていることに気付く。これまでの「匂い」を感じなくなった代わりに、匂いが様々な色と形となって見えるようになり、人間には区別ができない匂いの違いも判別できるようになっていたのだ。

    まったく違う世界に戸惑いながらも、稔はその嗅覚を頼りに姉を殺した犯人を捜し求めてゆく。その間にも同一犯による猟奇殺人が頻発し、稔のバンド仲間が失踪し─。

  • 我々は感覚のうち視覚に全面的に依存しているが、嗅覚に依存した場合世界はどのように見えるのだろうか。


    主人公である片桐稔は姉を殺した連続殺人犯による殴打により脳に損傷を受け、それをきっかけに驚異的な嗅覚に目覚める。
    その嗅覚は普段視覚に依存している我々とは全く異なったものとなり、「匂い」を分子単位で゛視る゛ことが出来る程であった。

    彼はその嗅覚をもとに、姉を殺した連続殺人犯と失踪した友人を捜索するのだが…

  • 発想がすごい!

    匂いがこんなに美しいものだとは知らなかった。

    これは読むべし。

  • かなり長編。あなたの嗅覚が犬以上だったら?こんな視点で小説を書ける作者って、
    ・・・きっと、犬なんだ!!!!!!!
    なかなか、面白かったですよ。

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オルファクトグラムの作品紹介

ぼく片桐稔は、ある日、姉の家で何者かに頭を殴られ、一ヶ月間意識不明に陥る。目覚めたぼくは、姉があの日殺されたと知らされ、そして、鼻から「匂い」を失ったかわりに、とてつもない嗅覚を宿すことになった。姉を殺したヤツは同じ手口で次々と人妻を手にかけていき、ぼくは-。斬新な発想で独自の世界を築き続けてきた著者が、満を持して放つ、新たな衝撃作。類書なき、嗅覚サスペンス。

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