オー・マイ・ガアッ

著者 :
  • 毎日新聞出版
3.30
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本棚登録 : 204
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (503ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620106502

作品紹介・あらすじ

日本史上最大のお気楽男、ファッション・メーカーの共同経営者にだまされ彼女にも逃げられた正真正銘のバカ、大前剛47歳。元スーパー・キャリア・ウーマン、現ラスベガス・ブールヴァードのコール・ガール、肉体以外のすべてを捨てた梶野理沙32歳。ベトナム戦争末期の鬼軍曹も、いまはただの飲んだくれ、エリートの妻に捨てられたジョン・キングスレイ-が、スロット・マシンで史上最高のジャック・ポットを出しちまった!だが…。謎の老婆に若き石油王、元マフィア父子にヒットマンetc。爆笑のうちに、人生はルーレットのごとく回転し、そして!著者会心の、勇気百倍正調喜劇。

感想・レビュー・書評

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  • 馬鹿馬鹿しくて心温まる、作者のもうひとつの味だなと思う。人生って捨てたもんじゃないって思えるような話。

    そして、ラスベガスに行ってみたくなっちゃった。

    「ジス・イズ・グッドジョブ」

  • 5章まではじっくり読んだけど、そっからわかんなくなった。

  • またラスベガスに行きたくなった
    JALの話題が何度も登場するのでJALオタクとして嬉しかった

    非日常を味わいに今すぐラスベガスへ行きたいなぁ
    馬鹿みたいにでかいホテルに夜通し明るい街で自由気ままに楽しみたい

    そしてアラブ石油王と戯れたい

  •  「大前剛:オオマエゴオ」「梶野理沙:カジノリサ」「ジョン・キングスレイ」人生において、限りなく底辺にいる3人は、ラスベガスのスロットマシンに逆転の夢を託す。出るのか? 出るのか? 出るのか? 出た~~~! 史上最高のジャックポット54126029。(――電話番号ではない。もちろん、車のナンバーでもない!)5400万ドルの大当たりを出した三人は、この後、一体どうなってしまうのか?

     タイトルの「オー・マイ・ガアッ!」は、もちろん「OH MY GOD!」のこと。究極のエンタテインメント、笑いあり、涙あり、そして夢と冒険。この作品には、そんな言葉では言い表せないぐらい、たくさんのモノが詰まっています。登場人物は皆、突出した個性の持ち主たちで、面妖な老婆セント・メアリー。ロバート・デニーロ似の支配人。自称72歳のヒットマン、バンデッド・ジョー。更にはアラブのオイルダラーなんかも出てきて、最後の最後は大団円。・・・になるかどうかは教えられませんが、お馬鹿な内容(もちろん誉め言葉です!)のこの作品の奥深くには、日本人にとっての大きなテーマが眠っているような気がします。
     これを読んだら、ラスベガスに行きたくなること間違いなしっ!

  • 日本史上最大のお気楽男、ファッション・メーカーの共同経営者にだまされ彼女にも逃げられた正真正銘のバカ、大前剛47歳。
    元スーパー・キャリア・ウーマン、現ラスベガス・ブールヴァードのコール・ガール、肉体以外のすべてを捨てた梶野理沙32歳。
    ベトナム戦争末期の鬼軍曹も、いまはただの飲んだくれ、エリートの妻に捨てられたジョン・キングスレイ―が、スロット・マシンで史上最高のジャック・ポットを出しちまった!
    だが…。謎の老婆に若き石油王、元マフィア父子にヒットマンetc。
    爆笑のうちに、人生はルーレットのごとく回転し、そして!
    (アマゾンより引用)

    面白かったな(*´艸`)
    ラストは大団円にまとまって(笑)
    ラスベガスってあんな感じなのかなぁ?
    行きたくはないけど(笑)

  • 大騒ぎしてるだけの話でつまらなかった。テーマも大騒ぎの後に出されて来ても受け入れがたい。初めて浅田次郎の本を読んだけどもう読まないと思う。

  • つまらなくはないが、面白くもなかった。作家が好きな分野で書くと、こうなるのかも。登場人物の性格設定が甘く、特にアラブの殿下の性格は分裂しており、まるで双子のようだった。

  • 大前剛



    オーマエゴー

  • 作者が愛するラスベガスの良さを
    伝えたいが為に
    わざわざ小説を書いた。

    と思う。
    登場人物の名前もバカバカしい。
    話も投げやりな感じがした。
    でも、十分ラスベガスに行きたくなった。




  • 浅田次郎の小説はなんだか読んでいて元気が出てくるものが多い
    気分が憂鬱な時でも読み終わると笑顔が戻っている気がする


    ラスベガスのカジノのおはなし
    登場人物が日本から逃げ出した中年のおじさんだったり
    ベトナム戦の退役軍人の黒人だったり
    突然行方不明になった勤続10年の元OLだったり

    幸運は自分でつかみ取るものなのよ
    というような言葉になるほどと思った
    確かに待っていて自然に懐に飛び込んでくるようなものじゃないもんね


    浅田次郎の小説はたくさん読んでてどれもすきだけれど
    これは長い割には要領を得ていなかったかな
    だらだらしている感じがした
    いつもはあっという間に読んでしまうのに


    それでも気分転換できました

  • 飽食終日、無所用心、難矣哉、不有博奕者乎、為之猶賢乎已

    読んでる途中ですが、Las Vegas行きたい。 夫婦で行くところではないそうです。

  •  会社が破産して逃げ出してきた何も考えていない男。日本をはみ出したキャリアウーマン。ベトナム戦争の元英雄の飲んだくれ。
     三人に訪れた史上最大のサプライズ。それは幸運なのか、不運なのか。

     ラスベガスというアメリカの中のアメリカ、夢の街で繰り広げられる非常識な喜劇。「プリズン・ホテル」のアメリカ版というには、ちょっと小ぶりな感じもいなめないが、気楽に笑える作品になっています。浅田次郎には特に期待を持って作品に向かい合うために、多少辛めの評価となってしまうのは仕方ないことかと。

     作人の内容とは別に、作者が語る日本とアメリカの文化についての比較が興味深い。

  • ギャンブルがしたくなってきたし、
    ついでにタバコも吸いたくなってきた。

  • 大前剛,梶野理沙,ジョン・キングスレイはそれぞれ半ばヤケクソで
    ラスベガスでギャンブルをはじめる。
    そして大野の台でジョンの入れた金でリサが操作したスロットマシンが
    5400万ドルの大当たりを出す。

    ところどころで浅田次郎自身のラスベガス案内というか指南があり,
    本当にワルい遊びが好きなんだろうなと思わせる。

  • 著者は無類のギャンブル好きで日常の雑事を忘れるために年に数回はラスベガスまで出向くとのこと。曰く、ラスベガスは魂を解放する場所だそうだ。物語自体は荒唐無稽な出来事の連続で突っ込みどころ満載だが、巨大な人口都市のカジノやリゾートホテルなどの描写は、行ったばかりだったので臨場感たっぷりで楽しめた。

  • 最初から最後まで軽いタッチ。
    実際にラスベガスに行ったことがあるので、リアルにイメージしながら楽しめた(ギャンブルには手を出していないけれど、あの街の異常さは実感できる)。

  • 山あり谷ありの「人生」山の時は良いが谷の時は・・。そんな「谷」真っ只中の三人の男と女がとてつも無い大金を手に入れたら。果たして三人の人生は山へと向かうのか。それとも・・・。そんな人生模様を明るくコメディに描き出した作品!

  • 挫折

  • すっごく面白いです。
    はまります。ラスベガス行きたくなります。ギャングの映画がみたくなります!

  • 001.初、並、カバスレ、小口黄ばみ、帯付き。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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