黒龍の柩 上

  • 194人登録
  • 3.71評価
    • (25)
    • (37)
    • (51)
    • (4)
    • (0)
  • 30レビュー
著者 : 北方謙三
  • 毎日新聞社 (2002年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620106601

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

黒龍の柩 上の感想・レビュー・書評

  • 新撰組は本当に好きですね~特に土方の生き方が僕には魅力的で彼の短い生涯が本当に羨ましくさえも感じる。駆け抜けるには良い舞台だったのかもしれない。でも、一軍の将としてもっと大きな舞台を与えられたら彼はどんな活躍を見せたのでしょうかね?

    さすが北方先生といいたいところは、僕の中では新撰組のエピソードの中では一番嫌いな山南の脱走のところなんですよね!そのエピソードに至るまでの土方と山南のやり取りを誰よりも美しく描いています。この部分がなんとも言えずにいい!世代は違えど簡単に仲間を裏切る行為とはなかなか出来ないことです。その中でありえそうな物語を作っていただいたことに感謝をしたいくらい。

    上下巻合わせて800Pほどの大作ではあるが、頭の中に次々と飛び込んできた寝る間も惜しんで2日間で読破しました。エンディングは僕の一番望む終わり方で読み終わった頃には笑みがあふれていました!

  • 新撰組・土方歳三が主役。
    京都の池田屋事件から江戸に行くまでぐらいの話。

    土方歳三視線で新撰組の進むべき道、あり方を模索していく様が描かれている。それが、ミステリー小説風でどうしても先が気になってしまう。

    剣から銃へ。袴から洋服へ。価値観が目まぐるしく変わる時代に己の進むべき道を必死にもがきながら見つけていく男達。読み応え十二分。

  • 初めて読む北方作品。途中、勝海舟や坂本龍馬との交流が中心で新撰組の話とは少し離れてしまうが、前半の山南との友情や後半の近藤との訣別場面などは読み応えがある。下巻も期待。

  • 初の北方謙三である
    大好きな新撰組ものだけに面白い
    いや、作品の質も高いな・・・
    歴史感も一致しそうなのですが
    何やら幕府(徳川家)サイドに大いなる
    たくらみの気配があり、それに深くかかわる
    コトがあった土方歳三という設定が・・・フム
    面白い

  • いままで読んだ新撰組と、また違う目線でした。

  • 滅びるまで、生きる。生ききったという思いの中で、滅びる。それが男ではないか。
    なんとなく、そんなことを歳三は考え続けた。(352p)

    この前書評を書いた「草莽枯れ行く」の脱稿7年後、大作「水滸伝」連載開始前後にこの作品が出来上がっている。しかも、「草莽枯れ行く」と、相楽総三と清水次郎長以外は登場人物がかぶるのである。(2人は同作の主人公なので登場させないようにしたのだろう)だから、これも明確な日本版「水滸伝」なのである。

    新撰組、特に土方歳三という二癖三癖ある人物を中心に、今のところ山南敬介、近藤勇、沖田総司、勝海舟、坂本龍馬などが登場して幾人かは物語の途中で退場して行く。最後に「生ききって」退場するのが、土方歳三という仕掛けなのに、違いない。

    前巻では、その最後の前に一つの「夢」があったということを匂わせている。そこに「林蔵の貌」で語られたあの「構想」が述べられる。裏の幕末モノといってよい。もしかしたら、他の作品もリンクしているかもしれない。多分「水滸伝」を前にこの作品で幕末モノの集大成を図った感がある。と、いうわけで、期待して下巻へ。

  • 新撰組好き女子は是非読むべし。壮大にして突飛なストーリーもあるが、とにかく新撰組や龍馬が格好良い!

  • 新撰組副長・土方歳三が主人公です。土方と山南総長の男の友情の描かれ方が良かったです。通説では反目し合っていた、とされるふたりですが。上巻で山南氏がさっさと退場してしまうのが彼のファンとしては残念(仕方ないですけど;)。

  • やったら土方と山南が話すとき、お互いの名前呼ぶのでそれに吹いてしまう。

  • よくしゃべる土方さんに違和感・・・。司馬作品の土方さんのイメージが強すぎるのかも。下巻の最後まで読み終わったときは「こんな奇想天外な展開、ありえん!」と思いましたが、土方さんに関しては史実としてハッキリ分かっていない部分の方が多いようで。そのグレーゾーンをうまく小説に仕立ててるな~。

  • 上巻のラスト辺りからはもう箱館に向けて動く土方さんが主ですが、前半の土方さんに託す為に最期の力を振り絞る山南さんが格好良いです。そしてその時に託された事を元に夢に向けて動き続ける土方さん。様々な人が持つ夢に向けての思いが複雑で面白いです。生き続けようとする土方さんが良いです。

  • 読みやすい、しかし好き嫌いが分かれるところ。

    直前に浅田次郎の「壬生義士伝」を読んだので、
    情緒的な部分がこちらには足りない気がしてならない。

  • 2003年2月26日読了。

  • ハードカバー上下巻で完結。
    司馬遼太郎が作った土方をイメージして読むと違和感があると思う。

  • 何で読んだんだっけ?

  • 「おまえの夢のために、俺の命など、屑のように使ってくれていい」(山南)
    土方さんが新国家計画を夢みる、ちょっと政治的なお話かと思います。池田屋事変が終わってからスタートするので、あんまり新撰組は出てきません。
    時代の流れをとってもよく考えている土方さんが新鮮です。うまくいってれば、蝦夷地にもうひとつ、日本が生まれていたかもしれない・・・。
    殺陣のシーンがうまくて、読みながら時代劇のワンシーンが思い浮かぶようでした。

  • なんなんですか!!この、ものごっつ強い副長はぁッ!!!!!
    こんな強い男、護衛なんかいらないですよッ!!!
    中村半次郎と互角に戦ってますよッ〜〜〜!!!!!
    土方受の人が読んだら卒倒しちゃうくらいに、この土方さんは格好良いです!!
    はぁ〜、なんなんでしょうね、この土方さんは……。最強ぉ。
    そして、山南さん、漢ッス。土方と男の熱い友情を見せてもらいましたぁ☆
    忘れたらいけないのが、姫・慶喜vvvもう、姫!!決定ッ!!!
    可愛いです。儚いです。守ってあげたいです!!
    相馬と野村は名前が出てきただけのような扱いなんですが、まぁ、北方先生にはあんましこの二人の記述はして欲しくないので、良かったです。難を逃れた(-_-)ホッ。
    物語としては面白いと思いますよ。男のロマンです★☆★
    伊庭・星・春日などの美形が出てこなかったから華には欠けてますが、原田とか大石とかが良い味をだしてましたね。
    でも、あんだけはじめの方に出張っていた沖田の扱いが最後は
    そんな奴もいたなぁ、みたいな感じだったのが淋しかったです。
    もっと、沖田が病気で苦しんで、剣で戦い死にたかった…という描写が欲しかったかも。
    さらっと、気付いたら死んでいたもん。
    なにはともあれ、久兵衛が素敵でした。オリキャラ久兵衛、格好良かったデス!!!
    変態さんではありましたが、その壊れ方がなんともいえなかった。
    なんだかこんな微妙に素敵な変態さんに会えたのは久々かも。
    この小説の真の主人公は久兵衛です!!間違いありませんッ!!!

  • とんでも新撰組。もはやファンタジー。
    これはこれでいい味で好きです。

  • なんと言っても、誰もが知る「新撰組」のお話ですので、あらかたのストーリなんかはわかると思う。
    けれども、ここで主人公なのは「土方歳三」で、これを読むまで私は「土方って実は弱いんじゃ・・・」と思っていただけに、衝撃的でした。
    新撰組他の隊士、特に何よりも有名な「沖田総司」なんかもいるけれど、北方さんの描写に掛かると凄い人斬りで、段々と病んでいく・・・他にも史実には忠実で、いろいろな「新撰組」を読んだ私としては、何よりも一番面白い「新撰組の本」になってしまった。
    ラストが歴史とは違う流れだけれど、これもアリだと思う。
    というか、こんなところで終わって欲しくないんだ、と言う願いを作ってくれた感じです。
    武士を夢見て、現実に志を持ち、「新撰組」であることの、何が良くて何が悪いのかを理解してしまった「土方歳三」
    彼の生涯は、この一冊だと思う。

  • 北方氏の小説は、読中読後、「惜しい・・・!」「歴史にもしもがあれば・・・!」とほぼ毎回思わせてくれる。
    これも例外ではなく、本気で惜しめるほど新撰組のifを想像させてくれた。
    それまで苦手だった土方副長が、読み終わる頃には大好きになってた。
    北方氏がif小説を書くことはないと思うけど、機会があるならぜひこの作品のifを活かしてほしい!

  • 土方かっこいいよ土方。
    私の中の土方像はこんなです。
    新たな山南像にドッキドキ。そして、切腹の理由にだったら良いなーを思いましたよ。

  • 土方歳三の幕末。新撰組を通して幕末の流れが理解しやすく空気が伝わってくる。

  • 上下巻。土方歳三が主人公。以前から評判が良かったので購入して読み始めましたが、あまり好みでは無い予感。土方さんが山南さんと仲良しです。坂本龍馬や勝海舟ら維新に関係深い志士や幕臣の方々と何気に交流があったりするのがロマンかなと思います。逆に新選組隊士の出番は少ない気がします。

全30件中 1 - 25件を表示

黒龍の柩 上に関連する談話室の質問

黒龍の柩 上を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

黒龍の柩 上を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

黒龍の柩 上を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする