小さき者へ

著者 :
  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 296
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620106625

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。
    どのストーリーにも共感できるところがあり、胸が温かくなる結末に癒されました。
    きっと、6つの話の中に、経験したような思い出と重なる話があると思います。

  • 親と子の短編集。
    父と子だったので、あまり感情移入は出来なかったかな。
    ちょっと頼りない父と、子って感じがしました。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    子を、親を―人生を抱きしめた、深い共感を心に刻む六つの物語。

    内容(「MARC」データベースより)
    勝て、とは言わない。負けるな、とも言えない。それでも、僕は入場行進曲のリズムに合わせて、手拍子を打つ。途切れなく打ちつづける。(「三月行進曲」より) 人生を抱きしめた、深い共感を心に刻む6つの物語を収録。


    ・海まで
    ・フイッチのイッチ
    ・小さき者へ
    ・団旗はためく下に
    ・青あざのトナカイ
    ・三月行進曲

  • 短編集。
    どうしたって行き詰まることもある。
    うまい具合に気持ちが届かないこともある…
    そんな事をチラリと感じた一冊。
    なかでも「海まで」が良かった。読んでて結構つらかったけど。
    表紙はこれまたいとうひろし氏★★★

  • 「親は、どんなときにもベスト盤を子どものために、よかれと思って選んでしまうものなんだな。そして、子どものほんとうに聴きたい曲にかぎってベスト盤には入っていないんだな。」(「小さき者へ」より)

    重松節。
    どれも優しい短~中編集。
    どれも、ほんとうに辛いのだ。苦しくて、眼を逸らしたくなるようなゲンジツが描かれている。
    それでも、どこか大丈夫だと、まだこれからやり直しがきくから、と励ましてくれている物語ばかり。
    涙が出るのは苦しいからでも悲しいからでもなく、暖かい思いに包まれるからだ。

    【12/23読了・初読・市立図書館】

  • 海まで、フイッチのイッチ、小さき者へ、団旗はためく下に、青あざのトナカイ、三月行進曲の6話。

    「海まで」と表題の「小さき者へ」、「団旗はためく下に」が良かったです。
    泣けてくる3作品でした。後味は悪くなく、切なさと少しの明るさが残ります。

  • 海まで、で泣けた。良い子だなぁ長男;;
    最後の監督は良い人なんだろうけれど
    やはりおせっかいだと思ってしまうのは私捻くれてますか。

  • 読んで幸せな気分になることはないが、あるなあ、こんなこと。って思う話色々。

  • 読んでた時期に
    ちょうど
    同じ様なことがあって
    涙が出た!

  • <span style="color:rgb(255,102,51);">【子を、親を―人生を抱きしめた、深い共感を心に刻む六つの物語。 】</span><BR><BR>
    重松さんお得意のこの手の話。安心して読めます。
    応援する=選手に一人じゃないと思わせる。(孤独を感じさせない。)というくだりは心に響きました。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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