魂萌え !

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著者 : 桐野夏生
  • 毎日新聞社 (2005年4月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620106908

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魂萌え !の感想・レビュー・書評

  • ありえん展開やんか、っと途中でつっこみたくなるのは小説を読みなれていないからかな。ノンフィクションばかり読んでいるからか。年を取ることって切実なんだな。孤独との戦い。年をとっても敏子のように情緒的に自立できていない場合、急な展開についていけなくなるが、女って強いんだと思った。

  • 女はやはりたくましかった…。ドラマのようなことは自分には起きないと思っていた…と主人公は言うけれど、平凡な日常にこそドラマはあるものだと思う。案外平凡って難しい。
    自分が敏子さんの立場になったら…と想像しただけでも、意外と計算してしたたかに考えてる自分がいるから、やはり女は逞しいのだ。
    でも、母って、妻って一体どういう存在なんだろう…。母性がなせるものなのかしら。

  • 主人が突然死した直後から起こる様々な問題…。遺産、愛人!!同居!?
    ‘何の取り柄もない専業主婦‘が右往左往しながら悩んでいる様子が他人事とは思えない…。
    人と人との触れ合いって、人が成長して行く上で欠かせないのね。
    私なら、どう心を整えるかな?

  • まともな人間が出てこなくて読んでいてキツかった。我が強いタイプの主人公の友人の言動とか、夫の愛人とのバトルとか、会話が生々しくてつらくて。でも面白かった。
    斎藤学さんの著作でこの本が紹介されていた。主人公が段々と自分の心の中にあった怒りや、溜めていた感情に気づいていく過程が上手い。夫の死は悲劇だったろうけど、それをきっかけにして彼女は本当の自分のための人生への糸口を得たのだ。よかったね、旦那さんが亡くなって、と、そんな台詞を言いたくなった。

  • 図書館の福袋本。

    夫の死後に明らかになる愛人問題、相続問題、子供との溝。専業主婦として家庭という小さなサークルに居た敏子が、夫の死後、世間という大きなサークルの中で、いろいろな人と出会い、考え、刺激され、人として強くなっていく。


    身勝手な夫に、身勝手な息子。
    この親にして、この子ありの、そっくりな父子。
    読んでて腹が立つわ、腹が立つわ。
    まるで我が事のように、はらわたが煮えくり返りました(笑)。

    そして、本妻の前で悲しみに暮れる愛人にも、その無神経さにムカムカ。
    愛人は、何故そんなにも悲しみに浸れるのか。
    それは、裏切られた立場じゃないから。
    昭子の他にも愛人がいたら、昭子はそこまで悲しみに浸れただろうか。
    やはり敏子のように、隆之に裏切られたと腹を立てるのではないのか?

    なんとも身勝手な人々に、読んでて軽い疲れを覚えた。

    どこにでもありそうな話を、つまらなく感じさせること無く、どんどん読み進めたくなる作品に書き上げた、桐野夏生の文章力。凄いの一言です!

    読後、夫に。。。
    死後、携帯に愛人から電話がかかってくることなんてないよね??と。
    死を感じたら、愛人に「多分もう長くないと思うから、電話はしないでくれ」と伝えてから死ぬんだょ!と、思わず言ってしまった。

  • 夫に突然先立たれた還暦間近の女性の話。夫に愛人がいたことが分かったり、アメリカに行っていた息子夫婦が急に同居しようと言ってきたり…。
    私はまだ20代なので実感がわかないが、少し将来が心配になった。年齢を重ねてからまた読みたい。

  • 伴侶との別れはいつか来る。
    自分がこういう立場になったら、どうするかな?と思いながら読んだ。
    主人公(59歳の主婦)に対して共感できたことは少ししかなかったものの、彼女と同じ年齢になった時に再読したら、共感出来ることが増えていそうな気がした。
    201508 完読

  • 突然夫を心臓麻痺で亡くした59歳の主人公が、夫の死後自分の知らなかった夫の姿を知らされて狼狽えたり、子供達が遺産欲しさにあれこれ言ってきたり…の話。うちは子供がいないから遺産云々はないとしても、夫の死後に、夫の人間関係とか知らされるのは勘弁だなーやだなーと思いながら読んだ。

  • 59歳の女性が主人公で全く飽きなかったことに感動。
    家族含めすべていい人がでてこないことがいい。

    経験してこなかったことをたくさんしよう、
    こちらまで心晴れ晴れ。

    しかし解説で著者のブラックな部分へ入るのではとの文になるほどと納得し、さらに深さを感じれた。

  • 関口敏子は59歳。連れ合いが突然泣くなり、ひとりになってしまう。

     これから、どうしよう、と不安に思っている彼女にとって、遺産相続を持ち出してくる子ども達とは、あいいれない。 
     そんななか、亡夫の浮気が発覚する。
     大きなショックを受けた彼女を支えられる人はいなかった。友人も子どもも結局は他人でしかない。彼女は、結婚してから、初めて家を出る。
     そこで知る世界は彼女を新しい世界に招くのだが…。

     山田太一の世界に近いものがある。桐野作品としては少し異質なのだが、面白い。ドラマや映画になったが、原作の方が彼女の心の変化の複雑さがわかる。

  • 途中まで読んで挫折。
    こんな無知な主婦いるかな。

  • 2014.08.11

    敏子や敏子の子供たちにイライラしたり共感したりしつつ、わりとイッキに読めてしまった。
    何かものすごい事件があるわけではなく、淡々と敏子の日常が過ぎていくだけなのに、グイグイ読めてしまった不思議な小説。
    人間て何歳になっても些細なことで悩まされたり、ときめいたりすることがあるんですね。文中にもあったけど、還暦超えてからのほうが感情の揺れ幅が大きいのかもしれない。
    年を取るのが怖いような、楽しみなような。

  • ちょっと中途半端な感じがしてしまった
    「だから荒野」にも感じたけれど
    主人公に共鳴しにくいかな
    ごく普通の暮らしに石が投じられ連鎖していくのはおもしろいけれど
    題名もブックカバーもイマイチかな
    《 木の葉でも どうにでもなれ 飛んでいく 》

  • 夫の愛人の
    黒いストッキングから透けて見えた赤いペディキュアに、
    主人公が
    『この女は現役』
    と感じる描写がかなり好き。

  • 面白かった! 年を取る不安は当然あるけど、大事なのは自分を捨てないこと。昨今の他人任せでは不満だらけになってしまうと肝に銘じた。

  • なんとなくタイトルを聞いたことあるような、ないようなと思い図書館にて借りました。

    いきなり夫が亡くなり未亡人へ。
    それだけでもパニックなのに愛人は出てくるは、成人した子供にもたかられるは・・・。
    むしろ今までなんだったの?!と、切れたい(笑)

    子供らは勝手だな~と思いつつ、私も人のことは云えない。
    ピザを頼んで代金を払わないってとこに見覚えありあり。
    娘から妻になり、いきなり未亡人でお婆ちゃん。
    本当に人生は忙しい。

    男性の定年事情についても、きっと男女の考え方も違うんだろうな。
    ただ定年後ずっと一緒になるのは、今までの行動パターンによっては想像以上にキツイだろうなと、想像しちゃいました。

  • 主人公の夫と同じような形で父を亡くしているわたしにとって、他人ごとと思えずに読み進めた。主人公が母に重なり、当時の彼女の精神状態は確かにこうだったんだろうなと思えた(浮気は発覚しなかったけど(笑

  • 人間描写に優れていてスラスラ読め読後感も良い。還暦を間際に夫に先立たれのほほんと暮らしてきた主婦にあらゆる変化が起きる。夫の愛人が発覚し家族の絆は弱く友人たちにも心からの信頼ができず拠り所なく日々不安定な気持ちの日々を送りながら、外に出ていきいろんな経験を通し繊細な心でひとを見つめ、時間の経過と共にすべてを受け入れ世の中に触れあいながら受動的から能動的にたくましくなっていく女性の再生物語。わたしもいつかはひとりになる身、共感しながら今を大切に生きていこうと思わされた。桐野さん初読み、とても読みごたえがあり一気に読めてしまう面白さがあったがなぜか心には響かず本棚に大切にしまっておきたい本にはならなかった。

  • 流されまくっている主人公にいらってするけど、気持ち悪いほどリアル。
    作者自身が突き放して書いているような気がする。
    夢見る部分がないものの、主人公の成長過程には共感してしまう。

  • すごく面白かった。

    主人公の夫が急死し、未亡人となる。
    死後に分かったのは、夫に10年越しの愛人がいたこと、愛人のために多額の金を使っていたこと、残りの人生を愛人と歩もうとしていたこと・・(;〇;)

    こういう作品すごく好き。好きっていうと語弊があるけど、
    辛くて厳しい現実を突き付けられた時の胸中や動向は、自分に置き換えて読むので勉強になる。

    ショックで辛いことって沢山あるけど、それを乗り越えて笑って生きていける強い人間になりたいなぁ。

  • 定年退職したばかりの夫が風呂場で倒れて急死した。
    悲しみに暮れる間もなく、アメリカから帰国した息子は都合のいい同居を切り出し、夫には愛人がいたことも発覚する。
    平凡でおっとりした専業主婦だった敏子は、周囲に翻弄されながら新たな出会いや発見を繰り返し、自分の今までとこれからについて改めて考えはじめる。
    人がよくなかなか自己主張できない敏子に最初は苛々したけど、この作品が発表された時のこの年代の女性らしさなのかもしれないと思った。
    若くはないけどまだ老いきってなどいない。未来は希望や夢に前進するものではなく、不安の影がちらつくものである。
    私もいずれ迎える年齢の女性のあり方がリアルだった。

  • 読み始めて、この人の文章は自分に合わないことを思い出した。なんとかかんとか読了。
    ちょっと女流作家の大作物に食傷気味の感じ。

  • 敏子、栄子、加世、塚本、隆之、彰之、美保、昭子

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