チョコレートコスモス

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著者 : 恩田陸
  • 毎日新聞社 (2006年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107004

チョコレートコスモスの感想・レビュー・書評

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  • 演劇が大好きな人、
    「いつまで漫画読んでるの!」と叱られながら『ガラスの仮面』を読み耽った人は、ぜひ!

    今週は図書館から7冊も本が届いて、うれしい悲鳴をあげる中、
    強烈な存在感を放っていた、500頁を超える分厚いこの本。
    1週間で返却するには1日1冊。。。読み切れるかなぁ。。。と
    不安を抱えながら読み始めたのですが、杞憂とは、まさにこのこと!
    火花を散らす演劇少女たちが気になって、頁を繰る手が止まりません♪

    勝つことだけに執念を燃やした空手の世界から演劇の世界に飛び込み
    他人の表情や仕草を難なくトレースし、一瞬で台詞を覚え
    脚本に隠された意図を読み取った上で
    自分なりの演出まで加えてしまう天才少女、飛鳥。

    芸能一家に生まれ、名子役としてちやほやされても慢心せず
    持って生まれた才能を努力で磨き続けてきたサラブレッド、響子。

    頭の中ではもう、飛鳥は北島マヤ、響子は姫川亜弓というキャスティングで映像化されて
    『ガラスの仮面』の中でこの『チョコレートコスモス』という脚本が
    演じられているような錯覚に陥る私。。。
    (なぜか男性陣は、漫画ではなく普通の俳優さんでイメージされるのが不思議。)

    飛鳥の初舞台となる、大学の演劇同好会のデビュー作『目的地』や
    サキ作の『開いた窓』、テネシー・ウィリアムズの『欲望という名の電車』など
    次々に登場する舞台やオーディション風景が鮮やかに目に浮かんで
    手に汗にぎりながら、いつのまにか500頁を駆け抜けてしまう本です。

    ふたりの天才少女の本格的な対決がこれから、というところで終わるのも
    まさに『ガラスの仮面』の紅天女を思わせて、楽しいやらもどかしいやら。
    続編が連載中らしいのですが、『ガラスの仮面』の完結とこの本の続編の刊行、
    さて、どっちが先になることでしょう。ワクワクします♪

  • 漫画「ガラスの仮面」を彷彿とさせる、演劇の世界の魅力を前面に引き出したストーリー。

    観劇をしたことはほとんどない私でも引き込まれて楽しめただけでなく、今度何か演劇を観に行ってみようかなと思ったぐらい面白かった。

  • ひたすら演劇。
    舞台という役者の生きる場所を、とにかく描き切った!という1冊。
    舞台の緊迫した空気が伝わってくる。
    まるで本当に舞台を見ている観客のような気持ちになった。
    恩田陸すごい。本で演劇を見せられるとは。この空気は一体。

    女優としての地位と名声をほしいままにしながら、行き詰まりを感じる響子と、演劇を始めたばかりで本能のままに演じる飛鳥。
    紅天女を目指す亜弓さんとマヤのごとく、対照的でいて魅力的な二人の個性がぶつかりあう。

    次はどうなるんだろう?という先の読めない怒涛のオーディションがあまりに面白く、一気に読了した。
    女優ってすごい、
    女優ってすごい。

    でも、えぇぇ、ここで終わるんですかー!!!
    と、最後は少し不燃焼な部分も残った。
    オーディションのところで、残ページ数に不安を感じていたら(笑)
    響子も、ようやく自意識に目覚めて、一歩を踏み出したところなのに。
    ぜひぜひ、続編を。飛鳥と響子をもっとみていたい。

  • 書き方が巧くて、よく練られた作品という印象。フラグ一つ回収忘れている気がします。

  • 2014.03.09

    まさに小説版ガラスの仮面。ガラスの仮面好きなら、絶対に好きな作品だと思います。読んだ方が良いです。響子は亜弓さん、飛鳥はマヤです。
    オーディションのシーンでは、ガラスの仮面の『奇跡の人』や『2人の王女』のオーディションを思い出し、ハラハラドキドキ。飛鳥がどんな芝居をしているのか、目に浮かぶようでした。
    響子が演技中にヒナギクに触れたように感じた場面では思わずジーンとしてしまったほど。
    恩田さんの作品にしては珍しく具体性があって、いつものあやふやな感じがなく、最後までしっかり楽しく読めたことにまた感動。笑
    続編も絶対に読みます。ひたすら楽しみです。

  • 演劇の世界にはまっていく少女と、彼女に影響を受けていく人々の話。
    ガラスの仮面を思い出しながら、一気に読みました。
    戸惑いながらも前を向いて羽ばたいていこうとする主人公の初舞台が観たいと思いました。

  • 図書館で借りて読んで、すぐに買いにいきました。舞台を観ることも好きなのでお話の設定も好きでしたし、舞台に真摯に取り組む登場人物から私もモチベーションをもらいました☆

  • 前に読んだときはあまり面白いと思わなかったのに、
    今回はすごく面白く感じた。

    普段私は演劇に触れることはあまりないし、自分自身演技をしたことはないから真の意味では飛鳥や響子が感じることはわからないけど、恩田さんの文章を通すとなんとなくわかった気になれる。
    こういう世界もあるんだと。

  • 女優さんのお話。
    ダブルキャストみたいな話の展開で、描写がすごく好みです。文字を追っているだけなのに、その景色が色鮮やかに見えてきます。
    葛藤とラストにはじんわりくるものがあります。

  • 実力派の若手女優と
    天才的資質を持つ素人
    そっかどっかで見たことあるって感じたけど
    『ガラスの仮面』だったのか
    舞台を通して成長していく話
    きっと私は響子でも飛鳥でもなく
    あおいなんだろうな
    最後のオーディションの場面は
    本当に舞台を観ているようで
    読み終わった後は心地よい疲労感でした
    私もひなぎくの花に触れられるくらい
    曲の世界に入り込めるようになりたい

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