チョコレートコスモス

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著者 : 恩田陸
  • 毎日新聞社 (2006年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107004

チョコレートコスモスの感想・レビュー・書評

  • 本は文字の羅列なはずなのに、まるで自分の目で舞台を何本も観たような感覚。本を通してリンゴを奪う芝居練習を見たし、赤と青の色彩を見たし、東響子と佐々木飛鳥の神がかった芝居を見た。
    小説という作り物の中に、これまた舞台という作り物を描いているから、自分が読者なのか舞台の観客なのかごっちゃになってしまった笑

    上手く言えないけど、つまり恩田陸すげえぞって話。

  • とても面白かったです。ほとんど一気読みでした。飛鳥と響子、タイプは違えど、演劇の天才だなと感じました。作中のオーディション、手に汗を握るほとのめり込みました。2人が悩んでいるところが、天才だけど人なんだな、とも。2人が共演している中で、一つの境地に達した瞬間の描写が好きです。演じるって魂のぶつかり合いなのだな。他の方の感想で、「蜜蜂と遠雷」も演劇のお話だと知って読みたくなりました。そして、読みながら度々思いを馳せた「ガラスの仮面」も…。

  • 高校の図書室で読んだ、気になった本。図書館で、借りて、読む二回目は、全くあたらしい。たぶん次は、買った単行本。

  • シンデレラストーリーかと思いきやそーでもないよーな。舞台という世界の話でそこそこ面白かった。オーディションでそれぞれの女優が同じシーンを演じるところが違う女優とはいえ、またか〜ってちょっと思った。最終的に才能とDNAがモノを言う的な?

  • 「居心地よすぎるのって考えもんだよ。むしろ、居心地悪いほうが、人間、よく考えると思うんだ」

    エゴとかプライドとかって、最も人間臭い人間の嫌らしさと崇高さと矛盾を含んだ部分だよ。そういったものがない役者が人間をやったって、ちっとも面白くないでしょう

  • 響子がオーディションの対象でないと知った時、彼女は決まりなんだと分かりました。ガラスの仮面を彷彿としますが、飛鳥は恩田さんがとても好きそうなキャラクターに思えました。最新作の塵と被ります。オーディションのシーンは手に汗握る展開。ページをめくるスピードが上がりますし、恩田さんの筆力を堪能できて興奮します。私もそこに行きたい、と思わせる響子の演技を生で見てみたい。すこーし勘違いしちゃった若手もきっと伸びてくるのでしょうね♪実際の芸能界もこんな風なんだろうか…華やかだけではない裏の1面見せてもらった気がします。

  • 2016/09/08
    スタバ
    10年も前か。ずっと書棚にあったわけで、何となく演劇物とはわかっていたものの、濃密な時間です。演劇と言うライブ感を10年前の書籍からでも感じるほど。

  • 舞台演劇のお話。まともに舞台なんて見たことないけど、引き込まれた。奥が深いんだな、舞台って。想像以上だった。実際のオーディションとかもこんなことが日常的に行われているのかな。だとしたらめちゃくちゃスリリングだなと思う。
    演技って素人からすると、演出家の意を汲んで役に完璧になりきる、っていうのが優秀な役者と思ってた。確かにある意味あっていると思う。でもこの本を読んで、演者のキョーレツなエゴ、「自意識」と表現させていたけど、確固とした「自分のカラー」、そういったものを持ち合わせている俳優、女優に人は魅力を感じ惹きつけられていくのだなと、いう発見があった。それは、何も演劇だけの世界でだけでなく、日常生活でもしかりだよなーと。なんでもそつなくできる人ってすごいと思うし優秀だけれど、やっぱりその人にしかない人間味のようなものに人は惹かれていくし、そういう人と結局長い付き合いになったりするのかな、という気づきがありました。
    おもしろかったし、勉強になりました。

    以下、印象に残った引用。
    本当に、知らないということは恐ろしいことだ。あの時、あのままあの子の演技を見ることなく帰っていたとしたらーー
    そうか、あの子には「自意識」が感じられないのだ。
    そうだ、舞台はいつだって小宇宙。

  • 一気に読ませる力のある作品でした。とてもおもしろかったです。
    エンターテイメント性は高いのに、基底に不穏なものを感じ続けました。
    小松崎監督の「芝居の練習の場合、梅の木になれとか椅子になれとか言う奴もいる」に、ニヤリとさせられました。

  • 凄い!凄いなぁ!
    演劇の世界も凄いけど、それを描写する恩田陸も凄い!
    『ガラスの仮面』は読んだことも観たこともないけど、
    きっとそれを超える凄さだと思う!!
    久々に寝る時間よりも優先させてしまった本!

  • ガラスの仮面か!と思った。
    この人の長編は一番気になるところが解決しない、読み始めのドキドキ感のまま一気読みしてがっかりするのがお決まりなので躊躇っていた。けどチョコレートコスモスに関してはそんなにがっかりはしなかったかな。物語の設定が序章みたいなものだからそこまで期待しなかったというのもある…かも。

  • 完全に引きずりこまれた、頭にずっとこの世界が残ってたんだな。気づいてなかったけど。
    演劇は音楽とおなじだと思うのは、言葉では説明できないあの場所に行ける手段であること、てことで、それを存分に味わってぞくぞくしてた。続き読まなくてもいいんだろうけれど、読みたいなぁと思った。あの場所に音楽とか演劇とか、その場で進む事柄じゃない、活字っていう手段で連れていけるってすごいよね。

  • 面白かった!分厚いから敬遠してたけど読んでよかった!『ガラスの仮面』のような世界観。

  • タイトルに惹かれて図書館で衝動借り。最後までむさぼるように読んじゃった。オーディションのシーンは胃が痛くなるくらい緊張しました。
    『ガラスの仮面』の姫川亜弓に境遇が似ている響子の演技は迫力満点です。演劇界のサラブレッドなりの迷いや焦りに人間味があって、すごく好感が持てるキャラでした。
    ライバル的な存在の飛鳥が、北島マヤっぽくないのがおもしろいです。
    これはまだ序章といった感じ。続編は出ないのでしょうか?

  • 以前子供が読んでいた「ガラスの仮面」というマンガが置きっぱなしになっていたので、
    少し読んで見たらそれが、面白くてはまってしまいました。

    チョコレートコスモスは、「ガラスの仮面」とよく似ているなって思いながら読みました。
    ストーリーが面白くて、どんでん返しがあり、又どんでん返しがあるという、予測不能な物語です。

    500ページ超と長く感じるかもしれませんが、3日で読みました。
    読み終わった後も、色んな場面が思い出され、これから映画や舞台を見る時の見かたが変わりそうです。

    素敵な舞台が見たくなりました。

  • 戯曲も書く恩田陸さんならではの作品だと思います。

    すごーく演技の本質を体現する素人の女の子が出てきます。
    エンターテインメント。

  • 舞台をテーマにしたお話。

    脚本家 神谷
    女優 響子
    劇団員 巽
    謎の少女 佐々木飛鳥
    …etc.

    色々な人物からの視点で
    最後はおなじ舞台のオーディションで
    それぞれ集まる。

    チョコレートコスモスと言う舞台を
    つくりあげよう、と終わる。


    舞台を一緒に見ているような緊張感だった。
    文字を読んでるだけなのに
    こっち側が暗くて遠いむこうに
    スポットライトがあたってるような
    不思議な感覚になった。

  • 2014.9.20読了
    まさに『ガラスの仮面』!面白かったー。(図書館)

  • 引き込まれました。
    全く縁遠い、演劇の世界。
    登場人物の視点でそれぞれ展開する分かり易さは、好きです。

  • 止まらなくて、貪るようによんだ。
    憂理の影が、、、

  • 飛鳥が天才、才能があるって強調されすぎのような気がしました。響子のほうが人間味があって好きでした。

  • 舞台演劇に関わる人たちを描く。
    ポツリと現れた謎の少女、次第に彼女の天才的な演技が人々を圧倒する…。

    手に取った時はちょっとボリュームがあって大変そうだと思ったのですが、先が気になってどんどん読んでしまいました。
    文体も読みやすかったです。
    ガラスの仮面に似てるなぁと思いました。

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