- Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620107004
感想・レビュー・書評
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佐々木飛鳥 「恐ろしい子」
『ガラスの仮面』の一番好きなところは「ふたりの王女」のオーデションの場面なんだけど、こちらのオーデションもすごい。
『ガラスの仮面』では、マヤがいろんなことがあって、培ってきた演技で圧勝だったけれど
こちらの飛鳥はまだ、舞台あらしまでもいかず、「ジーナと五つの青い壺」くらいか。人生に無駄はないのよ。飛鳥存分に演じなさい。
そして、私は、なん十回目かの『ガラスの仮面』読み返しを詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文字で描かれた役者の表現を読む。
演劇オーディションを描く小説 -
この作家さんは、蜂蜜と遠雷以外は、なんか不思議な話だなぁ。という物語しか読んだことがなく、新鮮でした。
演劇でどんな役も器用にこなしてしまう飛鳥。その前は空手をやっていて、強かったのですが、兄に空手マシーンみたいと言われるぐらい、それしか見えなくなるというか、怖さを知らない。
演劇に対してもそうで、緊張とか怖さを知らないまま、大物ばかりが集まるオーディションを受ける。
兄に怖さを知らないと言われてから、怖さとは?と、一生懸命考えますが、中々結論が出ません。
器用なのですが、ある意味不器用。
このまま飛鳥が壊れず、成長して欲しいと思いました。 -
飛鳥のように、自我がなくただ知りたいという興味と追求から演じる天才。p.230-231のなぜ自分は他人ではないのか。なぜ他人にはなれないのか。なぜ一人の人は一つの一貫した人格であり続けるのか。人とは違う視点で生きてきた彼女の今後の成長が気になる終わり方でした。
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「大学生にオススメの100冊」みたいなタイトルのWebページで知った本。題名に惹かれて読んでみた。
人が衝動的になる瞬間、全身に電流が走る瞬間が鮮やかに描かれていて、美しかった。まっすぐ生きるってこんな感じなのかな。 -
「Q&A」とは全然違う作風、描写、展開も素晴らしく読みやすい。かってに平手友梨奈=佐々木飛鳥みたいな妄想しました。
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「ガラスの仮面」を思わせる、ある意味古典的な物語ではありますが、めちゃくちゃ引き込まれます。
やっぱり、うまい、んでしょうね。
夢中で読みました。
面白かったです。 -
イッキに一晩で読んだ。寝不足で仕事に向かわなくてはならない。こんな状況にさせてしまうお話し。演技を始めて数ヶ月の佐々木飛鳥、まだ若いが役者一家に育ち演技経験豊富で、評価も高い東響子。そんな二人が関わるオーディションのお話し。
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舞台や演劇に縁のない私でも、息遣いが感じられるような作品でした。
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演劇の描写についていけず、断念。