結党!老人党

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著者 : 三枝玄樹
  • 毎日新聞社 (2007年5月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107134

結党!老人党の感想・レビュー・書評

  • おじいさん大活躍小説を友人と一緒に探していて見つけた1冊。
    この本はまさにおじいさん大活躍小説だった。

    主人公の宮下辰夫さんは内閣総理大臣に指名される夢を見て、自分のような老人だからこそ国のために出来ることがあるのではないかと考え始める。
    一人から始めた演説はどんどん賛同者を増やして「老人党」を結成するまでに至る。

    宮下さんの一人称の語りはまるで日記のようで、事実と思ったことがただ淡々と記されているという印象。
    最初はすごく違和感があって、なかなか物語の中に入れなかった。
    でも政治や法律に関する知識はたぶん私と似たり寄ったりだと思われる人たちが、信じる国にとって1番いいと信じることのために全力を尽くす姿はとても素敵。
    優しい人柄にも好感が持てる。
    ライバル政党には嫌な人しかいなくて、老人党にはいい人しかいないという単純な図式はどうかと思ったけれど。
    あとあと、ちょっとうまくいき過ぎじゃない?と思わなくもなかったけれど。

    老人党の考える政治の形がベストなのか私には正直よく分からないけれど、でも最初に決めたことをここまで貫ける人って今の国会には確かにいないように思う。
    いや、気持ちがあっても宮下さんの言うようになかなか行動に移すのが大変だったりするのかもしれない。

    でも老人は守るものがないと何度も演説で繰り返されるけど、そんなことないんじゃない?と思う。
    1番違和感があったのはそこかもしれない。
    嘘だと言いたいわけではなくて、もしも本当にこんな風に動ける人がいたとしたら、その人のモチベーションはもっと違うのではないか。
    はっきり言葉に出来ないけれどそんな気がした。

  • 見たのは本ではなく、WOWOWドラマの方だが
    あまりにも良かったのでこちらに記しておく。

    まず、主役の笹野高史。
    適役、と一言で言ってしまうのがはばかられるぐらい、
    ものすごいハマリ役!
    この人を中心に動いていくストーリーと人物情景に
    心を動かされた。

    この人のくしゃくしゃーっとした笑顔には
    人柄の良さが表れていて、見る者を温かい気持ちにさせる。

    不安や気後れを感じつつも、
    正しいことは正しい という姿勢で、
    自分たちの私利私欲だけしか考えない不正な政治家を追い出して、
    次の世代のために国政をきれいにして渡そう!と演説する姿、
    それを見て徐々に賛同者が増えていくさま…

    ありえないと思う一方、
    主役の言動のひとつひとつがとても現実的で毅然としていて、
    それが人とのつながりを生み出した結果
    あちこちに心打たれる情景があり、
    何度も涙を…悲しい涙ではなく、心温まる涙を誘った。

    渡部篤郎、市毛良枝、本上まなみもよかった。

    芦田愛菜ちゃんの小さい頃の出演作でもあったんだなぁ。
    と、最後にびっくりした。

    いやーー…心がホクホクする、いい作品だった!

  • 作者を見て期待して借りた。
    かなり面白く読め、勉強になった。
    今後もこんな作品が読みたい。

  • 都合良く話が進みすぎると感じる部分も多かったけれど、
    小説小説。純粋に楽しく読めました。
    こんなに元気でエネルギッシュなお年寄り。
    確かに自分の周囲にいる高齢者もお金と暇を
    持て余しているみたいだし、私たちの中年世代より
    よっぽど元気だもんね。

    老い先短く失うものが少ないとはいえ、
    活動にはお金もかかかるじゃない?。
    日々の生活困ってないってことだよね。
    あぁやっぱり高齢者はそんな余裕のある暮らし
    してるんだー。いいなぁ。
    私もそのくらいの年になった時、
    お金の心配をしなくていい生活できるかな?
    ちょっと望み薄だろうな・・・はぁ。

  • お気楽に読むなら良書。細かいことを言わなければ、ぶっ壊して屋的おもしろさあり。
    調査の綿密さ・緻密な構成・人物の深い描写が欲しい方には不向きです。
    個人的には、作者の言いたいことをストーリー構成ではなく、全部主人公のセリフで言ってしまっているとこや、出来事の前後で考え方や視野の変わらない登場人物ばかりで、ちょっと残念。

  • 面白かった。

    選挙ではもっとドロドロした攻防が行われるのかと思ったけど、サクサク進んでちょっと物足りない。

    でも老人党のみんなのまっすぐな気持ちがほんわかする。

  • 平成24年12月16日(日)は衆議院議員総選挙の投票日です。
    選挙はなぜ行われるのか?また選挙に出馬するにはどうしたらよいか?選挙活動としてしていいことと法律にふれることなどなど。選挙に必要な知識をこの小説から学びませんか。普通のお年寄りがひょんなことから国会デビューしてしまった。本気でこの国のために闘えるのは、老い先短い老人だけだ!(フィクションです)

  • おもしろかったー。
    宮下さんがんばった。

  • これは面白い!一気に読んだ作品。

  •  年寄りを大事にしない国になった日本。 夢のような物語(?)だけどスカットした。

  • 老い先短い自分にできることはないか。そんなささやかな気持ちから、徐々にたくさんの人の同意を得て「老人党」が結成される。老人党の願いは、目先の利益にばかりとらわれている政治の世界をクリーンにすること。
    今の日本にこそ必要な政党じゃないかと思えた。

  • 総理大臣になるという小さい頃の夢をふと思い出した老人が、老人党を結成し政界を一掃することを目論んで、ある日巣鴨の街頭に立って演説を始める。
    曰く、「老人には守らなければならないものが何もない。そんな老人だからこそできることがある。」

    あくまでもフィクションだけど、痛快で面白い。
    映画化に向きそうなストーリー。

    でも本当にこんなことが起きたら、嬉しいかといったら、怖いような。
    誰にでも理解できる主張はだからこそ多くの支持を集め易いけれど、シンプルだということは、裏を返せば浅いともいえるわけで・・・。

  • すごいスカーッとおもしろかった!
    本当にこんな党ができたらいいのに…!

  • 久々に良かった本。
    老人パワー恐るべし。
    何処かで陥れられたり、裏切られたりするんじゃないかとドキドキしたけど爽快爽快。
    投票のときにはこちらもハラハラどきどきしたし喜びも感じました。
    最後もカッチョイ~!!

  • タイトルどおり、お年寄りが一念発起し、クリーンな政治を目指して立ち上がるお話です。

    テンポよく話が展開するので読みやすい作品でした。私欲のないお年寄りたちのまっすぐな思いが、こちらにもまっすぐ伝わってきました。老人党の快進撃は、読んでいて胸のすく思いでした。

    読後に爽快感を覚える中々よい作品です。

  • なんの事前知識もなく読み始めましたが、期待以上に面白かったです。
    現実の政治家がこんなに腐っているとしたら日本の未来はお先真っ暗ですね。老人党いいかも。こんなにうまくはいかないと思いますが。
    ドラマ化してたのはしりませんでした。見たかったなー。

  • 図書館よりレンタル。2010.05.21読了。

    お題目通りの物語。有りそうな政治裏状勢などは、今に通じるところがあり、負けるな頑張れと応援しながら読み進めた。普通 政治用語等は難しい漢字や連語がジャンジャン出てくるけど、この小説はそういうことがなく大変読みやすかったですね。純粋なエンターテイメント作品として楽しめました。
    ≪老人党の最大の目的は「日本の政治を浄化すること」≫
    不振不満が詰まる現政治にも、議員定数に関する法律改正、議員の監視に関する法律、公職選挙法の改正等必要なのではと頷いてしまった。

  • おもしろかった。老人党あればいいのに。
    2010.4.2

  • これが現実になればいいのに〜〜〜

  • 世界に名高い長寿国となり、団塊の世代の大量退職が話題となる昨今、今こそ彼らが立ち上がる時期なのかもしれない。
    バカらしい、理想主義すぎとは思うけど、こんな政治ができたら日本も老後の心配などしなくていい国になるんだろう。

  • 「老人党」って精神科医で作家のなだいなださんが提唱したバーチャル政党だったよな・・と思ってた。著者はこの政党の存在がヒントになっていると、あとがきで記している。なだいなださんに使用許可をお願いしたら「若い人のためになるなら、どうぞご自由にお使いください」との懐の深いメールが来たそうだ。著者は1981年生まれ。まだまだ老人には程遠い若者だ。日本の国会に生息する昨今の腐りきった政治家を一掃して真に正しい政治を行うために、守るものも怖いものもない一般市民の老人達が立ち上がり、国会議員を送り出すまでのアップテンポな物語。こんなことが「ひょっとしてあってもいいではないか」と一時の幻想を許してしまう痛快老人小説です。現役の若い者は養うべき家族、従わなければならない職務があるけれど、老い先短い老人こそ自由でナニモノにも拘束されていない。だからこそのパワーがあるのだと語り続ける。若者から老人への応援歌になっている。そんな社会意識や時代意識を持っている老人たちがひとりでも多く存在していることを願うし、そしてそのパワーを是非とも顕在化させて欲しいと思う。

  • 正に参院選の最中・・・このタイトルは「旬」の作品。人生をわずかに残して守るべきものがないとする高齢者老人達が立ち上がる。腐った日本を立ち直らせるのは、老人達だと! 政界に乗り込み大改革を成す!現職の政治家達を追放することこそ、悪政を浄化するのだと!!老人党を立ち上げた、一老人は「現職追放」「浄化後は志ある若者に道を譲る」と。理に適った公約の元、老人党は「日本を浄化」した。  面白い旬作品であった。
    <7>

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結党!老人党の作品紹介

立ち上がれ爺さん!怒りを叫べ婆さん!本気でこの国のために闘えるのは、老い先短い老人だけだ!『混合男児』が好評の新人が放つ笑って泣ける痛快政治コメディ。

結党!老人党はこんな本です

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