- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620107141
感想・レビュー・書評
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仲良し男女4人組の1人が事故死し、それぞれが自責の思いを抱えて生きていく。
頭を離れない後悔、幸せになることは罪なのか。
18歳から49歳まで、それぞれの人生と運命のいたずらのような再会と。 -
「一瞬でいい」そう思ったあの日。あの「一瞬」がなかったら、そう思える出来事。誰でもそんな思い出を抱えていると思う。
運命に翻弄されながらも稀世の逞しくしなやかに生きる姿、創介の男気と芯のある生き方、未来子の心の成熟していく様。
人は誰しもひとりでは生きていけない、生かされているんだ、と訴えかけてくる。
そのうえで「誰も貴方を救ってはくれない。変わるのは自分次第だ。」と。
読み終えた後、「そして貴方はどう生きたいの?」と問いかけられた気がした。他の唯川作品とは違った味わいで、何度もリピートしている。 -
ちょっと小池真理子チック。舞台は浅間山、軽井沢、そして東京。運命に翻弄された男女4人の物語。「若い頃は答えを求める、今は答えなどないとわかる。」「あなたは彼と生きた人生を、私は生きなかった人生を共にした」うーん、名言!
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幼馴染の4人が高校卒業記念に登った浅間山で運命を変える事件が起きる。その事件をそれぞれの運命に突き付けられ、答えのない人生を生きていく。ただのラブストーリーではなく、切り替わるそれぞれの視点が物語を豊かにさせる。何気なくすれ違う人々にもそれぞれの人生があることを実感する。ページをめくる手が止まらなかった。唯川さんの作品は最初だったが、改めて読書の魅力を味わえる作品でした。
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すごくよかった。
まだ何冊かしか読めてないけど、唯川恵の本で一番好き。
18歳の時に、男2人、女2人の4人で浅間山に登る。そこで事故が起こって、ひとりの男の子が亡くなってしまう。
残された3人が50歳になるまでの人生を追いかけたお話です。
事故の後、音信不通になってしまうも、何度か巡り合う機会がある3人。
本の最後の方では、すごく大事な時間を、きっと過ごせたんだろうなぁって思う。
素敵な関係です。
事故がなかったら、案外なんの関係もなくなってたりするのかも。
悲しい事故で結びつけられた3人って考えると淋しいけど、
それでも、いろんあことがあっても、素敵な関係を築けるっていうのは、
やっぱり凄く素敵なことなんだと思う。
都合よく再会しすぎ?と思っちゃわなくもないけど、
縁があるってことなんだろうね。
今回は図書館で借りたけど、文庫になったら、買おうと思いますw -
借り物恋愛小説第二弾。ちょいと長編。でも割りとさくっと読んでしまいました。
幼馴染の死を抱えた3人の男女の人生。
遠く離れて暮らすことにした彼らだったが、長い人生の中で、やはり深く交わることになる。
だいぶテンポも展開も早かったですが、すっきりと読めました。
これからまだまだ、自分の人生は続いていく。
人と関わることに疲れてしまいそうだったけど、結局はこれから先もつながってくしかないんだよな、なんて諦めを感じたりしました。 -
幼馴染の4人。18歳のとき一人が事故で亡くなり、残った3人はそれぞれ罪悪感を持ちながら生きていく。
29歳、37歳、49歳と時間が経過。
昼ドラ的な流れがとても読みやすかった。
この本、私も大好きです!
実は唯川さんの本との出会いはこの『一瞬でいい』で、2010年のことでした。
遅いで...
この本、私も大好きです!
実は唯川さんの本との出会いはこの『一瞬でいい』で、2010年のことでした。
遅いですね…(笑)
それ以来、唯川さんは好きな作家さんの一人です。
と言っても、まだ10冊しか読んでいませんが…
ブログの記事の件、お気を遣わせてごめんなさい!
全く問題ありません!
というよりも、拙いブログに遊びに来ていただいてうれしいかぎりです。
またお時間のあるときに、遊びに来てくださいね~♪