- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620107172
感想・レビュー・書評
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きたきた!
あさのさんは野球を描かせるとほんとにピカイチだな(>_<)!
そんなに野球に詳しくなくても。
なんならむしろ嫌いなひとでも。
この本を読むと…
好きなものがあるという尊さや、一所懸命になることの眩しさと苦しさ。そこから生まれる大切な人とのつながりのあたたかさなんかを感じられるんじゃないかな。
昔の自分の中にあった何かも思い出せてしまうかも。
どの話もさらっと読めて、そしてちょっといい話。
野球に携わったいろんな人の人生の話。
まさかラストのお話にまたこの子達が出てくるとは…。
感動でうるっと来てしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙は甲子園のような感じですが
さまざまな人からの『野球』が書かれていて
飽きずに読めます。 -
「練習球」「驟雨の後に」「梅香る街」「このグラウンドで」「空が見える」「町の風景」「雨上がり」「ランニング」「東藤岡商店街」「練習球?」。
野球というスポーツが纏う特別な力を再確認させる短編集。野球ってなんでこうも人々を熱くさせることができるんだろう。読んでるこちらも熱くなる。野球を題材にした作品ってドラマチックすぎて白けたり、逆に冷めすぎてて面白くないことが多いけど、この短編集の作品たちにはどちらも感じなかったと思える。野球ドラマもまだまだ捨てたもんじゃないなと思わせてくれた。ちなみにバッテリーは読んだことありません・・・ -
野球球児って1番青春してる気がするのは私だけでしょうか。本当の野球には興味はあまりないですが、本で読むと輝いて見えます。眩しいくらいです。
短編もティーンが主人公じゃない話もあり、野球を頑張ってきた人たちのささやかな話という感じが良かったです。 -
それぞれにとっての野球。
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『練習球』
『驟雨の後に』
『梅香る街』
『このグラウンドで』
『空が見える』
『街の風景』
『雨上がり』
『ランニング』
『東藤倉商店街』
『練習球?』 -
あさのあつこさんは神さまだ\(^o^)/
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小さな話がいくつも入っているので、読み易いです。値段もハードカバーでこの内容と思うとすごく良心的。
あさのあつこさんと言えば「バッテリー」ですが、本当に野球が好きなんだなあと思います。
また、野球の物語では珍しく、「元球児の女の子」の話があります。
これがすごく良いです!
おすすめです。 -
名作『バッテリー』の著者が贈る、野球を愛する者をめぐる10話の短編小説。
互いの抱えるトラウマや家庭環境を乗り越え高校野球に熱中するエースと友人。
「女の子はグラウンドに立てない」と一度は野球を棄てた少女の”再生“。
亡きわが子の姿を偶然甲子園に見た、老夫婦の感慨……。
グラウンドにこぼれている物語を丁寧にすくい上げた、限りなくいとしく、そして懐かしい味わい。野球小説の新たな傑作。
自分も野球がやりたいです…