堂島物語

  • 86人登録
  • 4.02評価
    • (15)
    • (16)
    • (11)
    • (0)
    • (1)
  • 17レビュー
著者 : 富樫倫太郎
  • 毎日新聞社 (2007年12月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107196

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

堂島物語の感想・レビュー・書評

  • Presidentかなんかに啓蒙本として記載されてたので
    購入。結構おもろい。

    日本史専攻なので江戸時代
    に貨幣経済への移行期における大阪米取引での
    金融技術の発達はしっていたけどそれを小説版で
    分かりやすく説明してる。

    蔵屋敷が=銀行で仲買人が証券会社やその他金融業者
    ってかんじかな?ファンドみたいな。。

    とにかく興味深い一冊だった。

  • 江戸時代、米取引の世界に生きた一人の男のサクセスストーリー。

    非常に面白かった。真っ直ぐで揺るぎない信念を持つ主人公がとにかく格好良いし、米取引の世界でめきめきと才覚を顕していく様は読んでいて気持ち良い。主人公を助ける周りの面々も魅力的。単なる経済モノに終わらず、家族モノ、友情モノ、恋愛モノと様々な話が組み込まれており、飽きることなく一気に読めた。これの続きがあるようなので、読むのが楽しみ。

  • 大阪の米問屋へ丁稚に行った吉佐が主人公の話です。地味な表紙と富樫倫太郎という作家の小説。見過ごしてしまうかもしれませんが是非おすすめします。時は江戸時代、米相場や商家の取引やしきたりが興味深い。日々の生活、身分の違いや人間模様など、時代小説にほとんどなじみの無い私には新鮮で、とても読みやすく、面白くてどんどんページが進みました。吉佐がとてもいいです。辛い目に遭いますがひねずに、ずるいことをせず、自分を納得させることを心得ているのに感心します。人の言葉に耳を傾け自分でものごとを考えるところ。吉佐の成長は読んでいて救われます。たなぞうでこの本を知り、読むことができてほんとに良かった。今の自分の辛い境遇はなかなか改善することはなく、読書がいちばんの助けになっている。この小説はつらい心に寄り添ってくれるような気がした。吉佐のがんばりや出世に励まされた。この小説の中にたくさんの人生が詰まっている。人はやがて死んでゆく。小説を読んでいろいろ身にしみる。

  •  継母に疎まれ、生まれ故郷の埜登村から、丁稚としては薹の立った16歳で奉公に出た主人公、吉佐の成長の物語。
     実は、農林水産本として白羽の矢を立てたのだが、恋あり、有情あり、敵対有りの、ビルドゥング・ロマンスでありました。
     いや、面白い。
     米の先物取引についても、後継する作品でも言及されており、(農業)経済小説なのでもありますね。
     続きを読んでいますが、ページを繰る手が止められぬ。

  • 先物取引の元祖。主人公の勝ち進み方が気持ちいい。経済の勉強にもなる。

  • いやぁ、久々スカッと清々しいものを読ませてもらった。何度読んでも先物取引の仕組みが理解しきれないけど、そんなこと関係なく、読んでてハラハラして、ためになって、悲しんだり、喜んだり、いいものを読んだ後は、得した気分なるのだけど、これはかなりお得だった。あー、続けて富樫倫太郎作品を読みたい。

  • ●2014/10/16

    こういう人生を送りたい。

  • 2014/8 久々に一気読みしました。株で痛い目にあっていることは恥じるばかり。面白かった。

  • 時は、徳川政権が安定を迎える享保年間。長 い戦国の世が終わり人々の暮らしに余裕が出 る事で加工品の値が上がり、更に農地改革が 進み、米価だけが下落する、所謂”諸色高の 米価安”という問題が発生した時代でもあ る。 一人の小作農の小倅が大阪堂島に店を 構える米問屋に偶然にも奉公に出る所より物 語が始まる。出世の見込みのない身分ではあ るが持ち前の生真面目さと明るさにて周囲の 人々に助けられながら米相場を学んで行く事 になる。特徴は出世階段を一歩一歩上る主人 公の清々しい生き様をテンポ良く刻みつつ、 当時の商家の慣わし、米相場と先物取引など 経済活動根幹のルーツをわかり易く背景も含 めて克明に記す。兎に角面白い。

  • この人の書くもの、男の描写がイイかも。

  • 面白かった。
    米がたくさんとれて、値段が安くなると、武士の暮らしが困るという
    複雑な経済の時代。

    経済のくだりは難しかったけれど、吉左をはじめとした
    登場人物が魅力的で、すいすいと読み進むことができた。

    能登屋吉左衛門を名乗ったあたりで終わったので
    続きが読みたくなりました。

  • 貧農の倅・吉左が米相場で才覚を発揮し、米問屋・能登屋吉左右衛門を名乗るまでを描いた経済時代小説。
    読み終えて、あぁ面白かった!と思えるサクセスストーリーだった。

  • 友達に薦められて読んだ本。

    江戸時代、大阪の米取引で貧しい村の倅が屋号を持つ米商人になるまでを描いたサクセスストーリー。

    1貫を稼ぐために日仕舞い取引に挑むシーンは迫力満点で面白かった。

    両替商のこいさんとの恋愛が絡んできてから取引の描写が減ったのが少し残念。もう少しサクセスストーリーの側面が強い方が好みでした。

  • SROの作者と同一人物が書いているとは思えない(笑)
    7作完結らしいので・・・こういうパターンの作者なのだろうか?
    単純な男のロマン的小説じゃなくて、読んでいて楽しめます。

  • 江戸の「米価安の諸色高」の話が何度もでてきてしつこいところもあるが米相場のことがくわしく書かれていておもしろかった。家族愛、恋愛もありで分厚い本なのに一気に読んでしまった。

  • 富樫倫太郎氏の本は始めて、
    米問屋に奉公する吉左の米相場、米の先物取引は大変面白い。
    主人公の周りの人が善人が多すぎる気もするが・・・

  • 歴史、経済も勉強出来る名作。

全17件中 1 - 17件を表示

堂島物語を本棚に登録しているひと

堂島物語を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ツイートする