結界の森へ (ミヤマ物語 第二部)

  • 毎日新聞社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107264

感想・レビュー・書評

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  •  ウンヌのハギと雲濡の透流。重なり合う2つの世界の少年たちは出会い、互いに理解を深める。そしてハギの母を救うため、再びウンヌへ向かう。

     図書館本。
     前巻に引き続き、少年2人の冒険と成長の話。魔法的な要素は今のところほとんど無いし、ウンヌならではの特色も無い。ウンヌは古代日本(せいぜい奈良時代レベル?)を連想させる文化なので、ファンタジーらしさもいまひとつ。
     毎日小学生新聞に連載ということで、中学年あたりでも大丈夫なようにとの配慮なのか、かなり読みやすい。悪く言えば、読み応えがない。セリフが子供向けの舞台の脚本のようで、説明的と言うか何と言うか。読んでいて気恥ずかしい。
     私の場合、トータルで2時間弱で読み終えてしまった。6年生であっても、読書家の子なら物足りなく思うんじゃなかろうか。

  • ハギと透が出会ってトモを見つけ屋敷の地下牢に閉じ込められて脱走目指す

  • 2022.05.09

  • 自分には珍しいことだけど、第一部を読んでから数ヶ月経って第二部を手に取った。
    いよいよ透流がハギとウンヌの森へ入り、ハギのオカカを捜索する。
    物事が都合よく起こっていくなぁと思ったり、ウンヌの民が小人のように小さな人だと思っていたので、縮尺がよく分からなくなったりした。
    でも、見知らぬ世界での冒険譚は、どうしてもワクワクしてしまう。
    世界の不平等にどう立ち向かうかというテーマも見え始め、続きがきになる。
    見知らぬ世界を覆う、もったりと濃い闇が、読んでいると付きまとってくるよう。できればウンヌの住居等の描写をもっと詳しく読めたら、イメージがもっと深くなったかな。

  • 運命の糸に導かれた二人の少年ハギと透流は、殺されかけたハギの母を救うため、得体の知れない闇の世界「ウンヌ」へと旅立つ。

  • 登録間違いのため修正

  • 児童文学のジャンルに分類される作品でも
    充分、大人が読むのに耐えうる名作も多いけれど
    こちらは、大人が読むにはちょっと…です。
    子供向きにはとても丁寧に描写されていると思います。

  • ファンタジー好き

  • ハギとトオルが出会い、物語は加速していく。草代さんが頼もしい。トオルもハギと出会ってから、急にしっかりしてきた感じがします。いじめや偏見や差別の他、家族や友人との絆や暖かさ、信じる気持ちの大切さなど、とてもメッセージ性のあるお話だなと思いました。でも押し付けがましくないので、お話を楽しみながらさらっと読めます。最終巻も楽しみ!

  •  あさのさんの作品によくある男の子二人の主人公。それぞれの世界で不平等や差別や理不尽なことがある。それに立ち向かっていく主人公たち。3弾が完結編らしい。二人がそれぞれの世界をどう生きていくのか期待。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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