あしたの虹

  • 44人登録
  • 2.67評価
    • (1)
    • (3)
    • (13)
    • (6)
    • (4)
  • 17レビュー
著者 : ぱーぷる
  • 毎日新聞社 (2008年9月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107301

あしたの虹の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 瀬戸内寂聴が「ぱーぷる」というペンネームで書いたケータイ小説。この小説を書いたとき著者は80歳を超えていた。その内容の若々しさ、みずみずしさに驚いた。さすがに大作家は違う。
    内容は現代を生きる十代の恋愛小説。よくある内容といえばそうだが、主人公の心模様の表現は単なるケータイ小説とは違う。人を思う心を表現する言葉の多彩さ、細かな心理を表現することは著者ならではであろう。また時代は変われど恋愛、人を好きになるという心は普遍なのであろう。ストーリー展開、登場人物の個性等、読む人を引きつけて放さない。久しぶりの純愛小説で最後まで一気に読んでしまった。

  • 瀬戸内寂聴さんはチャレンジャーですね。さらっと気軽に楽しく読めました。ケイタイ小説って、最後はハッピーエンドにはならないのがお決まりなのでしょうか…スイセンさんに寂聴さんを感じました。

  • 瀬戸内さんがペンネームで書いたケイタイ小説とのことでそのつもりで読めば、なるほどな感じ。でも所々で作家様が見え隠れしてそれを探すのが愉しでした。そんなバイタリティ見習いたい。

  • 2009/01/09読了

    当時話題作だったしすごく気になったので読んでみた。
    話は短文が多くて思ったより早く読めた。
    齢80を超えているのに何だこのアグレッシブさは!
    内容も源氏物語だなあとかふと思いながら。ぱーぷるさんの作品としては申し分ないかもしれないが、一般的な作品として読むと、いささか残念。まあ携帯小説なのだから仕方がないというかなんと言うか。
    終盤はとてもあわただしいし、そのー、携帯小説十八番の彼氏が死ぬだとか妊娠するだとかいう定型文にあやかろうとしているのが見て取れる。ラストに無駄になぜヒカルを殺したのか。それが納得いかん。
    次に周囲の環境が謎設定。
    「すさんだ」とか言う割にはそうでもない。
    バイト先の父親も普通。
    あと、お笑い芸人という立場の人間を研究しきれていない。さいごに、これは古文をやっているから仕方の無いことかも知れんけど、見ているこっちが恥ずかしくなるような比喩の乱用が気にくわんかった
    まあヒカルの本音もよくわかんなかった。
    でも、著者の努力と好奇心はリスペクトする。

  • 書籍番号
    M110129-035-9784620107301

  • 瀬戸内寂聴の携帯小説。
    いわゆるケータイ小説を模倣したというわけだが…、で、この人結局何をしたかったの?
    うまくケータイ小説になっている。だからこそ寂聴らしさが全然なくて、いい作品とは思えなかった。

    この作品、本で読むといかにも陳腐に見える。
    伏線の張りかたも、「ケータイ小説だからこんなもんでしょ」の想像をうらぎらない。
    ある意味すばらしい技量のなせる技ともいえる。
    他のケータイ小説の「お約束」が踏襲されるが大きな破綻はないということである。
    この点、ケータイ小説と水戸黄門は似てる。
    お約束をちりばめて、パッケージだけ変える。
    一歩引いて見ている分にはどちらも面白いが、それは別に後世に残るようなものではなく、消費文化だろうと思う。

    ところで…この作品のモチーフの中の、もっとも大きなところに源氏物語が使われている。
    瀬戸内寂聴は、携帯で読ませるものを書く実験をしてみたつもりなんだろうが、
    結果的には凡俗なケータイ小説に落ち込んでしまっている。
    だから、源氏物語を陳腐な不倫が眼目の物語として扱ってしまったように見える。
    ま、実際古典文学なんて、陳腐なストーリー立てといえばいえるから、仕方ないのかもしれないが。

    翻訳は原文で読むべしというのと同じで、古典も原文で読まないと、その作品の空気はわからないもの。
    『読み違え源氏物語』と同じようながっかり感が残る。

  • ケータイ小説は普段読まないのだけれど、おもしろかったです!

  • 読み終わった日: 2009.09.19
    ケータイ小説サイト「野いちご」連載
    あの、瀬戸内寂聴さん(1922年生まれ!)が、ケータイ小説を書いた、って話題になった本。一度読んでみたいと思ってました。
    お話としては、面白かった。ただ、なんていうか、面白さとはぜんぜん別な部分なんだけど、年齢いってる人を書いてある部分のほうが妙に生き生きとしてたような・・・ランコママとか女将さんとか。
    逆にトオルはなんだか、ふわふわとして存在感が薄いような。
    う〜ん、寂聴さんほどの人でも、やっぱり書くものに年齢が出てしまうのか。
    年サバ読むのは諦めたほうがいいかなあ。

  • 悠璃は、家計を助けるために始めたアルバイト先で、光という青年に出会った。
    彼はイケメンなのだが、片方の頬には酷いあざがあり、
    あまり人を近づけないような雰囲気を持っていた。
    悠璃は彼のことが気になりだすが、片思いだとあきらめていた。

    瀬戸内氏のチャレンジ小説。
    書き方や内容はケータイ小説ですが(お約束のものが全部入ってます)、
    物事の背景にツッコミどころが無いのが、他のとちがいます。

  • 瀬戸内寂聴さんが書かれたケータイ小説ということで読んでみたが、うーん、よくわからない。2009/4

全17件中 1 - 10件を表示

あしたの虹を本棚に「読みたい」で登録しているひと

あしたの虹を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

あしたの虹を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

あしたの虹を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする