悪いことはしていない

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著者 : 永井するみ
  • 毎日新聞社 (2009年3月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107325

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悪いことはしていないの感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    大手企業リーロテックに入社して4年。真野穂波は、尊敬する上司・山之辺の秘書として慌ただしくも充実した日々を送っていた。ところが、ある日、同期の亜衣が突然失踪した。彼女のブログには「会社の上司にホテルに連れ込まれそうになってショック…」と最後の書き込みが。穂波は山之辺を疑い始め、亜衣の部屋を訪ねる。そこには、いつか見た光景―ピスタチオナッツの殻が散っていた。

    【感想】

  • ミステリーというよりも、ミステリー風味の一般小説といった感じ。
    主人公・穂波は、探せばどこかにいそうな女性だ。
    仕事に熱心で、適度にマイペースで、優しく友情にあつい。
    適性を認められて独立する上司に引抜を打診されたり、当たり前のように先輩のミスをカバーして感謝されたりもする。
    ここまでは、性格もいい普通の女性だ。
    ところが、妙なところが普通ではない。
    恋愛の対象として好きだと友だちに告白され、あまつさえ殺されそうになる。
    穂波自身は、恋愛対象は異性しか考えられないタイプである。
    なのに、結局ふたりの関係は友だちとして続いていく。
    相手は殺してしまいたいと思うほど、穂波を愛している人間だ。
    その強い思いに応えることは出来ない。
    気まずくなって距離を取るようになるとか、ふたりの関係が変化してもおかしくはないと思うのだけれど…。
    都合のいいときだけ、「友情」という名前で亜衣を利用しているように感じてしまった。
    友だちなんだから、これ以上はダメ!!
    そんな線引きをされながら傍にいる亜衣は、きっと辛かったと思う。
    それでも、好きだからそばにいたい。
    大切な人を守りたいし、役に立ちたい。
    亜衣の本当の気持ちを、穂波はどこまで理解していたのだろう。
    穂波に共感できなかったことが大きかったのかもしれない。
    いまひとつのめり込むことが出来なかった物語だった。

  • 26歳の『穂波』は営業アシスタントしているのだが、最近臨時で本部長の秘書を兼務している。仕事量は多く忙しいが、今までよりやりがいを感じられる仕事に面白みも感じていた。だが、同時に、私生活を楽しんでいる同期の友人を羨ましこも思っていた。
    そんなある日、その友人が会社を無断欠勤したまま姿を消してしまう。心配した穂波は、必死で彼女を探す。
    同じ女性の目線で書く、連続中編2編。


    他人から見て、どんなに充足している様に見えても、人は他人を羨ましく思ってしまうのかもしれない。
    ラストがそこまでいくとは思ってなかったけど、ありがちなテーマを上手に見せているなぁと感じた。
    2本目に入っている「デビル・ブラック」、こちらの方からタイトルはきているのだろうと思える。
    知らず知らずのうちに、他人を傷つけていることもある。こちらもテーマ的には珍しくもない。ただ、前の編は等身大と言う感じがしていたのに、こちらは登場人物がみな少しズレた感じがして気持ち悪かった。主人公もなんだかふらふらした感じになってしまったよう。
    それにしても、いくら不安だとはいっても、あんなことがあった友人と同居するのだろうか?最後まで気持ちが掴めずで、全体的には悪くなかったのにそこが少し残念。

  • 子どもっぽいというか、全てが中途半端。装丁の黄緑色が好きで読んだのであまり文句は言えませんが、他の作品を読んだ方がいいです。がっかりです。

  • 2014.3.16 読了

    読みやすかったけど、
    あまり 残らなかったかな?

    タイトル通り
    「悪いことはしていない」
    んだけどね。。。

    それでいいのか その生き方?
    みたいな?

    永井作品 ちょっと気になって
    時々 読んでるんですが、
    これは ちょっと物足りなかったかな。。。

  • 先が気になってするすると読み進めるけれど、読み進んだ先はこんなものなのかという展開。もっと私が若かったら良かったのかもしれないけれどww

  • 久しぶりに本を取った自分には大変読みやすかったです。
    人物像がすっと浮かびあがり、ストーリーも先の読みたくなる展開でさくさく読めました。
    自分は「悪いことはしていない」、っていうのが1番駄目なんだろうなぁ・・・

  • 誰も自分が悪いことをしているつもりはなくても人を傷つけてしまっていることってあるんだろうな。自分のことを含め少し反省。

  • 自分では知らないうちに人を傷つけていることがあるんだろうなぁ…と思ってしまった。途中で起きる事件の犯人は、全く予想がつかなかった。
    文章自体はとても読みやすい。

  • 軽いタッチの2話仕立て。
    コーヒー飲みながら、のほほんと読めます。

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悪いことはしていないの作品紹介

大手企業リーロテックに入社して4年。真野穂波は、尊敬する上司・山之辺の秘書として慌ただしくも充実した日々を送っていた。ところが、ある日、同期の亜衣が突然失踪した。彼女のブログには「会社の上司にホテルに連れ込まれそうになってショック…」と最後の書き込みが。穂波は山之辺を疑い始め、亜衣の部屋を訪ねる。そこには、いつか見た光景-ピスタチオナッツの殻が散っていた。

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