悪いことはしていない

  • 154人登録
  • 2.86評価
    • (3)
    • (9)
    • (40)
    • (17)
    • (4)
  • 39レビュー
著者 : 永井するみ
  • 毎日新聞社 (2009年3月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107325

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

悪いことはしていないの感想・レビュー・書評

  • 【あらすじ】
    大手企業リーロテックに入社して4年。真野穂波は、尊敬する上司・山之辺の秘書として慌ただしくも充実した日々を送っていた。ところが、ある日、同期の亜衣が突然失踪した。彼女のブログには「会社の上司にホテルに連れ込まれそうになってショック…」と最後の書き込みが。穂波は山之辺を疑い始め、亜衣の部屋を訪ねる。そこには、いつか見た光景―ピスタチオナッツの殻が散っていた。

    【感想】

  • ミステリーというよりも、ミステリー風味の一般小説といった感じ。
    主人公・穂波は、探せばどこかにいそうな女性だ。
    仕事に熱心で、適度にマイペースで、優しく友情にあつい。
    適性を認められて独立する上司に引抜を打診されたり、当たり前のように先輩のミスをカバーして感謝されたりもする。
    ここまでは、性格もいい普通の女性だ。
    ところが、妙なところが普通ではない。
    恋愛の対象として好きだと友だちに告白され、あまつさえ殺されそうになる。
    穂波自身は、恋愛対象は異性しか考えられないタイプである。
    なのに、結局ふたりの関係は友だちとして続いていく。
    相手は殺してしまいたいと思うほど、穂波を愛している人間だ。
    その強い思いに応えることは出来ない。
    気まずくなって距離を取るようになるとか、ふたりの関係が変化してもおかしくはないと思うのだけれど…。
    都合のいいときだけ、「友情」という名前で亜衣を利用しているように感じてしまった。
    友だちなんだから、これ以上はダメ!!
    そんな線引きをされながら傍にいる亜衣は、きっと辛かったと思う。
    それでも、好きだからそばにいたい。
    大切な人を守りたいし、役に立ちたい。
    亜衣の本当の気持ちを、穂波はどこまで理解していたのだろう。
    穂波に共感できなかったことが大きかったのかもしれない。
    いまひとつのめり込むことが出来なかった物語だった。

  • 26歳の『穂波』は営業アシスタントしているのだが、最近臨時で本部長の秘書を兼務している。仕事量は多く忙しいが、今までよりやりがいを感じられる仕事に面白みも感じていた。だが、同時に、私生活を楽しんでいる同期の友人を羨ましこも思っていた。
    そんなある日、その友人が会社を無断欠勤したまま姿を消してしまう。心配した穂波は、必死で彼女を探す。
    同じ女性の目線で書く、連続中編2編。


    他人から見て、どんなに充足している様に見えても、人は他人を羨ましく思ってしまうのかもしれない。
    ラストがそこまでいくとは思ってなかったけど、ありがちなテーマを上手に見せているなぁと感じた。
    2本目に入っている「デビル・ブラック」、こちらの方からタイトルはきているのだろうと思える。
    知らず知らずのうちに、他人を傷つけていることもある。こちらもテーマ的には珍しくもない。ただ、前の編は等身大と言う感じがしていたのに、こちらは登場人物がみな少しズレた感じがして気持ち悪かった。主人公もなんだかふらふらした感じになってしまったよう。
    それにしても、いくら不安だとはいっても、あんなことがあった友人と同居するのだろうか?最後まで気持ちが掴めずで、全体的には悪くなかったのにそこが少し残念。

  • 子どもっぽいというか、全てが中途半端。装丁の黄緑色が好きで読んだのであまり文句は言えませんが、他の作品を読んだ方がいいです。がっかりです。

  • 2014.3.16 読了

    読みやすかったけど、
    あまり 残らなかったかな?

    タイトル通り
    「悪いことはしていない」
    んだけどね。。。

    それでいいのか その生き方?
    みたいな?

    永井作品 ちょっと気になって
    時々 読んでるんですが、
    これは ちょっと物足りなかったかな。。。

  • 先が気になってするすると読み進めるけれど、読み進んだ先はこんなものなのかという展開。もっと私が若かったら良かったのかもしれないけれどww

  • 久しぶりに本を取った自分には大変読みやすかったです。
    人物像がすっと浮かびあがり、ストーリーも先の読みたくなる展開でさくさく読めました。
    自分は「悪いことはしていない」、っていうのが1番駄目なんだろうなぁ・・・

  • 誰も自分が悪いことをしているつもりはなくても人を傷つけてしまっていることってあるんだろうな。自分のことを含め少し反省。

  • 自分では知らないうちに人を傷つけていることがあるんだろうなぁ…と思ってしまった。途中で起きる事件の犯人は、全く予想がつかなかった。
    文章自体はとても読みやすい。

  • 軽いタッチの2話仕立て。
    コーヒー飲みながら、のほほんと読めます。

  • もうちょっと展開に捻りが欲しかったなー、亜衣ちゃんとのことにしろ、幸田さんのことにしろ、暴漢の犯人にしろ、なんかもっとあるのかと思ってハラハラしながら読んでたんだけど、意外と普通だった…。
    ドロドロした展開を期待してしまうのは、オバサンになった証拠かなぁ(笑)

  • 軽いめのOLもの。二話目にミステリー要素あり。さらっと読める。
    (図書館)

  • 面白くなくはないけれど、そんなに好きでもないかな。題名が好き。
    何となく恋愛ものなのかと思って借りたから拍子抜けした。

  • え?もしかして?とどきどきハラハラさせるサスペンスなんだけど、ちょっと騙されました。昨年亡くなった作家さんで「枯れ蔵」や「隣人」など大好きな作品がたくさんあったし、これからもどんどん書いてくれると思っていたのでとてもとても残念だった。

  • 大手企業で営業補佐をしていた穂波は産休者の代わりに山野辺の秘書役も務める。忙しいが充実感も感じている。穂波と対照的な友人きらびやかな亜衣には秘めた思いがあって……。
    後半は山野辺とともに転職した穂波の周辺。

    さらりと読める1冊。

  • 一話目は面白かったけど二話目がチープになっちゃった。

  • 永井するみ作品を初めてよんだ
    何か起こるのか 期待している間に終わっちゃった
    あっさり
    それが良さなのか もう1冊読んでみよう

  • 結局レズオチ?

  • 面白くて読みやすかったけど、結局亜衣ちゃんの事とかどうなったん?と思ってしまう。なんも解決してないような…いや、まぁ、解決の仕様がないけどね。
    主人公の穂波は仕事は出来るけど、ほんと抜けてるとこあって、そういうとこがみんなに愛される所以かなぁ。

  • 会社の同僚でもある女友達が
    ある日突然失踪した。
    そこから始まる2部構成の物語。

    大晦日から読み始めたSF大作がなかなか進まず(やっと2/3位)
    仕事も忙しいので気分転換に軽めの本に浮気。

    狙い通り読みやすかったし
    1部はそれなりに面白かったが
    1部と2部で各々キャラに一貫性がなく違和感あり。
    話があちこち飛びすぎてる感じ。

    【図書館・初読・1/5読了】

  • 面白かったけど・・・なんか腑に落ちない。主人公がちょっとリアルすぎる気もする。転職して前の職場を思うところはいらいらした。いらいらするってことは、上手に描けているということだと思うけど。あとどうしてもまた友達関係に戻れるというのが納得できないかなぁ。相手の一言が気になったり、他の人に嫉妬心やどろどろした気持ちを持ったり、というのはすごくリアリティがあって、だから上手なんだろうけど、違和感というか苦手感を持つのは自分としてはそういうところが直視できないからなんだろうか。

  • 2編の連作小説です。
    最初の物語は読み始め面白い!と思ったけどラストでう~ん。
    次の物語はすでに読み初めからう~ん。

    なんか主人公の気持ちに共感できず残念。
    軽くて読みやすいんだけどね。。なんか微妙だったなぁ。

  • 仕事に対する葛藤とか、異性関係とか、同性関係とか、どれか一つに絞るべきだったのではないかと思う。亜衣ちゃんみたいな子がいたら自尊心が満たされて良いだろうな、裏切った時が恐いけれど。

  • 主人公の穂波と
    友人の亜衣の関係も魅力的ではなかった。
    ええっ、こう終わる?と言うラスト。
    含みを持たせるなら
    もうちょっとセクシャルな感じも欲しかったなぁ。

  • さらっとした文章。
    小難しくなく、ちょびっと洒落ていて読みやすい。
    心に残る話ではないけど、教えはあった。
    やっぱり女は顔だ!顔がよければ同性からも受け入れられる!

    ( ・_ゝ・)<特別な交際も慣れれば違和感なくなる。

全39件中 1 - 25件を表示

悪いことはしていないを本棚に「読みたい」で登録しているひと

悪いことはしていないを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

悪いことはしていないを本棚に「積読」で登録しているひと

悪いことはしていないの作品紹介

大手企業リーロテックに入社して4年。真野穂波は、尊敬する上司・山之辺の秘書として慌ただしくも充実した日々を送っていた。ところが、ある日、同期の亜衣が突然失踪した。彼女のブログには「会社の上司にホテルに連れ込まれそうになってショック…」と最後の書き込みが。穂波は山之辺を疑い始め、亜衣の部屋を訪ねる。そこには、いつか見た光景-ピスタチオナッツの殻が散っていた。

ツイートする