英雄の書 上

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著者 : 宮部みゆき
  • 毎日新聞社 (2009年2月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107332

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英雄の書 上の感想・レビュー・書評

  • 同級生を殺傷した兄を救うために、小学5年生の女の子が異次元世界に飛び込んでいくファンタジー。
    設定のややこしさに手こずって一度目は読了できず。二度目の挑戦で、ふと物語の波にのることができ、上巻読了。(でも宮部みゆきさんのファンタジーが苦手だったことも同時に思い出す。)

    「物語」「輪」「領域」という意味づけを、きちんと理解しているとは言い難いけれど、小説という物語の中で「物語」を語るという二重構造がどこに落ち着くのか、果てしなく広がっていくイマジネーションの世界がどこで現実と折り合いをつけていくのか、続きを楽しみにしながら読みすすめることができた。下巻に期待。

  • ―あれが獄を破った。戦いがはじまる。

    お兄ちゃんが人を刺した。
    突然の知らせに信じられない友理子は、兄の部屋である古い本に出会う。
    『お兄さんは《英雄》に取り憑かれたんだ』
    兄を捜すために友理子はいにしえの本の力を借りて、かつて《英雄》を封じていたという無名の地を訪れる。

    《英雄》とは―
    印を戴く者(オルキャスト)とは―

    この作品の中で考えさせられたのは、物語の定義。
    無名の地に住まう無名僧が語る物語の成り立ち。
    以前読んだ『アイの物語』とはだいぶ違う捉え方をしていた。


    ―物語とは、有り得ない出来事を作り上げる。そして語る。記録に残し、記憶をばらまく、嘘でございます。

    ―物語は人間に必要とされる、人間を人間たらしめる必須の嘘でございます。しかし、嘘は嘘。罪にございます。

    嘘はたしかに良い事じゃない。
    けれど、なぜ嘘をついたのかというバックグラウンドに目を向ければ、必ずしも悪意に満ちているわけではない。
    人は現実だけでは生きていけない。
    ある種の虚構が必要になってくる。
    それが物語であり、本となり、映画となった。

    物語とは、なんだろう。

  • 初っ端から衝撃的な幕開け。
    主人公の友里子は勢いに流されるような形で異世界への扉を開いてしまい・・・

    まぁ要所要所で幼いなりに決断しているわけだけど、如何せん勢いも手伝って決めてしまっているような面もあるので後になってちょっとビビっちゃったりして。

    重々しいのが序盤から延々と続くわけではなく、たまにちょっと楽しいやり取りがあるのが救い。 
    そこらのさじ加減が絶妙です。
    アジュのキャラでかなり重苦しさが中和されている感じ。

    しかし事実がわかり始めるにつれ、本当に胸が締め付けられますね。
    今もどこかの学校でこれに近い痛ましい事が起こっているかもしれない。 

    ユーリになった友里子はやり遂げる事ができるのかな。
    ラスト彼女達に近づいて来たのは一体何なのか、早く続きが読みたい

  •  本を読んで、同級生を殺してしまった中学生の兄。
    本を読んだ事で起きた事件という事で、この本自体を読むことが怖くなりました。
     それで、読むのを止めようか?と真剣に悩みましたが、それでも誘惑に勝てずに読む進めて正解でした。
    「英雄」の裏と表、今まで考えた事もなかったけど、確かにたとえばナポレオンは英雄、でも敗戦国の人にとってはタダの人殺し。
     物事にはそういう2面性があることに気が付かせてもらいました。
    最後に、ユーリに襲ってくる闇、ユーリは勝てるのか?
    気になるので、早く下巻を読みたいです。

  • 2017.4.27 読了


    たまに 宮部読みたい病に かかるんだけど、
    これは ちょいと しんどかったかな。。。

    私 ファンタジー 苦手で。。。

    だいぶ ハリポタ臭がした。。。
    中盤くらいまで『ムリかも。。。ムリかも。。。』と思いながら
    読みました。

    中盤から やっと 話が動き出して、
    だいぶ 面白くなってきた。


    はてさて ユーリは お兄ちゃんを
    助けることができるのでしょうか??

  • オススメコメント「『学我者死』―我を学ぶ者は死す。英雄になりたいと思う君は、読まずにはいられない。がだ、読んでしまった君は・・・。」

  • ごく普通の家族の中で過ごしてきた小学生友理子。英雄の書に魅いられ傷害事件を起こし、行方不明になった兄。多くの本や無名の地の無名僧たちに助けられ、兄を探す旅に出る。

    旅に付いていくため、ハツカネズミの姿になった本であるアジュ。
    英雄(善と共に悪の側面をも持つ)の破獄と言う変化に心を動かしてしまい無名の地を追われた無名僧ソラ。
    無名の地や輪(サークル)、物語の輪廻などなど、理解がちょっと難しい面も。

    下巻でどんな完結が待っているか楽しみ。

  • ファンタジーはちょい苦手なので進みが遅い。上巻殆どをかけてようやく状況がわかってきた。
    本が話しかけてきたらきっと怖いけど嬉しいから、私もヒロキみたいに取り込まれるかもしれない。
    まだまだ謎だらけです。下巻へ。

  • 宮部氏のファンタジーは『ブレイブストーリー』以来敬遠していたのですが、ミステリーと間違え読み出した『悲嘆の門』が意外と面白くこちらにも手を出したところ…

    下巻まで読まない事には何とも言えませんが、なかなかはかどりませんでした。どうも歳くってひねた分ファンタジー小説が読めなくなってきているのも原因の一つですが、そもそも四十路をこえたおばはんが小学生の少女に感情移入する事自体に無理があるのかも。
    いやいや一足飛びにおばちゃんになった訳ではなかろうよ私。
    と言う次第で下巻へ行って参ります。

  • 半分を過ぎた辺りから、ようやっと面白くなってくる。
    下巻の展開が楽しみ。

  • 最初は衝撃的。

  • 宮部みゆきさんのファンタジーは、ファンタジーなのになんでもありじゃないのがすき

  • 悲嘆の門の上を読んでから、再読。
    サークルとリージョンを復習。
    設定が難解なのかな。内容が深すぎるのか。無名の地や無名僧は印象に残っていたが、ストーリー自体は忘れていた。
    いろいろ酷評はあるようだが、RPGのストーリーとして読めば楽しめる。話のテンポも良い。

  • 2015.12.19
    これも…1回読んでいました…記憶弱すぎる…。

    世界はあるがままであり、
    物語は輪を循環していて、
    光と闇は表裏一体で、
    一にして万、万にして一。

    わかるような、わかんないような。
    わかんないような、わかるような。

    世界の理に触れるような感覚。
    ファンタジー要素としては、私はドリームバスターのほうが好きでした。

  • 森崎友理子は小学五年生。
    ある日、中学生の兄・大樹が同級生を殺傷し、失踪するという事件が起きた。
    兄の身を心配する妹は、彼の部屋で不思議な声を聞く。
    「君のお兄さんは、“英雄”に憑かれてしまった」。
    大叔父の別荘から兄が持ち出した赤い本が囁いた。
    『エルムの書』に触れ、最後の器になってしまった、と。
    友理子は兄を救い出すべく、英雄が封印されていた“無名の地”へと旅立った。

  • 悲嘆の門上巻を読み終えてからの再読。
    たしか??本が話をする。。。ってほんの1部分だけしか記憶になかったこの本。
    (悲嘆の門を読んでさえ、思い出すことができなかったけど)
    人間が紡いでいく物語。すべてが罪であり咎である。
    小学生の友理子と同じように、それに納得はできないけれど、 ヒロキが英雄に魅入られてしまったことは凄くわかる。。。
    ユーリの先に待つものは!?そしてヒロキを取り戻すことはできるのか?? 宮部さんのファンタジーもの、私は結構、大好きです^^

  • 宮部みゆき作品はミステリーを読むことが多いが、『ICO』で初めてファンタジーを読んで面白かったのでこの本にも手が伸びた。

    物語の概要は、小学生の女の子ユリコが主人公となり、同級生をナイフで刺して行方不明になった兄ヒロキを助ける旅に出る、というところ。
    話が段々ファンタジーに入っていくと、無名の地、無名僧、“輪”、“領域”、“物語”と、いろいろややこしくて時々読み返さねばならなかったが、概ねすらすらと読める内容。
    ファンタジーといいつつ、現実世界との行き来があり、社会問題も出てくることから、『ICO』のようにファンタジー一色でもない。

    個人的にはアジュがかわいくて、この物語の中の癒し要素だった。

  • 悲嘆の門を先に読んでしまった為、結末がおおむね想像出来てしまうのがちょっと切ない。
    悲嘆の門とは違いミステリィ要素はなく、ファンタジー街道まっしぐら?
    主人公が小学生の女の子で、宮部先生のブレイブストリーの女性版ってな感じで・・・・。
    下巻を読んで印象が変わる事を願いたい・・かな。

  • 宮部みゆきは多分指輪物語やナルニアが好きなんだろうと思う。
    だからファンタジーも書きたい。
    でも、『ブレイブストーリー』を除いてはやはりそれに失敗してる。
    山本周五郎や松本清張のファンタジーがないのと同様に文体とか、いろんな向かなさがあると思う。

    これもそう。
    世界観が圧倒的にファンタジーには足りない。
    異世界ファンタジーは、その場面が切り取られているだけじゃなくて、その場面以外でも人々が生きていることが感じられるかどうか。
    だから薄い。
    面白いとちょっとでも言えるのは森崎大樹がなぜ同級生を殺したかというところを探る場面だけで、それ以外は単調で平凡。筆がのる場面とのらない場面が差がありすぎる。

    ドリームバスターもそうだったけど、書きたいものと書くべきものは違うよね、とわかる本ではあります。

  • 図書館で借りた本。
    主人公の友理子は、小学5年生。
    ある日授業中に先生に呼ばれて、すぐに家に帰るように伝えられる。
    実は中2で優等生の兄が、学校で同級生を殺傷して逃走中だという。
    ある日、兄の部屋で泣いていると、どこからか声が聞こえてくる。耳を傾けるとそれは、古い本の声だった。
    声に従って、友理子は冒険に出発した。

  • 新潮社の夏の100冊に選ばれていて気になっていた作品。兄を探し出すため、冒険の旅に出る妹。子ども向けのファンタジーなのかな?冒険の世界に出るまでがなかなか時間がかかったかな。ユーリはお兄ちゃんを救えるのか。いざ下巻。2012/657

  • 下に行く気になれなかった・・・。
    どうしよう・・・。
    設定は面白いが、ファンタジーとしては、人物の存在感が薄いというか?現実でも、別次元でも、その存在から匂うような「生きている感じ」がないと、ファンタジーは引き込まれない気がする・・・。

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英雄の書 上の作品紹介

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英雄の書 上のオンデマンド (ペーパーバック)

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