抒情的恐怖群

著者 :
  • 毎日新聞社
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本棚登録 : 157
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107387

作品紹介・あらすじ

七篇七様の戦慄、めくるめく本格ホラー誕生。

感想・レビュー・書評

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  • 日本独特の、じめっとしていて、不可解、はっきりとしない恐怖の短編集。

    『呪い田』『樹下譚』『緋の間』が好み。
    でも、『緋の間』は怖すぎた…

    この作家さんを知らなかったけど、図書館に他の作品もあったから読んでみたい。

  • 2022/8/24

  • 「樹下譚」「グレー・グレー」がお気に入り。特に後者、終末世界での主人公じゃない一般人の日常、恋愛の先行きの見えない哀しさというか、そういう新しい視点、気持ちになれたのがとても良かった。ひとの感想を聞いてまわりたい気持ち。

  • 暗くてじわっとした短編集。
    ホラーというよりダークファンタジーに近い印象。
    好みには合わなかったが、好きな人は好きな作風だと思う。

  • 怖いというより不気味。暗い。こういうホラー好きだな。
    帰省録が一番気になった。あの結果になったということは一体なに書いたんだ?

  • なじ■

    まさしく叙情的な恐怖の群れと言うほかない7つの怪談。
    少しオチが腑に落ちないと感じたものが数篇ありましたが…
    文章が独特で最初は戸惑ったものの、
    読み進める内にしめやかな描写に惹かれていきました。

    恐怖的な意味では「町の底」「呪い田」、
    ストーリーとしては「グレー・グレー」「「影女抄」が特に印象的でした。

  • 少し怖い

  • 日本の怪談・ホラーは怖い。土着とか呪いとか暗ーいじめじめっとしたのがぞわぞわする。淡々とした語り口がまた怖い。怖すぎて2話目で挫折・・・。

  • こういう怪談を読みたかった。
    文章に癖があるが、それすらも不気味さに貢献しているのかも。
    緋の間は途中から背中が痒くて堪らなかった。

  • 内容は
    短篇集7編掲載。どれもこれも確かに抒情的恐怖。
    中でも、昔どこかの座敷牢に囚われていたアルビノ少女と
    夢のなかで逢瀬を繰り返す為に樹の下に行くという『樹下譚』と
    お屋敷に2週間ほど寝泊まりするだけの好条件バイトで
    体中に小さい手足が群生するようになってしまう『緋の間』が
    とてもよろしかった。

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著者プロフィール

高原英理(たかはら・えいり):1959年生。小説家・文芸評論家。立教大学文学部卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。85年、第1回幻想文学新人賞を受賞。96年、第39回群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞。編纂書に『リテラリーゴシック・イン・ジャパン 文学的ゴシック作品選』『ファイン/ キュート 素敵かわいい作品選』、著書に『 ゴシックスピリット』『少女領域』『高原英理恐怖譚集成』『エイリア綺譚集』『観念結晶大系』『日々のきのこ』ほか多数。

「2022年 『ゴシックハート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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