翼をください

著者 :
  • 毎日新聞社
4.24
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感想 : 125
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107455

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んでいなければ、私はニッポン号のことも知らず、また、あるアメリカ女性飛行士のことも知らないままに(少し大袈裟だが)歳を重ねて死んでいくところであった。
    そんな意味で、私にとっては読んで良かったと思う小説であった。

    1939年8月26日、国産の飛行機ニッポン号が初めて世界一周の旅に出た。平和親善の一環として企画されたもので、飛行機は軍用機を改造したものだった。7人を乗せたニッポン号は3万人の大歓声に包まれて羽田を後にした。札幌に立ち寄った後、南北のアメリカ大陸、欧州へ。長距離飛行に備えて部品を世界各国に送っておいたが、故障ひとつなく10月20日に無事帰還した。(NHK放送史より)

    本作はこの実話ニッポン号の世界一周の話しと女性として初めての大西洋単独横断飛行を成し遂げたアメリカ人女性飛行士の話しが融合したフィクションである。この同時期の国境を超えた2つの歴史が繋がり、心の絆と未来への架け橋を美しく編んでいる。

    歴史上では、ニッポン号のメンバーが、親善使節を務める大原武夫(新聞社航空部長)、操縦士・機長の中尾純利以下、操縦士・吉田重雄、機関士兼通信士・八百川長作、機関士・下川一、技術員・佐伯弘、通信士・佐藤信貞の7人。そして女性飛行士は、アメリア・イアハートである。

    対して、この作品においては、親善使節の大原氏を除くメンバー(若干メンバーの名前は違うが)に架空のカメラマンと、架空のアメリカ人女性飛行士となっているが、この作品でニッポン号の飛行記録を知ることができ、また、当時の人たちの自由への思いがどれくらい大きかったを知ることができる。
    フィクションではあるが、歴史のレール上で事実を超える面白さとストーリーの臨場感を体感することができる。

    時代は、第二次世界大戦の序章が始まっている頃である。そう、そんな時代だから、何をするにしても大きな障壁がある。その障壁にぶつかっても、なおも自分の翼を信じて果敢に突き進んでいく女性飛行士・エイミー・イーグルウィングと、父の形見であるライカのカメラを通して、世の中の現実を人々に伝えようと奮闘する暁星新聞社本社カメラマン・山田順平が中心となり、物語が進んでいく。


    私は、ニッポン号という名の飛行機の存在すら、恥ずかしながら本作を読むまでは知らなかった。そのため、日本の飛行機での世界一周についての歴史を本作を通して知り、事実を調べるきっかけとなった。
    戦争により飛行機が飛躍的に発展する時代。特に戦闘機や攻撃機、爆撃機が、各国で戦うためにたくさん生産されている時代である。そんな飛行機発展の波に乗り、開発をされているであろうニッポン号。しかし、純国産にこだわる当時の人たちの気持ちは、きっと、戦争のために利用できる飛行機ではなく、純粋に純国産の飛行機を作る、しかも世界を一周できるくらいの性能の高い飛行機を作るという意志とプライド、希望と期待が形になった飛行機だったのではないかと思わずにはいられない。

    また、エイミーのモデルとなったアメリア・イアハート然りである。女性として初めての大西洋単独横断飛行を成し遂げ、数々の記録と名言がある。彼女が残した名言は真っ直ぐな人生を表し、いつの時代であっても格言となりうる言葉である。この名言を調べるだけでも、本作を読んだ価値があると思えた。
    また、さらに驚いたことがある。それは、彼女の飛行教官が女性であったことだ。この時代アメリカといえど、まだまだ女飛行士は、少ない。女性が教官であったことは、彼女の飛行士として活躍する上で、大きなプラス要因になったと想像できる。
    一方で日本とアメリカでの大きな差、それは人権であったり、技術であったりと、「飛行機」というキーワード1つ調べるだけでも上がってくる。世界各国間では、もっと大きな差があったと思われる中、世界が戦いに向かっていく。向かわずにはいられなかったのであろうが、結果を知っているだけに当時に生きる人たちの苦しみを考えてしまう。

    最後に本作では、暁星新聞社であるが、実際には毎日新聞社で、この本の出版元が毎日新聞社であるのも理由があったのだと納得してしまった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      kurumicookiesさん
      うーーん高田郁は稀有な書き手だと思っているので、なかなか難しい。
      もうお読みになられたかも知れませんが「...
      kurumicookiesさん
      うーーん高田郁は稀有な書き手だと思っているので、なかなか難しい。
      もうお読みになられたかも知れませんが「銀二貫」「ふるさと銀河線 軌道春秋」(此方は現代のお話)、、、
      その線で言うなら、木内昇「櫛挽道守」、北原亞以子「慶次郎縁側日記」シリーズ(「慶次郎」実は読みたいと思いつつ未読)
      マンガを読まれるならオノ・ナツメ「さらい屋 五葉」
      2020/11/17
    • kurumicookiesさん
      猫丸さん、ありがとうございます。
      高田郁さんとお伝えして、すらっとコメントが返ってくるところが凄いです!もう感激です‼︎
      ありがとうございま...
      猫丸さん、ありがとうございます。
      高田郁さんとお伝えして、すらっとコメントが返ってくるところが凄いです!もう感激です‼︎
      ありがとうございます。お聞きしてよかったです。
      2020/11/17
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      kurumicookiesさん
      にゃ〜ん
      kurumicookiesさん
      にゃ〜ん
      2020/11/17
  • 「知らかなった!こんな偉業、初めて知った!」 
    読みながら、そして読み終えてもずっと、驚きがめぐる。
    今回は、珍しく <あとがき> から読んだ。
    ここで知った事実だけで、“これから読む物語” にすっかり魅了されてしまった。

    毎日新聞社航空部が世界初の世界一周飛行を成し遂げていた。(知らなかった!)
    しかも、太平洋戦争勃発直前に、国産機で。
    その後、敗戦した日本。
    優秀な技術を持っていたために、戦後七年間、
    GHQによって飛行機を製造することを禁止されていた。(知らなかった!)
    7年もの間、飛行機産業にかかわる人々の技術が封印されたというのは、
    言葉に尽くせない損失だったにちがいない。

    作品の中に出てくる “エイミー” のモデルは、失踪したアメリア・イヤハート。
    彼女との関りはフィクションのようだ。
    彼女の登場で、人種も性別も乗り越えた壮大なヒューマンドラマに仕上がっている。
    「広い空から見る世界は一つ」
    いい言葉だなあと思う。

    戦後七年の呪縛の後、日本はようやく世界のマーケットに飛び立とうと動き始めた。
    この作品が書かれた2009年当時は、世界に通用する新たな国産機として
    三菱重工のMRJの開発に期待が集まっていた。
    ところが、様々な困難に遭い、コロナの影響もあり、苦境に立たされていると聞く。
    この嵐の時期を何とか耐えて、再び 雄姿を見せてほしいと思う。

  • kurumicookiesさんの書評を読んで、本を読んでみたくなりました。そのうちに。ぜひ。
    2020.8.8.pm  ぜひとも……。なにしろ凄そうな本です。

    2020.10.04

    日本の民間航空機「ニッポン号」が第二次世界大戦直前に、世界初の世界一周を成し遂げた事、
    同じように世界一周飛行中に消息を絶ったアメリカ人女性 アメリア・イアハートという伝説のパイロットをモデルにしたエイミー・イーグルウィングを加えた、史実を元にしたフィクション。
     読み応えがあって、面白かった。
    物語の後半、エイミーとトビアスの信号がつながるところで感動した。

    せかい・は・ひとつ

    大空から見たら、国境を越えて、世界は一つだと感じるのだろう。
    自由の意味を、考えさせられた。

    • kurumicookiesさん
      りまさん^_^
      こんにちは!ご無沙汰しています。
      スーパーにゃんこちゃんの日なんですよね!
      りまさんはねこちゃん大好きさんですか?
      りまさん^_^
      こんにちは!ご無沙汰しています。
      スーパーにゃんこちゃんの日なんですよね!
      りまさんはねこちゃん大好きさんですか?
      2022/02/22
    • りまのさん
      kurumicookiesさん
      お返事、ありがとうございます!にゃんこは、大好きで、ずっと実家で、育てていましたが、去年の秋、15歳と、17...
      kurumicookiesさん
      お返事、ありがとうございます!にゃんこは、大好きで、ずっと実家で、育てていましたが、去年の秋、15歳と、17歳の♀猫を、相次いで亡くしてからは、もう育てていません。今日は、仕事帰りに、近くのペットショップに、猫を見に、行きましたが、わんこばかりで、猫は、一匹だけ、眠っていました。ついでに、うさぎも、眺めてきました。
      寒いので、温かくして、良い祝日を、お過ごしくださいね。
      (*^_^*)
      2022/02/22
    • kurumicookiesさん
      りまさん、

      昨年って、まだ、最近ですね。。10年以上ずっと一緒にいたご家族とのお別れ、つらいですね(´-`)でも、にゃんこちゃんたちはきっ...
      りまさん、

      昨年って、まだ、最近ですね。。10年以上ずっと一緒にいたご家族とのお別れ、つらいですね(´-`)でも、にゃんこちゃんたちはきっと、「りまちゃん、ありがとう。幸せだったよー」って言ってるんだろうなぁと、気持ちが伝わってきます。

      にゃんこちゃんを眺めているりのまさんを想像して、思わず可愛いなぁと微笑んでしまいました。

      素敵な休日をお過ごしくださいね♪♪
      2022/02/22
  • これはノンフィクションなのか、、、進むにつれて検索したくてうずうずした。
    第二次世界大戦前のお話しというのが何とも言えない気持ちになった。

    ついこの前、青い大空にうかぶ飛行機をみて、「あんな大きな物体が軽々飛んでいるなんてホント不思議だよね。」なんて娘と会話したばかりでした。

    エイミーは幸せに生き続けることができたのかな。

    「そして必ず、帰ってくる。」 沁みました。





  • 世界大戦直前の話なのに、なんともすがすがしく、凛とした物語でした。
    エイミー・イーグルウィングの「空から見れば国境などない。世界はひとつなんだから」この言葉が、胸を打ちます。
    八人目の、航空機「ニッポン」の乗組員「ボーイ」ことエイミー・イーグルウィングに心をよせる山田順平カメラマンのまなざしのあたたかさ。他の乗務員たちのお互いを大切にしあう関係も、こんな同士がいたからこそ危険極まりのない航空機の操縦をして、世界一周を成し遂げるという偉業を果たせたのだと思います。
    順平とエイミーのロマンスは成就しませんでしたが、順平が定年後、エイミーの故郷に移住してしまったのは生涯忘れられぬ人だったのだと、とても素敵でした。

    あとがきで、著者の原田マハさんが、「小説『翼をください』のプロジェクトが始動して、アメリア・イアハートの生まれ故郷カンザスの片田舎アチソンに行って、アメリアの生家にたどり着いたとき、この物語が、確かに鼓動を打ち始めたのを感じた」とおっしゃっているのを読んだとき、もうひとりのアメリアと航空機「ニッポン」との物語が存在して本当によかったと、胸が熱くなり、作者に拍手をおくりたい気持ちになりました。

    • まことさん
      はい。どうもありがとうございました!
      感動大作でした。今、『キネマの神様』も拝読中です。図書館に予約をしておきたいので、よければ、お暇なと...
      はい。どうもありがとうございました!
      感動大作でした。今、『キネマの神様』も拝読中です。図書館に予約をしておきたいので、よければ、お暇なときに、次のオススメがあったら教えてほしいです(^^♪
      2019/05/29
    • まことさん
      ありがとうございます!!
      タイトルはすごく有名だけれど、読んでいなかった作品です。読んでみます(^^♪
      ありがとうございます!!
      タイトルはすごく有名だけれど、読んでいなかった作品です。読んでみます(^^♪
      2019/05/29
  • 読みはじめは、この話おもしろくなるのかな?とちょっと不安を感じたりもしたのですが、高揚感のあるロマンチックなお話でした。

    ゼロ戦が素晴らしくすぐれた飛行機だと「永遠の0」で百田氏も書いておられましたが、その直前の日本でこんな逸話があったんですね。
    世界で初めて世界一周飛行をなし得た純国産飛行機「ニッポン」とその乗組員たちの物語、この部分は実話ベースです。
    最近、国産飛行機のニュースあったけど、こんな史実ぜんぜん知らなかった。

    物語は、世界一周に挑戦するも太平洋上で失踪した女性パイロット(こちらもモデルが実在)のドラマチックな生き方と、1939年の「ニッポン」の世界一周飛行が絡んで展開していきます。

    エイミーが、そして「ニッポン」が海を越え陸を越えるたびに、気持ちも飛翔していくようで、どんどんページが進みました。
    世界はひとつ。
    アインシュタインの手紙と、ジュンペイのラストのあいさつ、泣けました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ロマンチックなお話でした。」
      とあるマンガで知ったアメリア・イアハート。そのお陰で初原田マハ。骨太な構成に一気にお気に入り!素晴しいです。
      「ロマンチックなお話でした。」
      とあるマンガで知ったアメリア・イアハート。そのお陰で初原田マハ。骨太な構成に一気にお気に入り!素晴しいです。
      2013/08/03
  • しみじみといい本だった。

    戦前に純国産の飛行機で世界一周を果たした7人の日本人乗組員。その中のひとり、新聞社のカメラマンの山田順平。
    それよりも前に世界一周をめざし、あと少しのところで消息を絶ったアメリカ人女性パイロット、エイミー・イーグルウィング。
    飛行機が好きで、飛ぶことが好きで、空からまた先々の国を自分の目で見て人々に伝えたいと願った2人の人生を描く。

    本来、交錯することのなかったはずの人生が不思議な運命に操られるように出会い、また離れていく。
    前半はエイミーの、後半は順平の姿を中心に描かれる。

    今まで読んだマハさんの作品と違って、結構長いし、冒険小説でもあり、歴史上の出来事を下敷きにした重厚さも感じる。
    けれどやっぱり登場人物がいい。
    どの人も志を持ち、誠意をもって自分に与えられた仕事を成し遂げようとする。その中で人間の持つ弱さや困難を克服し、周りの人に対する信頼と誠実さがきらめく。

    機長の中尾さんに憧れる。通信士のトビアスも。
    どちらもぶれない。本当に大切な人やものを最後まで信じ抜く才能。他人に対する温かい目。
    もちろん自分自身に対する自信も持ち合わせている。
    エイミーも本当にタフ。

    すべてがハッピーエンドとはいかないけれど、未来に対して希望の持てる描き方で、読み終わった後にさわやかな気持ちになる。

    こんな人最近どこかで見たなぁと思っていたら、気づいた。
    キムタクのドラマ「Priceless」に出てくる草刈正雄演ずる投資会社の社長。
    この人も人を見る目があって仕事ができて、洒脱な感じのする人。
    ステキだった。

    • nico314さん
      円軌道の外さん

      コメントありがとうございます。
      マハさん歴は短いのですが、今最も注目している作家さんです。
      個人的には、「翼をくだ...
      円軌道の外さん

      コメントありがとうございます。
      マハさん歴は短いのですが、今最も注目している作家さんです。
      個人的には、「翼をください」が一番好きかも。でも、悩みますねぇ・・・。

      お読みになったら、ぜひ感想をお聞かせくださいね。
      2012/12/31
    • cecilさん
      私もこの作品大好きです!歴史上の偉人が意外なシーンで交錯する所とか読んでてワクワクしました。
      原田マハさんは恋愛小説家だと思っていたので、歴...
      私もこの作品大好きです!歴史上の偉人が意外なシーンで交錯する所とか読んでてワクワクしました。
      原田マハさんは恋愛小説家だと思っていたので、歴史ドラマという新境地に驚きました。私はまだレビュー書いていないので今度時間見つけて書きたいです。

      2013/02/07
    • nico314さん
      cecilさん

      コメントありがとうございます。
      マハさんの作品は主人公もさることながら、周りの人たちも温かい視点で描かれ、どの人の後...
      cecilさん

      コメントありがとうございます。
      マハさんの作品は主人公もさることながら、周りの人たちも温かい視点で描かれ、どの人の後ろにも今まで歩いてきた長い道のりが見えるようで、愛情を感じます。

      cecilさんのレビューもぜひ読ませていただきたいです。楽しみにしています♪
      2013/02/07
  • 最後まで引き込まれる物語。
    第2次世界大戦直前に、世界一周した国産飛行機ニッポン号は、実在するとのことに驚かされる。
    資料と取材に基づく飛行機の描写はリアルで、わくわくハラハラ。
    なにより、人物が魅力的。
    飛行機と、大空を飛ぶことを愛した、女性パイロットと、日本人メンバーたち。
    時々泣けて、さわやかな読後感。

  • 壮大なお話だった。

    原田マハは絵画の話なんだろうと思い込んで読み始めたら、全然違うお話。これ、作家デビューして間も無いときの作品のようだ。すごいな。


    赤道に沿った世界一周飛行を最初に成功させたのが純日本製の飛行機に乗った日本人。
    その2年前に同じくチャレンジし、成功目前で失踪したアメリカ機。操縦していたのは1人の女性飛行士。

    フィクション・ノンフィクションがどこからどこまでなのか分からないけど、私も一緒に飛んだのかなって思うほど話にのめり込んじゃった。
    到着後の山田順平のスピーチ、グッときた。

    ホント、すごかった。

  • こんな大作を読みのがしていたとは…すっかりはまりました。でもどちらかというと、前半部分。アメリア・イアハートという伝説の人も、日本の飛行機が世界初世界一周を成していたことも、全然知らなかった。まだまだ世の中は知らないことばかりだ。
    2014/6/20読了

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

原田マハの作品

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