あすなろ三三七拍子

著者 :
  • 毎日新聞社
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本棚登録 : 481
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107547

作品紹介・あらすじ

合言葉は、押忍。フツーのオヤジが、ヘタレな大学の応援団長にマジ社命で出向!?ヤバい学ラン姿が、限りなく愛しい。爆笑、ウルウル、熱い勇気がはじけ翔ぶ、応援小説。

感想・レビュー・書評

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  • 今 一番好きな作家(最近ずっとそうですが)重松清氏の「あすなろ三三七拍子」を読みました。
    設定は突飛なのですが、読み終わると重松氏が言いたかったことのための設定だと納得します。
    「応援」を通して、生きていく上での教訓が隠されているように思いました。
    読後感の爽やかな作品でした。
    子供から大人まで楽しめます。
    この本もコレクションとして大切にしたいと思います。

  • 重松清さん
    大好きなんだけど
    少し読みにくくてなかなか進まなかった

    あるところから引き込まれていき
    あっという間に読了

    応援…
    自分以外の誰かのことを
    ひたすらに
    がむしゃらに思うということ

    泣ける

  • 静かなカフェで読書。私のお気に入りの時間のひとつ。

    今日もそんなカフェで読書タイム。
    読んでいたのは大好きな重松清さんの【あすなろ三三七拍子】。

    45歳のサラリーマンが廃部寸前の大学の応援団を立て直すお話なのですが・・・とにかく面白い!
    ありえない話なのに・・・面白い!

    本に夢中になっていると知らず知らずのうちにニンマリ~(=⌒▽⌒=)
    ・・・のうちはまだよかったんだけど、思わず笑ってしまったのです
    静かなカフェで ・・・

    この時点ではまだ小さな声だったのでギリギリセーフ(?)
    あかん、あかんと思いながらも夢中になってしまって、ついに・・・
    吹き出してしまったのです

    しまった~と思いつつ顔を上げると・・・
    笑顔でこちらを見ている外人のおじさまと目があってしまいました・・・( ̄Д ̄;;
    恥ずかしい~

    そんな【あすなろ三三七拍子】ですが・・・ラストはホロリ。
    やっぱり重松清さんの本、好きだわぁ~

  • 古臭くて熱苦しい…でも懐かしいその男気、いやおとな気に素直に感動しました。人が一生懸命している姿は、応援している側でもされている側でも文句無しにかっこいい!

    昔、応援団に入っていた先輩に入団理由を聞いたら、これだ!と思ったんだと言っていた。できるかどうかは別にして、それだけ心に響くものを持っているのが応援団なんだろうなぁ。
    その先輩も幹部になったときにはいい顔してたのを思い出した。もちろん荒川・斎藤・山下のような雰囲気ではなく(笑)。

  • 読みかけた以上は途中では止めないぞのノリだった実は。それが中ほどで不覚にも二度三度目頭が熱くなり(漢字はこれで合っているのだろうか?)。最後はそこまでやりますかねえになり。なんやかんやでいつもの重松ワールドだったとさ。

  • 「応援」は「励まし」とは違う。頑張れと言うことは、それ以上に自分が汗をかくことだ――心に響く言葉でした。相手を応援することで、自分自身も頑張れる。今この本を読んだことが運命のようにも感じます。一見奇をてらったようで、実は物事の本質を鋭く突いている内容だと思いました。

  • 45歳のオヤジが会社命令で大学の応援団長に就任。

    わかりやすく痛快爽快な物語。
    荻原浩さんや有川浩さんが好きな人なら絶対好き。
    予定調和なとこも多いけれど
    これでいいのだ!!

    【図書館・初読・7/22読了】

  • 少し長めの感もあるけど、重松さんらしいお話でした。

  • 新しい世界に飛び込むことは、何かしら学ぶことが多い。

    読んだあとは誰かを応援したくなる。

    「押忍ッ!」

  • 暑苦しくて一生懸命でおもしろくて、ちょっと泣けた。中年が頑張る姿ってパワーがあるな。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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