カウントダウン

著者 :
  • 毎日新聞社
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107592

感想・レビュー・書評

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  • 北海道の財政破綻する市を舞台に、最年少市議の森下が現市長再選阻止を狙い真摯に奮闘する。

    財政破綻の張本人である市長や支持政党市議のやる気のなさ、責任感のなさに驚いた。地方政治でさえこの程度なのか。国政でも当事者意識というのが薄いのではなかろうか。

    彼らは、破綻しても県や国が助けてくれると思いこんでいたらしい。結局市民が高負担低行政サービスを受けるのにも関らず。

    あっさりだが大事なことを指摘してくれる。

    • hs19501112さん
      佐々木譲は、警察モノ以外でも面白い作品がわんさかありますよね。
      『カウントダウン』はまだ未読ですが、近いうちに・・・と思っています。
      佐々木譲は、警察モノ以外でも面白い作品がわんさかありますよね。
      『カウントダウン』はまだ未読ですが、近いうちに・・・と思っています。
      2012/12/10
  • ふむ

  • 夕張の財政再建団体指定の流れなど

  • 市長になるはなし。今一つ

  • 司法書士が、市長に当選するまでの話

    ところどころ、未解決感あり。

    おもしろくなくて、読み飛ばしたところに書いてあるのかも。

    普通

  • ミステリ・・・ではない
    夕張の衝撃は、佐々木譲先生に大きい
    道警の欺瞞も、佐々木譲先生に大きかった
    北海道を愛する先生デス

  • +++
    多選市長の放漫運営のもとで財政破綻に瀕した北海道幌岡市。街を救うため市長選に挑戦する若者たちの友情を熱く描く、爽やかな長編小説。
    +++

    多選市長と馴れ合い市議会が、都合よく辻褄合わせし、長期に亘って市民を欺いていた財政破綻が白日の下に晒された。にもかかわらず、市長の大田原は六選を目論んでいる。そんなとき、一年生議員の森下直樹の元に、選挙コンサルティングと名乗る男が現れ、大田原の対抗馬として市長選に担ぎ出される。市長選開票までの、その後の顛末が描かれた物語である。さもありなんと思わされるようなネガティブキャンペーンあり、裏後援会の結束あり、直樹自身の意識の持ちようの変化ありで、読み応えはあるが、ラストはいささかあっけなかったかな、という気もする。大田原のその後や、新市長の施策も少しは見てみたかった。続編があるのだろうか。状況は違うが、折しも都知事選ということもあり、興味深い一冊ではあった。

  • 佐々木さんのだから警察と思って読んだら、違った。
    経済破たんした地方政治の話。
    いちいち、これは…なんか裏があるな!とか、だれだ漏らしたのは?とか、さあ次の妨害はなんだ?と勝手に勘ぐってしまった、、、、いや、そっちメインじゃないんでした。立ち向かう人がメイン。
    選挙っていのはいろんな方面で支えてるってことよくわかった。ポンと立候補して熱意だけでは無理。

  • 佐々木譲に戻ってくるとなんだかほっとする。

  • 財政破綻した北海道の自治体をめぐる市長選物語。あっさりした印象。

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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