- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620107592
感想・レビュー・書評
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北海道の財政破綻する市を舞台に、最年少市議の森下が現市長再選阻止を狙い真摯に奮闘する。
財政破綻の張本人である市長や支持政党市議のやる気のなさ、責任感のなさに驚いた。地方政治でさえこの程度なのか。国政でも当事者意識というのが薄いのではなかろうか。
彼らは、破綻しても県や国が助けてくれると思いこんでいたらしい。結局市民が高負担低行政サービスを受けるのにも関らず。
あっさりだが大事なことを指摘してくれる。 -
夕張の財政再建団体指定の流れなど
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市長になるはなし。今一つ
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ミステリ・・・ではない
夕張の衝撃は、佐々木譲先生に大きい
道警の欺瞞も、佐々木譲先生に大きかった
北海道を愛する先生デス -
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多選市長の放漫運営のもとで財政破綻に瀕した北海道幌岡市。街を救うため市長選に挑戦する若者たちの友情を熱く描く、爽やかな長編小説。
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多選市長と馴れ合い市議会が、都合よく辻褄合わせし、長期に亘って市民を欺いていた財政破綻が白日の下に晒された。にもかかわらず、市長の大田原は六選を目論んでいる。そんなとき、一年生議員の森下直樹の元に、選挙コンサルティングと名乗る男が現れ、大田原の対抗馬として市長選に担ぎ出される。市長選開票までの、その後の顛末が描かれた物語である。さもありなんと思わされるようなネガティブキャンペーンあり、裏後援会の結束あり、直樹自身の意識の持ちようの変化ありで、読み応えはあるが、ラストはいささかあっけなかったかな、という気もする。大田原のその後や、新市長の施策も少しは見てみたかった。続編があるのだろうか。状況は違うが、折しも都知事選ということもあり、興味深い一冊ではあった。 -
佐々木さんのだから警察と思って読んだら、違った。
経済破たんした地方政治の話。
いちいち、これは…なんか裏があるな!とか、だれだ漏らしたのは?とか、さあ次の妨害はなんだ?と勝手に勘ぐってしまった、、、、いや、そっちメインじゃないんでした。立ち向かう人がメイン。
選挙っていのはいろんな方面で支えてるってことよくわかった。ポンと立候補して熱意だけでは無理。 -
佐々木譲に戻ってくるとなんだかほっとする。
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財政破綻した北海道の自治体をめぐる市長選物語。あっさりした印象。
『カウントダウン』はまだ未読ですが、近いうちに・・・と思っています。
『カウントダウン』はまだ未読ですが、近いうちに・・・と思っています。