劉邦(下)

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著者 : 宮城谷昌光
  • 毎日新聞出版 (2015年7月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620108131

劉邦(下)の感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに宮城谷さんの小説を読みました。いつ読んでも、何を読んでも面白い!

    後書きで宮城谷さんが書いていたこと、項羽には親近感があったけど劉邦は鋤になれなかった、というのはまさに私もそれで、どちらかというと項羽の方が好きでした。
    今もそれは変わらないのですが、この小説を読んだら劉邦への見方も少し変わりました。劉邦が天下を取れて、項羽が取れなかったというのはやはり項羽に足りないものがあった、ということなのだろうと改めて考えました。

  • 項羽と劉邦の関係がよくわかってきた。

  •  謎のチート能力を得た人間味の無い劉邦(劉邦の一番の売りをあえて売らない姿勢はこれはこれで珍しいが…)、史書に記述がありつつスポットの当たらない人を添え物のように出しただけで、主要人物は有名エピソードをなぞっただけの楚漢戦争。
     宮城谷氏の作品にしては驚くほど人物に魅力が無い。その上いつものように最後は詰め込み駆け足で終わる悪癖、こんなものどう評価しろと。

  • 上中下巻の感想をまとめて。
    話が大雑把に感じた。一国をゆるがすような大計略、しかも悪い噂を流すような単純なものがあっけなく成功したり。ふりのない結論が唐突に出てきたり。
    また、登場人物も多過ぎて一人一人に割く描写が少なくわけが分からない。
    なぜ項羽が負けて、劉邦が勝ったのかという全体を通しての伏線と回収はあるのだけど、一つ一つの小さなエピソードにもそういう配慮が欲しかった。

  • 前に読んだので感想は特になし。あまり印象に残っていない。

  • 将棋や囲碁じゃないけど、終局が迫りある程度残された手順が見えてきているので、ワクワク感は少しトーンダウン。戦況報告と事務連絡が多くなってて、魅力的な重臣とのやりとりが少なくてちょっとものたりない。

  • 韓信、彭越、黥布・・・、新しく配下・同盟関係に入った武将たちだが、劉邦との距離感ばかりが目立つ表現。かといって盧綰、樊噲、夏侯嬰らも今一つ影が薄い。従って、クライマックスの1つ「鴻門の会」の場の印象も薄い。ライバル項羽も中巻と違って遠のき、人間臭さが見えない。垓下の戦いで虞美人が命を落とす場面を唯一の例外で、女性もほとんど登場しない。華がなく、史記・漢書の内容をなぞっただけの淡々な記述に終始し、この著者にしては物足りなかった。

  • 七十余戦負けたことがなかった項羽が、初めて敗れた時が命を落とすことになったのに比べ、劉邦は幾度となく楚軍に敗れながらも最後は天下を取る。運と人間力の違いをまざまざと感じる物語である。

  • 項羽と劉邦の物語で一番の盛り上がる楚漢戦争があまりにもあっさりしていて、ある意味、宮城谷さんらしい終わり方だ。主人公以外の登場人物の描き方が面白いのがこの著者の得意技なはずだけど、一番魅力的な夏侯嬰や張良の存在感の薄いこと。知り得る限りの事実を網羅しました、とばかりの物語で、かつてあった血沸き肉踊る活劇を書き上げるにはもう歳を取り過ぎてしまったのか?

  • あとがきをよんで納得
    筆者の「香乱記」を読んで劉邦が嫌いだ、と思った。この本の後書きで筆者は「筋が通らない劉邦は嫌いだった。」とあり納得した。
    しかし、司馬懿が裏切りったとき「われはあなたを裏切ったかもしれないが、国家を裏切ったわけではない」といったことから、劉邦を再評価したことに納得した。ただ、司馬遼太郎の「項羽と劉邦」から育ったので神秘的な劉邦はちょっと首をかしげた。人物の過去、思考を重視するので速読には向かず、戦闘シーンは北方謙三と真逆でさらっとしすぎているので、星一つ減らして星4つとしました。個人的にはこの本の醍醐味は「香乱記」を読んだ後、本書を読み、後書きを読むことでさいこうのあじがでるということです。では。

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劉邦(下)の作品紹介

自らの信念を曲げた劉邦の真意とは?秦王の降伏を受け、劉邦は秦の都・咸陽に入る。しかし、項羽によって劉邦は巴、蜀、漢中の王として左遷されることに。項羽と天下を争うことを決意した劉邦は、関中へ兵を挙げる!宮城谷昌光作家生活25周年記念作品。

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