復活

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  • 毎日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620312002

感想・レビュー・書評

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  • 羽生七冠に対するそれを許してしまった側からの当時の視点、羽生に対するライバル心、愛憎入り組んだ複雑な感情など感情をあまり表に出さない谷川名人が珍しく感情を吐露している。

  • 名人をとったばかりでユーモアと自信にあふれた「ちょっと早いけど僕の自叙伝です」という著作とは打って変わって、苦難を乗り越えて永世名人の資格を得た経緯を描き、深みがあって面白い。

    羽生にやられまくり、意識しすぎて自分の将棋を見失ってしまったこと。
    最後は自分の将棋を見直すしかないこと。
    阪神大震災でのこと。
    棋士も二十代と三十代とでは違うこと。人間の脳の発達は20代の半ばにピークに達して後は下降線。そうなるまでにどれだけ努力して強くなっておくか、そのあとどのように実力を保ち続けるかという試練。

    羽生さんに、平成5年の「上座事件」の当時の心境を聞いてみたい。

  • 将棋のプロ棋士、谷川さんが平成10年当時、タイトル無冠から名人・竜王に再び返り咲いた頃の著書。羽生善治七冠達成の頃の話で、当時は羽生が№1、大差で谷川が№2という時代。谷川先生も将棋史に残る大棋士なんです。本書での赤裸々な告白に感動しました。

  • いつも気になる谷川さん。30年弱前からだ。最近はタイトル戦からすっかり遠ざかってしまっているが、期待しています。

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著者プロフィール

谷川浩司(たにがわ・こうじ)
1962年4月6日生まれ  兵庫県神戸市出身
1973年 5級で若松政和八段門
1976年12月20日 四段
1984年4月1日 九段
 1983年、第41期名人戦でタイトル戦初登場にして名人位を獲得。21歳の名人は史上最年少記録。1997年、第55期名人戦で通算5期獲得で「十七世名人」の資格を得る。2002年、通算1000勝(特別将棋栄誉賞)達成。2012年12月から2017年1月まで日本将棋連盟会長。
 タイトル戦登場は57回。獲得は竜王4、名人5、王位6、王座1、棋王3、王将4、棋聖4の27期。棋戦優勝は22回。
 著書は「月下推敲」、「光速の終盤術」、「光速の寄せ」シリーズ、「光速の詰将棋」、「完全版 谷川流寄せの法則」(日本将棋連盟)など多数。

「2019年 『谷川浩司の将棋 振り飛車篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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