怪しい日本語研究室

  • 毎日新聞出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620314990

感想・レビュー・書評

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  • 日本語を愛してやまないカナダ人翻訳家のエッセイ。手放しの日本語オタクぶりが楽しい。著者は少年時代は古代文明オタクで、日本語に興味を持ったそもそものきっかけが「ミケーネ線形文字」というのには驚いた。語学好きなら一読したい一冊。

  • 面白い!とにかく面白い!
    日本人が書くのではなくて、日本に通じている外国人の著者が書いていることによって、さらに深みのある内容になっているような気がします。

    最後のあたりの線文字Bの説明やミケーネ文明についての話はあまりよくわかりませんでしたが、その他はとにかく爆笑しながら読みました。

    国土交通省を「諸手に利権ニギニギ省」とは、上手いネーミング!ぜひ1票。

    日本語の文法を非常によく知っている著者だからこそ書ける「てにをは」や「パソコンの文」。何も考えずに日本語を使っている日本人にこそ、ぜひ読んでもらいたいと思います。

    代表取締役の挨拶文、この本の中のが本当にJIS規格で採用されたらすごいですね。ちょっと期待しちゃいます。

著者プロフィール

カナダ人のフリー翻訳家、ことばオタク。1962年生まれ。1984年から3年間、日本の中学校で英会話講師を務めるとともに、日本語を独学で習得。現在、日本在住。翻訳のかたわら、古文書解読などの研究にいそしむ。漢字に目がなく、永遠の日本語学習者を自覚。古代ギリシア語オタクでもある。趣味は史跡巡り、筋トレ、スキンヘッドの手入れ。著書に、『怪しい日本語研究室』(新潮文庫)、『政・官・財(おえらがた)の日本語塾』『マスコミ無責任文法』(ともに中央公論新社)がある。本書は20年ぶりの著書となる。

「2024年 『ニッポン政界語読本【会話編】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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