- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620317182
作品紹介・あらすじ
プロ野球参入で超注目。楽天とは何モノか?!急成長の秘密とは。その戦略に死角はないか。三木谷社長率いる30代経営陣へのインタビューを通して、楽天の正体を明らかにする。
感想・レビュー・書評
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楽天を「ネットベンチャー」「M&A集団」という二つの側面から取材して、その成功要因を追及していく、という内容。本当に優秀な人たちが集まって、買収を重ねて成長していく。何だか経営手法がアメリカ的で、参考にしづらい企業だと思った。
でも間違いなく言えることは、時流にぴったりはまることが大切だということだ。幕末に坂本龍馬が貿易に目をつけたように、戦後本田宗一郎が車に目をつけたように、ウェブの興隆期に孫正義が通信インフラに目をつけたように、ヒーローが誕生しうるステージを見極めることが大切だ。 -
楽天がここまで大きな会社となるまでの軌跡が記されている。また、現状に満足するのではなく、世界に通用するような会社となるべく前進している姿がうかがえる。
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会社の本棚からもってきて読んだ。M&Aとはベンチャー企業が時間を買って会社を大きくすること、という点が印象に残った。
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展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号:335.4//Y24
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1年程前からだろうか、以前から楽天と言う企業には関心を持っていて企業研究本を探していたのだが、最近発売されたようなので早速手にとって読んでみた。以前から、ソフトバンクと比べて堅実な企業だという印象を持っていたが、この本を読んで真面目な企業だという印象が加わった。本書では体育会系の企業という表現がなされているが、テキパキと企業活動を進める様を上手く表している表現だと思う。
本書にも出てくる「楽天における5つのコンセプト」は、楽天のホームページの採用情報に部分にも書かれているので知っていたが、特にその中の「3) 仮説→実行→検証→仕組化」の意味をこの本を通じてより深く知ることができたと思う。改めて感じるのは、私自身は実行と検証を軽んじていて、「仮説→仕組化」を急ぎすぎているのかという気がした。
楽天代表取締役の三木谷浩史氏については、同郷という事もありどのような人物なのかという関心を寄せていたが、この本だけからはいまいち人物像を見ることはできなかった。また、この本は読み物としては面白いが、企業の研究としては数字の面が弱いかなと言う感じを覚えた。また、競合他社との比較についても、記述はあるものの物足りない感じがした。 -
開発者である吉田さんの話が参考になった。
■開発が主導権をもって、営業部門の仕事をシステム化し、コスト削減するという発想。
■サービスの企画立案、開発、運営をシステム側が担うプロデューサーという役割。
色々取り入れる要素がありそうだ。 -
B10-022
2004年の本なので今となっては少し古い。
著者は楽天は「創業期」「M&A期」と2つにわけることが出来ると述べている。
この本は楽天の創業時のメンバーに対するインタビューに大きくページが割かれている。
それがこの本の特徴。
分析自体はイマイチ。
なので、インタビュー記事をまとめた本と思って読むのがいいだろう。 -
だいぶ昔に読んだけど思い出したので登録してみる。
楽天って企業のなりたちから今後目指す方向性が見えてくる。
つまりネット企業の人は目を通しておいた方がいい本ですね。 -
楽天の経営を担うプロフェッショナル達の、経験と能力に対する自信が感じられる。企業人として経営人として自分が何を磨くべきか迷った時や、ビジネス以外のことに心奪われ、しかしビジネスに戻ることで心落ち着かせたい時に読みたい。客観的立場からインタビューする筆者よりも、Visionをなんとか伝えようとする経営陣の心の動きが理解出来たような気がして、入社数日でそのような感覚を身に着けていることが嬉しいし、そのような教育を出来ている楽天がすごいとも思う。