- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620317946
感想・レビュー・書評
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いつまでも人の眼を観続けていると、
なんとなく気まずくなって、ふっと時々そらしたりしながら
話を続けたりなんかする。
お笑いコンビ『いつもここから』の山田さんが見る、
日常生活のなかで起こる小さな気付き、あれこれは、
ずっと見続けたりはしない、そんな『人の眼』の様だな、と感じた。
そういえば、
海やプールで遊ぶ、と言ってもどうやって遊んだらいいかわからない。
そういえば、
『噴きかけるだけで汚れ一発解消』
という洗剤を使ってみて
いまいち綺麗にならなくても
(うそじゃねえか!)というより
(やっぱりな)と、思ってしまう。
う~ん・・・、思ってしまうんだ。
見てはいるけど、
そうは思うけど
いつもなんとなく、さっ、と逸らしてしまっていた憂い、
のごとき小さな思い。
そんな思いの救いの主、山田さん。
ささいな事だし、
新しい情報でも発見でも何でも無いが、
私はとても面白かった。
佐藤雅彦さんによる、
丁寧な解説も必読。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世の中に点在する微妙な真実を、独特なまなざしで見抜き、するどく切り取る。天賦の才・山田一成の着眼を、天賦の考者・佐藤雅彦が読み解く。『毎日新聞』紙上の連載「やまだ眼」と、山田一成によるそのネタ集を元に構成。
穂村弘との対談を読んで佐藤雅彦を知りこの本にたどり着く。面白い。 -
笑える、のではなく、なんだか味わい深い一言集。一つ一つをテーマに、短編小説が書けそう。
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せきしろ×又吉と つい比べてしまった。
そうすると圧倒的に負けてる。
新聞で毎日1個ずつ読んだらそこそこ面白いかなー。 -
世の中の隙間に眼をつけて、本にまでしてしまった事実に、思わずくすっとしてしまう。
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面白かったです。
でも、新品じゃなくて古本でも良かったかなって... -
山田さんの言葉よりも真面目な佐藤さんの解説が面白かった。