- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620318868
作品紹介・あらすじ
階級論でおなじみの社会学者が、杯を重ねながら東京の町を歩く。酒好き必読、薀蓄満載の居酒屋学。著者厳選30店のデータ収録。
感想・レビュー・書評
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ああ、こういう形の「学」もあるのねと気づかせてくれる。
居酒屋という柔らかいものから、現代社会の問題を剔抉した良書。「考現学」の効力の一端を垣間見た気分。
え!「ホルモン」って「放るもん」からきたんじゃなかったの!なんて「考現学」とは全然関係ないところがいちばん心に残ってたり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブログに掲載しました。
http://boketen.seesaa.net/archives/20140404-1.html
階級格差の拡大を憂える社会学者の、居酒屋研究
「貧乏人は酒を飲むな。これが、いまの日本である。」(P27)共産党の人でもいまどき言わないようなお言葉が、のっけからでてくる。貧乏人ほど酒を飲みたいものだと思っていたから、橋本のこの言葉はすんなりとは入ってこない。貧乏だから酒を飲むのか、酒を飲むから貧乏なのか、という問題はあるが。 -
ちょちょっといっぱい飲んでいこうておもっちゃいますねこれ。
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HPが実は充実(笑) なのだけど、学術史的な興味としておすすめ。
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早くオッサンになりたぁぁぁい!!( ゚Д゚ )
大衆居酒屋を観察することから現代社会を考える。「考現学」。
まあそれらしいこと書いてたのは、ほとんど最後の格差社会について述べてたとこくらいだったのですが。どちらかと言うと、ひたすら居酒屋の薀蓄。
ものすごく面白かった。
ただ、場末の大衆居酒屋は今の歳だと入りづらいんですよね〜(´・ω・`) 一人でぷらりと入りたいんですけど。
上野の立飲み屋「たつなみ」が大好き。まずいところがいい。
うぅ…、行きたくなってきた。