こうのとり追って 晩産化時代の妊娠・出産

  • 毎日新聞社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620321769

作品紹介・あらすじ

抗えない「卵子の老化」。男性不妊。不育症患者140万人。"的中率99%"の新型出生前診断。高くない不妊治療の成功率。のしかかる心身の負担-。子を産むことはこんなに難しいことなのか…?妊娠・出産事情の最先端に追る初の本格的ルポ。

感想・レビュー・書評

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  • 不妊治療の項に新鮮味はなかったけど、不育症や養子縁組の項は目新しい情報が多く、ためになった。

  • もっと正しい知識がみんなに必要。
    不妊治療も、障害児も、養子も、子供のいない夫婦も
    どれもみんな「特別」な目で見られない、
    みんなが幸せになれる当たり前の世の中になるといいなと思う。

  • 卵子が老化することを知らないひとが多いということに驚いた。キャリアをとるか、子どもをとるかでなく、どちらも選択できるような社会になればいいが。。。

  • 毎日新聞の連載記事の書籍化。不妊治療、養子など実際に経験している方への取材が良く纏められている。内容が内容だけに女性を扱ったものが多いが、男性こそ読むべき本だと思う。人類は確実に繁殖力が弱まっていることを感じずにはいられません。でも足掻くことをやめてはいけないように思います。

  • 不妊治療に関して理解したい人におすすめ。

    実際に不妊治療を受けている人の声を多くまじえながら
    制度や仕組みなどをわかりやすくまとめてある。

    「不妊治療のリアル」を少しは知ることができた。


    不妊治療には2種類ある。
    1、一般不妊治療
    タイミング法、排卵誘発剤、人工授精など


    2、生殖補助医療
    体外受精、顕微授精


    どれもお金かかる。
    そして時間もかかる。特に女性の周期と合わせて治療が進められるため
    フルタイムで仕事をしている女性にとってはきつい。
    毎日のように通院する必要あり。
    そして心身にも負担あり。
    毎日注射する場合あり、
    採卵はとても痛いらしいし。


    「不育症」について初めて知った。
    妊娠しても胎児がうまく育たず死産にいたることがある。



    授かりものである命を大切にしようと思った。
    また、不妊症&不育症に苦しむ人がいるということを忘れてはならないと思った。

  • 軽々しく語れない…
    これからもこの中の誰かと被ってくるのかもしれない。
    知りたいこと、知らない世界、コミュニティーの必要、複雑な気分。
    自分で決めて自分で幸せと思えるところへ向かえるといいと思う。
    命は奇跡だと改めて思った。

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著者プロフィール

2018年夏、毎日新聞東京本社編集編成局社会部の遊軍担当だった奥山はるな、堀智行、デスクを担当した篠原成行の3人を中心に構成。メンバーは、いずれも外国人や子ども、教育を取り巻く問題に関心があり、それぞれ取材を続けてきた。本書のベースとなり、毎日新聞の紙面で掲載しているキャンペーン報道「にほんでいきる」は、取材班が執筆した。

「2020年 『にほんでいきる 外国からきた子どもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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