女子漂流 ーうさぎとしをんのないしょのはなしー

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  • 毎日新聞社 (2013年11月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620322285

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女子漂流 ーうさぎとしをんのないしょのはなしーの感想・レビュー・書評

  • 52歳になった中村うさぎと、30代の作家・三浦しをんの対談。
    面白おかしく、ぶっちゃけトークです☆

    横浜の中高一貫のミッションスクールの女子校に通っていたという共通点がある二人。
    それ以外は正反対に近いのだが‥
    同じクラスにいたとしても、派手なグループに属したうさぎと、地味なグループにいたしをんは友達にはならなかっただろうという。
    ただし、カーストというか、上下関係はなかったそう。
    うさぎ氏がブランド物を買いあさった原点は、そういうものをいっぱい持っている華やかな友達の輪の中にいて、そこまで買えない家庭だったから。
    (謎だったんだけど、なるほどね~そういう友達、いたことないわ‥)

    女子高では互いにずばっと指摘するようになるそうで、共学校出の人にそれをやると真顔で傷ついたといわれたとか。
    これは知らなかったです~姉妹みたいに遠慮のない仲になるんでしょうかね。
    それが自分の中に突っ込みを入れる魔女を育てることになり、自分の中の白雪姫(恋をすると出てくる)を昏倒させるというのが面白い。

    整形手術を重ねてでも女子力アップして、まだエロス権力をふるいたいという中村さん。
    対して三浦さんは、女子力を磨くのは面倒くさい、漫画が好きすぎて、他のことは実はどうでもよく、もてたいと思ってもいないのが本音という。
    皆、大陸に大勢のまともな人が住んでいると思って、プレッシャーを感じているが、実はそれぞれの島にぷかぷか浮かんでいるだけなのでは、と意見が一致。

    自分がすごく変わっているのではと心配している女性は、読むと少し安心できるかも。
    面白かったけど~万人にはあまりオススメできません。ので、★三つに。
    男性はショック受けるかもしれない?(笑)し~こういう女性は他に二人といないので、女性はこういうものだという参考にはならないと思うから^^;

  • いやぁ、すごい本だなぁ。
    もう三浦しをんさんのまえがきから面白くてすごくわくわくして、本編の対談はそれを上回るパワー。ここまであけすけな話って、したことない。

    私は三浦しをんさん寄りのような気がした。
    魔女が強すぎてお姫さまが使いものにならないという例えが他人事じゃないような(笑)
    もしくはお姫さまが夢見る夢子さん過ぎて呼ばれてることに気付いてないか…
    どちらにしろ使いものにならないのは同じ(涙)

    通勤時に読むつもりで鞄に入れて出かけたけど、外で読むには適さない本。
    特に第3章を職場で読めたら勇者でしょう。
    私は家で1人静かに読みました。

    漂流生活を楽しんでいるお二人の姿に勇気づけられました。
    私も悠々と漂流しようか(笑)

  • 中村うさぎ×三浦しをんの対談です。
    女子トーク…の一言では済ませられない赤裸々であけすけな内容に、目を白黒させつつ読みました。
    特に第3章はのっけから「うひゃ~っ」と顔が赤くなってしまう話題から始まり、それが延々と続くのです。

    …がいざ読み終えてしまうと、もっと読んでいたかったなぁ、というのが本音。
    お二人の話のテンポや、「魂の処女」「隠遁力」などの対談中に飛び出した言葉のおもしろさにはまっていたのでした。

    人生は漂流であり、男も女もぷかぷかと漂っている。
    大陸に普通の生活を送る人々(=マジョリティー)がいると思うから生きづらく感じるけれど、本当はみんな漂流してるんだから、大陸には誰もいないのだ!
    …という対談の着地点がとても清々しくて、気持ちのよい読後でした。
    私も自信を持って漂流することにしよう。。。

  • 浪費、整形、ホスト…女の業を体現し続ける作家・中村うさぎと、“女戦線”からの離脱を切に願う“隠遁女子”作家・三浦しをん。ともに女子校育ち、だけど歩んできた道は正反対。そんな2人が、長い漂流の先に見つけたものは―赤裸々すぎるガールズ・トーク、ついに解禁。
    「BOOKデータベース」より

    中村うさぎさんのギラギラ感はちょっと苦手だ.でも、しをんさんの濃さをもってくると中和される感じがする.遠くから眺めている分には面白い.

  • 共に女子高育ちのふたりが、女の生き方をざっくばらんに語り合った一冊。結婚するかしないか、子どもを産むか産まないか、仕事は続けるのか辞めるのか、女にはたくさんの選択肢がある。でも「その代わり、女子は捨てた選択肢に常に復讐される」(うさぎ)。まるで自分だけが孤島に取り残されているような不安感に襲われ、もっと別の大きな場所に〝女子の正解〟があるんじゃないかと思い悩むこともある。だけど実のところ女って、皆それぞれ孤島に生き、そしてただただ大海を漂っているのではないか。それでいいじゃないか! という話。

    うさぎさんもしをんさんもだいぶ変態。

  • おっもしろーい。わははは!と何回も大笑いしながら読んだ。お二人は二十歳近く年齢が離れているし、どちらも女子校出身ではあるけれど、「派手なイケイケ島」(うさぎさん)「地味なオタク島」(しをんちゃん)と生息域も違うのに、話のはずむことはずむこと。「どちらも変態だから」とおっしゃっているが、いえいえ、二人ともちゃんとものを考えて、それを人に伝えようとしているからだと思う。

    一番笑って、しかも納得したのは、女子校では女同士のツッコミが激しいが(「男にケツふってんじゃねーよ!」とか)、それが「自分の中の魔女」を育てるという、うさぎさんの話。自分の中には根強くお姫様願望があるが、同時に「ひねくれたババアの魔女」もいて「何がお姫様だよ、フン!」って思ってる、と。

    うさぎ「魔女のあたしは、お姫様のあたしが大っ嫌いなの。なぜなら、恋に落ちると、途端にお姫様がしゃしゃり出てくるからですよ。ものすごい厚化粧して、『お呼びですかぁ~?』って」

    お姫様は必ず騙され、魔女は「ああ、バカバカ!」と歯がみするが恋愛中は何もできない。恋愛が終わるとお姫様は無力になり、ここぞとばかりに魔女が出てきて「おまえが起きてるとロクなことになんないんだよ!」とお姫様をガラスの棺に突っ込む。で、次の恋に落ちたら、お姫様は仮死状態から蘇って、また厚化粧して「お呼びですかぁ~」。アハハハ!

    これに対するしをんちゃんの話にも笑った。

    しをん「それで言うなら、私はね、お姫様が厚化粧しようと化粧道具を広げようとした途端に、魔女が『テメー、コノヤロー!おのれのツラ見たことあんのか!ずうずうしいんだよ、バカヤロー!』(中略)ってありとあらゆる暴言を吐きながら、お姫様のコンパクトを踏みしめ、殴り倒して、昏睡させるかんじですね。かなり魔女が強いから、お姫様が使いものにならないんですよ」 使いものにならないって…。

    うさぎさんの若い頃の化粧は「丸顔がイヤで、なんかもう聖飢魔Ⅱみたいにしてた」そうだ。

    この話の流れで、「男に媚びる女は、自分ツッコミがない」というのも、いやまったくそうだなあ。

    お二人の話が面白いのは、こういう爆笑話をしながら、「結局、女子は王道を生きようとしても離れ小島で生きようとしても漂流してしまう。沖から大陸に向かって『おーい!』って手を振っても実はそこには誰もいないんじゃないか」と、「大陸」なんて幻想だということを語ってくれるからだ。

    うさぎ「大陸という世間体があると思うから、生きづらい」
    しをん「そうですよ。上陸許可を得たいと思って、必死で大陸の岸に向かうんだけど、いざ着いたら無人なわけですからね」
    うさぎ「そこにマジョリティがいるって信じてるから、生きづらさが生まれる」

    「まえがき」で三浦さんが「まえがきなのに早くも結論か」と「自分ツッコミ」しながら書いていたが、「自意識や世間体に全面的に屈服することは、自分を否定することと同時に、他者への不寛容につながる」という一文には深くうなずかされた。もやもやと感じて来たことが、見事に言葉になっている。次の一文もそうだ。

    「『自意識と自分』、『社会(世間体)と自分』のせめぎあいが、ひとを苦しめる。しかしそのせめぎあいがなければ、ひとはひととして成立しないのかもしれないな」





    (ひとつだけ、ケチをつければ、うさぎさんのフェミニズム認識はちょっと浅すぎる)

  • そう、面倒くさいんですよ! 他人が何してるとかどうでもいいし、他人から、「何してる?」って聞かれるのも、面倒くさくてイヤなんです。
    (P.145)

  • 中村うさぎさんと三浦しをんさんの爆笑赤裸裸エッセイ風対談。
    美容も買い物も好きなギャルっぽい女子中村さんと恋なんていらないオタク女子三浦さん。女子高生風に例えるとまさにそんな感じの二人。
    水と油の様な存在なのに、二人で話すからこそ生まれるギャップ差や共通意識に笑います。
    女子あるあるから、読んでるこっちが「そこまで話すのか!!」というエロネタをぶっこんでくるのが凄まじく、戸惑ってしまいます。
    でも凄く興味あるから読んじゃいます。そんな自分もまた女子だなと思ってしまいました。

  • うさぎさんとしをんさん、まったく正反対の二人。
    でも話弾むもんですね~。
    漫画の話、もっと突っ込んでほしかったな。

  •  女子力を追求し続ける中村さんと、女子力から距離を置いて生きてきた三浦さんの対談書。私もお二人と同じく自分ツッコミをせずには生きられないタイプだけど、それをも含めて自分である、「あたしは、世界でたった一人のあたしの味方」であると肯定できる中村さんの考え方に元気づけられた。女子の王道(と世間もしくは男性にそう思われている道)を歩めない劣等感や僻みは少なからずあるけど、この本を読むと王道と邪道の境界線は曖昧で、みんな漂流し続ける同士なのかもなと思える。

  • 整形したり風俗嬢になったり、女であることに挑み続けて生きる人、という印象の中村うさぎさんと、恋愛よりとにかく本さえ読めればいいという三浦しをんさんの対談。どちらも突き抜けていて、赤裸々で面白い。
    対照的な二人ですが、女子校出身という共通点があるそう。女の子の相談って共感してほしいだけだと思い込んでいたけど、女子校の場合は的確にアドバイスしていいなんて…驚きです。もちろん個人差はあるだろうけど。

    「捨てた選択肢に復讐される」っていうのは、女性はある程度、多様な選択肢を誰でも持ってる(と思ってる)ということですよね。「私だってああなれたはずなのに…」って思うのは、女性というもののスペックが全体的に高いからなのか、それとも似たり寄ったりだからなのかなー。傲慢なのかな。皮肉ってるわけではなく、自分もそう思うし、そういう風に選ばなかった選択肢に囚われてる女性は多い。ともかく、何でも選べるというのはかえって生きづらい。

    「隠遁ナウ」は私もつけたい(笑)。

    それと、装丁がすてき! 見返しの遊びというのか、表紙開いたところのレースみたいな紙がきれいです。

  • 三浦しをん、中村うさぎの二人による「女子」ひついての対談集。

    ジェンダーやフェミニズムについての本は、その分野の専門家たちによるガッツリ重いものをそれなり読んでいたので、そういう意味ではライトで特に新鮮味はなかった。
    女は既得権を持っているがそれは齢とともに失われてゆくとか……そうだよねえ、そうなんだよねえといった感じ。基本的には歳上の中村さんが会話をリードしてゆくのだけれど、それに対する三浦さんの合いの手の妙は、さすがは作家さん!打てば響くとはこのことだ。
    お二人ともやや拗れたジェンダー観なので、一ファンとしてその辺りを知れたのは良かったかな。

  • あんまり、そうそうと頷けない箇所もいくつかあるが、全般面白かった。

    あと↓、大笑いしてしまった。
    しをん「その男みたいなタイプ、女子にはあんまりいなさそうですね。だって、メガネに皮脂がついてて、服装ももったりとした女子が、なんで私ってモテないのかしら? 運動ができないから? それとも、家にお金がないから?なんて思わないですよ。」

    あははーー!! 男のこの手の話、ほんとよく聞く。あと「長男だから」も。
    いや、お前に彼女が(できたくても)できないのは、長男だからじゃねー! お前だから!だ。

  • 帯に「女は生きづらい」と書いてありますが、そんな感じはあまり受けず。どちらかというと、漂いながら自分で選んで生きられるのが女子なのではないかと。
     年代が違う二人の会話が面白かった。自分の欲しいものは必ずつかみ取ろうとする中村うさぎ。漫画という自分の好きなものに囲まれて生きる三浦しをん。それぞれ共感できるところも多かった。

  • 面白かった!
    女子は選ばなかった人生に復讐される・・・って
    わっかっるーーー!!!
    なんですけど、男の人は「あの時あっち選んでたら・・・」
    ってあんまり思わないものなのか?
    道が一本道だからなのか?

  • うさぎさんのアナーキーなキャラは知っていましたが、
    しをんさんも、かなりあけすけな人なんですね。ちょっとびっくり。
    女であることが生きづらく、でもいつまでも現役のオンナでいたいとあがくうさぎさん。
    対してしをんさんは、若いながらも既に隠遁して悟りの境地にいるような(笑)
    「誰に何と言われようと私は私」を貫くしをんさん、かっこいいな。

  • 2014.5.10

    三浦しをん氏と中村うさぎ氏の対談

    なんだろう 所々に自分もしくは友人達が出てきてるようで胸がザワザワする…黒歴史

    男女の話になると、夜のお仕事系を例えに持ってくるうさぎ氏と漫画と食べ物に例えるしをん氏の対比はどう見たことかと思います…

    恋愛、結婚、なんやらするなら本読む方がいいってすっごくよく分かる!!
    現実はめんどくさい!

  • おもしろかった。三浦しおんってこんな人だったのか。

    今なら女子校一回は通ってみたかったなーと思う。

    男性は視覚的なものに興奮するというのに納得。

  • 赤裸々なトークが、とても面白かった。
    描写のうまさが、さすが作家さん。
    女子校から共学の大学へ。
    同じ経歴ながら、男女のこと、女子力へのスタンスも、正反対。
    それでいて、世間に迎合せず、自分を貫くところは、同じ。

  • しをんさんいいなぁ。

  • 中村さんはドラクエに夢中で、三浦さんは漫画ばかり読んでいるみたいです。
    読んでみて思ったことは、私も鳥タイプの人間なので、中村さんは苦手だなってことでしょうか。

  • 三浦しをんと中村うさぎの対談。二人とも中・高と女子校だそうだ。女子にまつわるもろもろの話。字も大きいし、するする読める。セックスについても赤裸々で、そこは電車で読むのをちょっとためらわれた。三浦しをんほどじゃないけど、私も男から遠ざかっているし、それよりは本が読みたい。漫画も読みたい。

  • 中村うさぎさん(1958年、福岡県生まれ)、三浦しをんさん(1976年、東京生まれ)、絶対に漂流しそうにもないお二人(失礼w)の対談集です。2013.11発行。女子校の女子、女子の恋愛、女子のエロ、女子の日常、女子の王道の5分野で語り合っていらっしゃいます。結構まともな対談が続き(失礼w)、少しずつテンションが上がってきて、後半になると「やはり」といった感じです(^-^)あっと言う間に読み終えましたから面白かったんだと思います!でも、読後残ったのは、しをんさんの名が本名で、家の庭の紫苑の花からだけかもw。

  • 中村うさぎさんと三浦しをんちゃん、全く違う二人だけど、女であるがゆえの共感部分多い!爆笑!!

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女子漂流 ーうさぎとしをんのないしょのはなしーの作品紹介

浪費、整形、ホスト…女の業を体現し続ける作家・中村うさぎと、"女戦線"からの離脱を切に願う"隠遁女子"作家・三浦しをん。ともに女子校育ち、だけど歩んできた道は正反対。そんな2人が、長い漂流の先に見つけたものは-赤裸々すぎるガールズ・トーク、ついに解禁。

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