女子漂流 ーうさぎとしをんのないしょのはなしー

  • 毎日新聞社
3.27
  • (16)
  • (61)
  • (134)
  • (18)
  • (6)
本棚登録 : 759
感想 : 118
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620322285

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 整形したり風俗嬢になったり、女であることに挑み続けて生きる人、という印象の中村うさぎさんと、恋愛よりとにかく本さえ読めればいいという三浦しをんさんの対談。どちらも突き抜けていて、赤裸々で面白い。
    対照的な二人ですが、女子校出身という共通点があるそう。女の子の相談って共感してほしいだけだと思い込んでいたけど、女子校の場合は的確にアドバイスしていいなんて…驚きです。もちろん個人差はあるだろうけど。

    「捨てた選択肢に復讐される」っていうのは、女性はある程度、多様な選択肢を誰でも持ってる(と思ってる)ということですよね。「私だってああなれたはずなのに…」って思うのは、女性というもののスペックが全体的に高いからなのか、それとも似たり寄ったりだからなのかなー。傲慢なのかな。皮肉ってるわけではなく、自分もそう思うし、そういう風に選ばなかった選択肢に囚われてる女性は多い。ともかく、何でも選べるというのはかえって生きづらい。

    「隠遁ナウ」は私もつけたい(笑)。

    それと、装丁がすてき! 見返しの遊びというのか、表紙開いたところのレースみたいな紙がきれいです。

  • お二人は、ちょっとしたことも面白い、と思いました。

  • 20150305

  • 赤裸々過ぎてびっくり!です。
    これだけオープンマインドなのも凄いとしか言えない。

  • 中村うさぎ×三浦しをんの対談集。
    この御二方をセッティングするなんて凄い、というか、凄まじい。女子特有のあれこれに惑わされたり、少し暗めの青春時代があった人には堪らない、と思う。さらっと一気読みで読了!

  • 対談集。過激なネタ?も多かったけど、納得出来るところも多々あった。
    うさぎさんの「女子は捨てた選択肢に常に復讐される」っていう発言が言い得て妙。

  • おふたりのあけすけとも言える本音トークには、うんうんと頷いたり、なるほどと感じたり、結構言うねと思ったり、けれど、ある意味潔さも感じて気持ちよく読めた。対岸にいたともいえるお二人の話の中から見えてくるものも興味深く面白く読めた。

  • あんまり、そうそうと頷けない箇所もいくつかあるが、全般面白かった。

    あと↓、大笑いしてしまった。
    しをん「その男みたいなタイプ、女子にはあんまりいなさそうですね。だって、メガネに皮脂がついてて、服装ももったりとした女子が、なんで私ってモテないのかしら? 運動ができないから? それとも、家にお金がないから?なんて思わないですよ。」

    あははーー!! 男のこの手の話、ほんとよく聞く。あと「長男だから」も。
    いや、お前に彼女が(できたくても)できないのは、長男だからじゃねー! お前だから!だ。

  • しをんさん、やっぱりお嬢さんっぽいとこあるなあと思った。こんな風になりたい反面、ちょっと怖い。

  • 納得・共感する部分と、あまりに身も蓋もなさすぎて目を覆いたくなる部分と。

全118件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1958年2月27日生まれ。
エッセイスト。福岡県出身。
同志社大学 文学部英文学科卒業。
1991年ライトノベルでデビュー。
以後、エッセイストとして、買い物依存症やホストクラブ通い、美容整形、デリヘル勤務などの体験を書く。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村うさぎの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×