虐待の淵を生き抜いて

著者 :
  • 毎日新聞出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620323428

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    『著者は、実父と継母の6年に渡る虐待で二度も死にかけた被害者でありながら、いま「加害者支援」に奔走する。
    優しかった父はなぜ「鬼」と化したのか――。
    二度と父のような悲しい人間をつくりたくないという思いが彼女の原動力になっている。
    「誰でも絶対にやり直せる! 」という信念のもと、加害者の心に寄り添う著者が紡ぐ愛と希望の言葉。』
    (「毎日新聞出版」サイトより▽)
    https://mainichibooks.com/books/essay/post-347.html


    冒頭
    『 はじめに

    生きててよかった
    死ななくてほんまによかった
    あのとき、殺されていたら
    あのとき、自ら命を絶っていたら……』


    目次
    第1章 置いてきた過去
    (継母、二十二歳/「しつけ」という言い訳/優しかった父が/逃げられない/寝たらあかんの刑/鬼の顔/親を殺すか自分が死ぬか/近所のおばちゃん/運命の出会い/きのうまでのことはもういい/初めて褒められた)

    第2章 虐待してしまう大人を救いたい
    (自殺してしまったお父ちゃん/お父ちゃんの過去/自分の足で立つ/大切な人に怒りをぶつけていませんか?/胸のオレンジリボン/しつけと虐待の分かれ道/継母の謝罪/くれない病/なっちゃいけない「くれない病劇場」の主人公/「ごめんなさい」の威力/親子はやり直せる/どんどん涙を流そうよ/通報する前にできることがある/こころのウンチ/カッとなったら六秒待って/「虐待の連鎖」を断ち切ろう)

    第3章 子育てしながら自分を育てよう
    (息子は息子でいいんだ/子育ては親を育てる/三歳までしつけの必要はありません/親と子をつなぐ「しつけ糸」/喜びの原点を思い出して/いじめをなくすケンカのすすめ/いじめっ子太郎の思い出/児童養護施設の現状/日本に親子断絶防止法を!/翼が折れた子どもたちへ/「ヨイトマケの唄」に寄せて)

    第4章 今日から幸せになっていこう
    (幸せの基準/自然乾燥の力/真っ白な紙に自分を書き出してみよう/叱ってくれる人のありがたさ/失敗したらいったん止まればいい/ボタンのかけ違い/人間の「不完全さ」を知ろう/心からの「ありがとう」と「ごめんなさい」/「ちかちゃん」との再会/人を信じることが自信になる/生きるのに資格なんていらない/社会を変えていく力)


    『虐待の淵を生き抜いて』
    著者:島田 妙子(しまだ たえこ)
    出版社 ‏: ‎毎日新聞出版
    単行本 ‏: ‎192ページ

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