ぐうたら上等

著者 :
  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 39
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620324272

感想・レビュー・書評

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  • 前年分と続けて読んだのがちょっと失敗だったかも。
    かぶっているネタが多かったような気がした。あれ?またその話?って。
    でも、それは続けて読んだ私が悪いんだと思う。年一回、ちゃんと出版直後に読むべきかと。(と、中野翠さんに関してはつい擁護したくなってしまう)

    今回は、人との出会いを大事にされている様子がうかがえて、ちょっとだけ意外でもあり、私がそういうことをないがしろにしてきて後悔しているのでうらやましくも感じながら読んだ。
    人の縁を大切にしている話は誰から聞いても良いものです。

    意外だったのは、夫婦別姓について反対しているところ。
    キャリアウーマンは基本賛成派だと思ってたから意外だった。

    でも、私も、そういえば結婚前は「そんなのどーでも良い」と思っていたな、と思い出した。
    すっかり忘れていたけど、「そこまで苗字にこだわる意味が分からん」と私も中野翠さんとまったく同じことを考えていたんだった。そのことを完全に忘れていた。

    けれども、結婚して夫の姓に変わったとき、自分でも予想もしなかった喪失感に襲われたというか、これまでの自分が消えてしまうような感じがして、とにかく悲しかった。
    なんの思い入れもない苗字だったし、家族のルーツにも興味なかったし、本当にどうでもいいと思っていたので自分でもビックリしたんだった。

    そして、時間が経つとそのとまどいは薄れて新しい名前に慣れていくのも事実。
    昔人事部で働いていた時、その会社では戸籍の名前ではなく旧姓を使うのがOKだったので、割と多くの女性が旧姓を選んでいたのだが、10年目くらいに「面倒だから」という理由で、夫の名前に変える人がものすごく多かったのを思い出します。(記憶では、ほぼ全員が変えていたような)
    だから、きっと本当のところはどうでもいいことなんだと思う。結婚がうまくいってるかどうかにも左右されると思うが。

    でも、どうでもいいと言いつつ、結婚した直後の自分のあの哀しみととまどいを思うと、私は夫婦別姓を支持するけどね。

  • 書名が秀逸。

  • 面白いけど、あまり参考にならない。
    映画のチョイス基準に同調できないことも

  • 今年も面白く読みました。
    毎年、楽しみにしています。

  • 今年も内容充実、堪能しました。
    著者が薦める映画や本は無条件で観たくなり、読みたくなる。
    おこがましいけど感性は似ている気がする。
    私もアニメ、3Dはちょっと苦手。
    (トム・ハーディ、シアーシャ・ローナン(女優)はチェックだわ。)
    落語はまだ未知の世界だけど…。
    こむづかしい書類の手続き関係も苦手なのもわかる、わかる
    という感じ。
    意外だったのは若い頃(20代)懇意にしてた会社の先輩とのつながり(今や90代、施設に訪ねていったり)を大切にしているんだな、心がほっこりするエピソードがあったりして、いろいろ私にとっては滋養になる一冊。

  • 今年も買って読んだ。そうか、もう20年以上もこの人の時評を読み続けているんだなあ。今年から俳句を始められたようでいくつか中野さんの掲載されてます。

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