毎日っていいな

著者 :
  • 毎日新聞出版
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620324388

感想・レビュー・書評

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  • あとがきに書いてあった言葉そのままだけれど、
    どこから読んでもちょっと懐かしい、少し幸せな気持ちになれるようなエッセイ。

    今まで読んだばななさんのエッセイは
    少し悲しい話も多かったけれど、今回は少し笑えるおもしろいものがたくさんあった。

    わたしも段取りを気にしがちだけど、何も予定のない旅をしてみたいな。

    変な旅というお話は実際いきたくはないけれど、
    思わず声を出して笑った。

  • 毎日新聞日曜版で、連載が終わる頃にいいなあと思って読んでいたので、一冊の本にまとめられたのでさっそくポチ。
    仕事上のこととか、世情のこととか、とかく腹の立つことが多い毎日なのだけれど、毎晩寝床で少しずつ読んでいると、そんな腹立ちの知らぬ間に収まって、また明日も頑張ろという気持ちにさせられる。
    「うんうん、あるある、こういうことってあるよなあ」と何度も頷かされるお話ばかり。
    「冷たくてきれいな水に触れたときのような感じ」という言葉が、とくに心に残った。いい言葉だなあ。

  • ◯すべての旅は一生に1度しかないと言う当たり前のことを、私はすっかり忘れそうになっている。これまでの旅をゆっくり振り返ったり、そこで得たものを思い出したり、そんなこともしたいな、これからはそういうものも大事にしていこうと少し甘いあの空の色を思いながらしみじみと考えていた。
    ◯そんなにもしたいことがはっきりしている人生は素晴らしい

  • ばななさんの文章の手触りが好きだ〜

  • タイトル通り毎日の当たり前のことがたくさん書かれている。
    幸せのカタチは人それぞれ。
    健康で過ごせることが一番。
    大きな事件がなくても幸せのタネは近くにあるということを感じさせてくれた。

  • ばななさんの日常をえがいたエッセイ集。
    優しい気持ちになれる一冊です♪

  • 日々の暮らし、身近な人たちを大切にしていこう。
    そう思える一冊。

  • 懐かしいな、自分もこんな体験してるとおもったら、筆者と私は同じ歳。日常の生活で些細な事だけど、なんかほんわかしてくるエッセーだった

著者プロフィール

1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)、2022年『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。近著に『吹上奇譚 第四話 ミモザ』がある。noteにて配信中のメルマガ「どくだみちゃんとふしばな」をまとめた文庫本も発売中。

「2023年 『はーばーらいと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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