毎日かあさん10 わんこギャル編

著者 :
  • 毎日新聞社 (2013年10月11日発売)
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本棚登録 : 395
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620770901

作品紹介・あらすじ

今度の主役は娘と犬!サイバラが年に1度、心をこめて贈る描き下ろし「犬のこと。」収録。

感想・レビュー・書評

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  • 9巻を読んだときも「子供たち、大きくなったなぁ」と感じたけど、今回は更に成長を実感。高校生&中学生なんだもんね!とはいっても、いくつになっても男子はオバカで女子はおませで。
    「お兄ちゃん疲れてないのにレッドブル飲んでるのよ」
    「お兄ちゃんのやる気スイッチはね、タイマーよ」
    「オレの脳ミソは1つしかないのに期末試験は11もあるんだよ、どう思うソレ」
    などなど、相変わらずネタはてんこ盛りで、笑いの地雷に引っかかりまくりであります。
    とはいえ、しんみりじんわりする場面も増えたなぁ。卒業式などで子供の成長を実感し、これまでの歩みを振り返ったり、同窓会や結婚式で友人知人のこれまでの苦労を思い、涙したり。読み返すほどにじわじわと心に沁みてきます。
    そして、新しい家族「ぽん美さん」(ゴールデンレトリバー)を迎えるにあたってのエピソード。これもまた色々考えさせられました。アニマルレスキューを介し、保健所から引き取ったぽん美さんを新しい家に馴染ませるのは並々ならぬ苦労があっただろう。でも困ったちゃんだったぽん美さんに根気強く寄り添い、あたたかく接してきた家族の愛情には、心が揺さぶられました。巻末の写真の、つぶらな瞳のぽん美さんのかわいいことよ!
    これからも、「毎日かあさん」の突き抜けた笑いと涙を楽しみにしています。

  • ビックリしちゃったのは、娘が「お兄ちゃんと同じ学校に行きたい」と頑張って入学したこと。

    そして同じ学校とは思えないほど
    娘は入学後も頑張っていること。

    そして息子はこの第十巻で高校生になり
    ついにやる気スイッチが入った!

    どこまで変わっていくのでしょう。

  • 大きくなっちゃって(泣)

    子供が小さいときは小さいなりの、大きくなったら大きいなりの、うれしいことや大変なことがあるよな~としみじみ。元気でやさしく育ってくれて何より。大人のいい話が多かった気がする。そんなところも、疲れた心に沁みた。

  • 2014.01.13

    個人的には9、10巻あたりがいちばん面白かったかも。
    最初は怒ってばっかりだった母さんも、子供と一緒に成長し…
    今は冷静に子供達を観察できるようになったというか。
    穏やかに過去を振り返りながら描かれてるシーンが好きです。
    同窓会の話と、結婚式の話も良かった。ジーンと来ました。
    私もあと20年経てば、穏やかに同窓会に出席できるのかな。
    誰にも覚えてもらってなさそうだけど。汗
    家族にポン美さんも加わり、これからはペットネタも増えそうですね。
    11巻も楽しみです。

  • 西原家の物語は早くも10巻目。 ガンちゃん&ぴよ美ちゃん、すっかり大きくなっちゃって! そして、レトリバー・ぽん美さんが家族の新メンバーになるまでの描き下ろし「犬のこと」には、じ~~~んです。(涙・涙).



    他所の子どもの成長は早い、とよく言うけれど、保育園に行ってるころから知っている(つもりの(#^.^#))西原家のお子さんふたり。
    なんとまぁ、ガンちゃんは高1、ぴよ美ちゃんは中一ですって!!(驚)

    ご自身の仕事のことはもちろん、鴨ちゃんのアル中、離婚、癌、死別とホントにあれこれ乗り越えて、でも、いつでも子どもたちをしっかり見つめながら私たち読者に、うん、人生なんとかなるもんだよ、と教えてくれた西原先生。

    ガンちゃんの体つきがホントにしっかりしてきて、(だって鴨ちゃんの背広が着れるんだもの。涙)ぴょ美ちゃんは下手くそなお化粧まで!(#^.^#) 
    ガンちゃんにはガールフレンドができたみたい。で、そんな息子を冷静&温かく観察(#^.^#)する毎日母さん。

    西原先生は、何があっても狼狽えないところがカッコいいなぁ~~!

    で、ぽん美さんのことはブログでも読んでいたからもちろん知ってたんだけど、
    本当に西原家の一員になるまでにこんなに大変なことがあったの??!!
    また、周りの人たちがこんなに優しい気持ちで見守っててくれたの??!!
    と、ホント、驚きました。

    ぽん美さんは、“育児放棄”の後、保護されたレトリバーなのだけど、
    家中いたるところで下痢便を漏らす、散歩では急に走るかと思うと歩かなくなる、
    何より、彼女のために先住のアメショー・文ちゃんが体調を崩し入院、となったら
    西原先生ももうダメかなぁ、と・・・。
    でも、ガンちゃんを始めとして家族の思いや近所の人たちのヘルプで、徐々に問題行動が減り・・とその過程でどんなに気を揉まれたことでしょうか。


    本当に家族として引き取れる、となるまで名前はつけないことになっていたのに
    近所のルパン君のお父さんが、西原さんのところでダメだったらうちで引き取ろう、とフジコちゃん、って名前まで用意してくれた、という話にはもう涙・涙。

    我が家も今年、保健所から赤ちゃん猫を二匹もらってきたのだけど、先住猫と折り合いが悪かったら返していいですよ、と言われ、でも、すぐに名前はつけてしまいました。うん、名前を持った時点で、もうこの子たちは返せない、となったんだよね。

    いつものように、一見粗いペンタッチの中に温かさと哀しさと優しさを潜ませて、
    特に、これもいつものことだけど、空や海の水色が本っ当にいいんだよねぇ~~。
    「毎日かあさん」大好きです。

    ガンちゃんもぴよ美ちゃんも、ゆっくり大きくなってちょうだいねぇ~~!(#^.^#)

  • 肉を用意しておけばすぐに飛びついてきてくれた。
    そんな息子がかわいい子を優先するようになり、
    娘はメイクやイケてる仲間作りに日々邁進。

    新聞連載という辺りから「現代のサザエさん一家」を彷彿とさせる。
    ニコニコ頬をゆるめて西原さん一家のドタバタを楽しむ我が子に
    その成長をしみじみ感じるという点もサザエさん的読み方かも。

    10巻は「死の夢」に殊更しみじみしました。

  • 今回は人間のワガママでツライめにあったワンちゃんを引き取る話が良かった。

    おまけマンガのルパンとフジコちゃんネタはマジで泣いた!
    ペットショップで高いお金で命を買うことはないと思う。

  • きっとこの巻を読んだ全員がそう書くんだろうけれど、巻末のオマケマンガ「犬のこと。」がめちゃめちゃすごい。西原理恵子は衰え知らず……。

  • 最後のおまけまんがで涙が止まらなくなりました。
    温かいお家の子になれてよかったね…。

  • 一度読んでいるはずだが、全ての内容を覚えておらず、
    改めて感動しながら読んでしまった2016年の秋(^ ^;
    現役中学生の親としては、考えさせられる金言多数(^ ^

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著者プロフィール

高知生まれ。漫画家。’88年『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。’97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。’05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2021年 『猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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