固体物理学入門 (上)

著者 : チャールズ・キッテル 宇野良清 新関駒二郎 山下次郎 津屋昇 森田章

• 丸善出版 (2005年12月30日発売)

作品紹介・あらすじ

固体物理学の初等的教科書の最新改訂版である。金属や半導体、完全結晶の性質だけに偏らず、固体物理全般を網羅し、物理的基礎を押えつつ実用的にも役立つように配慮している。シュレーディンガー方程式の初等的な取り扱いだけを予備知識として、初等的基礎理論と単純なモデルから広範な実験事実を説明し、豊富な例を述べている。第8版では、新しい進展を随所に取り入れるとともに、ナノ構造の章を加え、また、章の順序を入れ替えて発展の著しい超伝導と磁性体を早い段階で学習するように改められている。上巻には、結晶構造、フォノン、半導体、金属、超伝導など、第10章までとそれに関連する付録を収載している。

感想・レビュー・書評

[t-staffさんの感想 · 2024年4月18日]

【物理工学科】ベストリーダー2024
第8位
東京大学にある本はこちら
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=2002016868

[pnictideさんの感想 · 2022年6月12日]

固体物理の基礎を固めるのに必須の古典名著。

[mellonさんの感想 · 2021年6月19日]

主に実験屋さんには人気だったけど、あまり良さが分からなかった。一つ一つのトピックの情報量が少なすぎるから、物性論初学者が入門書として読むには説明が足りないし、調べものとして使う分には必要な情報は大概載っていないし。

[Koji Higasaさんの感想 · 2019年8月18日]

固体物理学のテキストのデファクトスタンダードだとは思うが、学部の前半に読みこなすのはなかなか難しいと思う。私も実際学部1年次にこれを手に取り一度挫折した。広範な内容が取り扱われている一方、進んだ内容も含まれ詳らかな計算過程は概ね省略されている。読みこなすには、量子力学等を学んで、ある程度物理の計算手法や理論に慣れ親しんでからがよい。

[名古屋大学理学図書室さんの感想 · 2016年6月27日]

2015年度　理学図書室　貸出第８位
2017年度　理学図書室　貸出第5位

理図書　428.4||Ki79h||1　11865593

[shunさんの感想 · 2015年12月21日]

参考文献

[englibtodaiさんの感想 · 2012年10月2日]

固体物理を学ぶ人必携の名著。基本格子から磁性体、誘電体まで固体物理に関する現象は大体取り上げられている。本文中に豊富に載っている図表や章末の演習問題（解答は別冊→“固体物理学演習―キッテルの理解を深めるために“）は読者の理解を助けてくれる。多少定量性には欠けているものの、固体物理の諸現象を概観し定性的に理解するのに最適だと思う。(電気電子工学科)

配架場所：工2号館図書室、工5号館図書室
請求記号：428.4:Ki79:1(工2)、B-09:K11-1:1u 8ed.(工5)

◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2002016868&opkey=B148064045728200&start=1&totalnum=10&listnum=1&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0000000000

（ハードカバー版）
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2002224596&opkey=B148064045728200&start=1&totalnum=10&listnum=2&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0000000000

[gardenさんの感想 · 2009年2月25日]

読みこなせていません。。

[冬波 涼さんの感想 · 2008年6月22日]

積読です。
いつかこれが読めるように願って。

[rrn1さんの感想 · 2008年4月28日]

説明がわかりにくいと思う。忘れた式を思い出すのにパラパラ読むくらいしか使わないかな。。