現代スペイン読本 知っておきたい文化・社会・民族

著者 :
制作 : 川成 洋  坂東 省二 
  • 丸善
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本棚登録 : 50
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621080535

作品紹介・あらすじ

スペインは一九七五年のフランコ独裁制の崩壊と民主主義体制への移行から三〇年を経て大きな変貌を遂げてきた。サッカーや料理で知られる新しいスペインは、闘牛やフラメンコで知られる伝統的なスペインとともに日本でも大いに注目を浴びている。本書では、歴史的背景にも言及しながら、写真も交えてスペインに関するあらゆる話題を興味深く解説する。スペイン好きにはたまらない最新情報満載。

感想・レビュー・書評

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  • 現代スペインの諸分野の事情についてまず知るのにうってつけの本。歴史や政治、言語、芸術だけでなく、思想や文学なども紹介されており、「読本」の名のわりに深い知識が得られる。2008年刊行の書籍なので、政治情勢に関しては、別の書籍でさらなるアップデートをしたほうがよい。

  • スペインの歴史は断続的(中国のようなもの)ローマ帝国の支配との闘い、イスラムの侵攻、旅行者をわがものにした国(どんなに治安が悪くとも訪れる人が絶えない)、オリーブ油の品質の良さ、イベリコ豚のおいしさ、フランスとの戦い、闘牛文化って日本の捕鯨と似ている?、グアムやフィリピンも領土だった、いろんな国を侵略し、スペイン語はその国に残しているが、実はスペインの中は、多言語、EU加盟後、移民が最も多い国(問題視されないのはイスラム教徒がもともといるからか?)

  • 16-17世紀にかけてスペイン人がアメリカ大陸を征服して植民地化してスペイン語がここまで普及したのは素晴らしいことなのだろうか。悪いことなのだろうか。

  • スペイン文化を丁寧に紹介しています。
    料理とフラメンコは、スペインに行った際に堪能しました。
    また、三重県の志摩にあるスペイン村も毎年行っていて、料理とフラメンコは楽しんでいます。
    サッカーと闘牛は、現地では見ていないので、本の情報と、テレビでの映像から想像して楽しんでいます。

    バルセロナと、バスク地方は、それぞれ1回行ったことがありますが、スペインの奥の深さを感じています。
    スペインに旅行に行く前に読んでおくと面白いと思います。

    パスタ料理とパタス料理(大皿料理)のお店を間違えてはいったことを思い出します。

  • 「これだけで現在のスペインわかる歴史経済文化と広く」

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著者プロフィール

かわなり よう 1942年生まれ。法政大学名誉教授。北海道大学文学部英文科卒業、東京都立大学大学院修士課程修了。社会学博士(一橋大学)。現代スペイン学会会長。ロンドン大学客員研究員、ケンブリッジ大学客員研究員、マドリード大学客員研究員を歴任。書評家。武道家(合気道6段、居合道4段、杖道3段)。著書等に『スペイン通史  シリーズコンパクトヒストリア』(丸善出版、2020年)、『スペイン内戦〈一九三六〜三九〉と現在』(川成洋、渡辺雅哉、久保隆 編、ぱる出版、2018年)、『英国スパイ物語  中公選書』(中央公論新社、2018年)、『イギリスの歴史を知るための50章  エリア・スタディーズ ヒストリー』(川成洋 編著、明石書店、2016年)、『スペイン文化事典』(川成洋、坂東省次 編、セルバンテス文化センター東京 編集協力、丸善出版、2011年)ほか多数。



「2021年 『英米文学、多彩な文学解釈への誘い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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