エクスペリエンス・ビジョン: ユーザーを見つめてうれしい体験を企画するビジョン提案型デザイン手法
- 丸善出版 (2012年7月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784621085653
感想・レビュー・書評
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構造化シナリオ法を解説した本
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自己研鑽のために読もうと思った自分にはまだ早かったというのが正直な印象だが、ユーザー起点の企画をするときには必要となる本。
企画までのワークフローは秀逸で、リーンアップ系の本よりも役に立ちそうだと思った。 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784621085653 -
人間中心設計そのものの構造化をビジョン駆動の観点から捉え直した一冊。手段の目的化からの脱却の足掛かりとなりえる。
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Design Thinking関連の本。発想方法に問題解決型アプローチではなく、ビジョン提案型アプローチを目指そうというもの。
問題解決型では、事実から操作のレベルまでしか掘り下げることが出来ないが、ビジョン型アプローチでは、操作からさらに活動レベル、さらに本質的な価値レベルにまで掘り下げて本質的な解決を目指す物である。
図示されていたものなので、文字のみではうまく表現出来ないが、一連のプロセスは以下の通り。
1.プロジェクトの目標
2.ユーザーの本質的欲求とビジネスの提供方針
3.ユーザー像(キャスト、ペルソナ)の構築
併行して バリューシナリオ → アクティビティシナリオ → インタラクションシナリオの作成。シナリオの最後にはその都度視角化と評価のプロセスを入れる。
4.ビジネス企画とユーザー要求仕様
5.総合評価 -
ビジョン提案型のデザイン手法をまとめた本。
戦術。
顕在化と潜在化の問題解決手法。
エクスペリエンスビジョンの時代とも。
結局は戦略次第だろうが。 -
ユーザの潜在的な要求を導き出して新たな価値を提供する「ビジョン提案型デザイン手法」のプロセスが書かれています。各プロセスで作成する表のテンプレートとサンプルが載っているので、すぐに試せるのがいいと思いました。ただ、テンプレートを埋めるための作業内容はそこまで詳しくに書かれていないので、他の本で補う必要がありそうです。
文章は同じような内容の繰り返しがあったりして読み難かったのが少し残念。