エクスペリエンス・ビジョン: ユーザーを見つめてうれしい体験を企画するビジョン提案型デザイン手法

  • 丸善出版
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621085653

感想・レビュー・書評

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  • 構造化シナリオ法を解説した本

  • デザインを下記2種に分類。
    ・問題解決型デザイン(既存の問題解決)
    ・ビジョン提案型デザイン(ユーザがまだ予想しない価値提案)

    後者のアプローチを実践的に説明している。具体的に取り組みの中で使えるテンプレートや例が充実している良著。

  • UXデザイン、人間中心設計の考え方が具体的な企画設計の方法論に落とし込まれていて、現場に活かしやすい本です。
    デザイン思考やUXデザインについて学び、そろそろ仕事に活かしていきたいと考えられている方にはオススメです。

    ただ、紹介されているフレームワークや企画プロセスをそのまま使おうとしても、なかなか上手くいきませんでした。
    スポーツと同じで、使いこなすためにはトレーニングが必要。

  • 自己研鑽のために読もうと思った自分にはまだ早かったというのが正直な印象だが、ユーザー起点の企画をするときには必要となる本。
    企画までのワークフローは秀逸で、リーンアップ系の本よりも役に立ちそうだと思った。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784621085653

  • 人間中心設計そのものの構造化をビジョン駆動の観点から捉え直した一冊。手段の目的化からの脱却の足掛かりとなりえる。

  • Design Thinking関連の本。発想方法に問題解決型アプローチではなく、ビジョン提案型アプローチを目指そうというもの。
    問題解決型では、事実から操作のレベルまでしか掘り下げることが出来ないが、ビジョン型アプローチでは、操作からさらに活動レベル、さらに本質的な価値レベルにまで掘り下げて本質的な解決を目指す物である。

    図示されていたものなので、文字のみではうまく表現出来ないが、一連のプロセスは以下の通り。

    1.プロジェクトの目標
    2.ユーザーの本質的欲求とビジネスの提供方針
    3.ユーザー像(キャスト、ペルソナ)の構築
    併行して バリューシナリオ → アクティビティシナリオ → インタラクションシナリオの作成。シナリオの最後にはその都度視角化と評価のプロセスを入れる。
    4.ビジネス企画とユーザー要求仕様
    5.総合評価

  • 山崎先生のワークショップを受ける前に読んどけば良かった。ユーザー本質的欲求の深堀の方法論は勉強になった。

    -引用-
    顧客満足の視点からみると、問題点を解決するのは「あたり前の価値」に対応するものであり、これだけではユーザーの満足を得る事ができない。ユーザーにとっての「魅力的価値」はユーザーの本質的欲求から開始するデザインアプローチによって創り出すことができる。

    従来の開発では、完成度の高いプロトタイプを作るために時間とコストを必要とするため、大きな仕様変更や修正もできず、開発日程の関係で妥協を余儀なくされるケースも多かった。

    ビジョン提案型デザイン手法では、シナリオを作成する各階層に「視覚化」と「評価」のフェーズを設け、早い段階から「勝ち筋」を見出し、効率的かつ効果的に企画提案をまとめることができるように...

  • ビジョン提案型のデザイン手法をまとめた本。
    戦術。
    顕在化と潜在化の問題解決手法。
    エクスペリエンスビジョンの時代とも。

    結局は戦略次第だろうが。

  • ユーザの潜在的な要求を導き出して新たな価値を提供する「ビジョン提案型デザイン手法」のプロセスが書かれています。各プロセスで作成する表のテンプレートとサンプルが載っているので、すぐに試せるのがいいと思いました。ただ、テンプレートを埋めるための作業内容はそこまで詳しくに書かれていないので、他の本で補う必要がありそうです。

    文章は同じような内容の繰り返しがあったりして読み難かったのが少し残念。

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著者プロフィール

山崎和彦 (千葉工業大学教授)

「2014年 『人間中心設計の国内事例』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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