明るい部屋―写真についての覚書

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制作 : 花輪 光 
  • みすず書房 (1985年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622004899

明るい部屋―写真についての覚書の感想・レビュー・書評

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  •  かつて確かにレンズの前に在ったもの。一瞬間を引き留め、切り取り閉じ込めたもの。
     記憶の中の思い出はいつだって今の自分と繋がっている。けれど、写真のなかの過去は、切り出された時点で私から離れてしまう。
     それは、一時停止のまま時を止めた、平板な「死」そのもの。そこに何かを新しく付け加えることは(本質的には)できない。
     
     写真は「事物がかつてそこにあった」事実を明白に証明するだけでなく、「それはすでに死んでいる/これから死ぬ」という事実をも暗示しているのだ、という著者の言葉が、とても印象に残った。

  • 狂気をとるか分別か?「写真」はそのいずれも選ぶことができる。

  • 参考文献にしようと思ったけど、ほぼ私小説という感じ。
    母を失った著者の悲しみがひしひしと。。。
    1985年発行のものの装丁が素敵だったのでこっちを登録。

    写真とはかつてそこにあったもの。
    意味としては嘘をつくけれど、存在した事実としては嘘ではない。

  • 学生時代に読んだ本を再び読んでみようと思って手に取ったのですが、学生の頃感じたよりもずっと感傷的な写真論だなぁと思いました。永遠に失ってしまった母への純粋でひたむきな愛情を母の写真を通して再確認し、訴えているような、切なくなる文章でした。

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