<東>ティモール国際関係史

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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622033837

作品紹介・あらすじ

「東」ティモールは、国際関係のホットな焦点の一つである。しかし、このポルトガル領の島を、太平洋戦争中の4年間にわたり、日本が武力占領していた事実は意外と知られていない。真珠湾攻撃の2ヶ月前、日本は「東」ティモールの首都ディリに総領事館を、ほぼ同時に南洋群島の中心パラオとディリを結ぶ航空路を開設した。戦前期日本の「南進」政策の主流からは視野の外にあったこの地域でのにわかな動きは、インドネシア東部の海域、オーストラリアの北部沿岸をにらむその地政学的位置にあったことは確かである。この日本の脅威に対し、関係各国はどう対応したか。著者は日本・欧米の文書を駆使し、20世紀前半のアジア太平洋地域をめぐる列強と、日本の「南進」との確執の歴史を見事に描いている。

著者プロフィール

1943年生まれ。早稲田大学名誉教授、(公財)小笠原協会評議員。近年の著書として、『近代日本の「南進」と沖縄』(岩波書店、2015年)、『「南進」する人びとの近現代史――小笠原諸島・沖縄・インドネシア』(龍溪書舎、2019年)、「日本の南進と大東亜共栄圏』(めこん、2022年)。

「2022年 『なでしこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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