デュシャン大ガラス: と瀧口修造シガー・ボックス

著者 :
  • みすず書房
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (34ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622042426

感想・レビュー・書評

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  • 「大ガラス」越しに室外の噴水が見えるカットが、とても印象的でした。
    フィラデルフィア美術館の一室、「大ガラス」が展示されている部屋の空気を、繊細にダイレクトにに伝えている写真。
    触れていないのに触れているような、まるでその場にいるかのように思わせてくれる、強烈な写真だと感じました。
    この本を通して奈良原さんの感動を追体験したら、本物の作品に会いに行きたくなってしまう。
    そんな素敵な一冊でした。

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著者プロフィール

1931年福岡生まれ。1959年早稲田大学大学院(芸術学専攻)修士課程修了。在学中の1956年に、初めての個展「人間の土地」が大きな反響を呼び、写真家としての活動を始める。1959年、東松照明、細江英公、川田喜久治らとセルフ・エイジェンシィ「VIVO」を結成(1961解散)。その後、パリ(1962-1964)、ニューヨーク(1970-1974)と拠点を移しながら活動。1974年帰国後も世界各地を取材し、多数の展覧会を開催。写真集も数多く出版し、国際的にも高い評価を受ける。
主な個展に、「Ikko Narahara」ヨーロッパ写真美術館、パリ(2002-2003)、「時空の鏡:シンクロニシティー」東京都写真美術館(2004)、「手のなかの空 奈良原一高 1954-2004」島根県立美術館(2010)、「王国」東京国立近代美術館(2014-2015)など多数。

「2019年 『王国 Domains』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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